魔法の夜: 竜宮ホテル (徳間文庫)/徳間書店
¥659
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不思議で優しいあやかしたちとの暖かな時間が過ごせる竜宮ホテル、第2巻。
今回はクリスマスの奇跡と、愛理ともう一人の少女の哀しい過去と、信じたい未来の話。

新キャラが続々登場ですが、今回も出る人出る人
優しくって強くて、でも脆くて悲しくて、幸せになってほしくて癒されましたー!

クリスマスパーティで出会ったダンディなホラーアクション作家、安斎先生。
世界的な子役だけど、育ったサーカスを想う寂しさをまとう女の子キャシー。
不慮の事故で亡くなった元アイドル、ことりちゃん。
いろんな人の過去がつながり、優しい未来に導かれそうな予感でした。

安斎先生のお年を召したツンデレ加減にはにまにましました。
辛口のなかに、寅ちゃんが実はかわいくてしかたないという愛情と、
作家としての嫉妬、というかジェラシー(意味同じですがなんとなくこちら)が見えて、
魅力的なおじさまです。
しかも褒められてうれしくて仕方ないところをぐっとこらえてたとか。
なんだこの人かわいい。

愛理ちゃんの過去も辛かったなあ…いじめられていたのも辛いですが、
実の母が…というのが苦しいです。
実の親子だからこその憎悪というのは他人よりもずっと激しいんだろうなと思いました。
愛理ちゃんは絶対幸せになるべきです!!

ことりちゃんも早く生まれ変わっておいで、そして響呼さんと寅彦さんの娘に生まれてきて!!
(むちゃくちゃ言ってますww)

薄桃色の暖かくていい香りの空気に包まれた気分になる作品です。
もう大好きww続刊が読みたいと思います!!


しかしひなぎくちゃんのドレス姿…表紙の遠田先生の絵で見たかっあああああ!!
絶対可愛い。想像しただけで可愛かった。


【過去感想】
 竜宮ホテル



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