悪魔の手毬唄 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥740
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やっぱり角川文庫さんの横溝シリーズは迫力があっていいですねえw

というわけで古典名作ミステリー読了です。


岡山と兵庫の県境の山奥に位置する鬼首村。

旧知の磯川警部の勧めで、ここに休暇へとやってきた金田一耕助。

おりしもその村出身のスター、大空ゆかりが帰郷することで村はお祭り騒ぎだった。

だが、その晩村の名家の娘が惨殺される。

その遺体は異様な風体をさらしていた。


そして事件はさらに続く。

金田一は捜査するにつれ、事件に十数年前の殺人が絡んでいること、

遺体は鬼首村に伝わる手毬唄になぞらえていることに気づき…。


ちょっと村の中の人間関係の把握がしんどかったですが、

事件が起きてからは結構いいペースで読めました!

田舎のさびれた村のおどろおどろしさと、殺される娘たちの美しさ。

横溝先生の魅力満載です。


また、あるトリックが非常によくきいています。

これは伏線張られてますがわからなかった。


ただ手毬唄を知るのがちょっと遅く、やや面長な印象がありました。

そのせいで金田一耕助があまり役に立っていないように見えて;;

可愛いけどちょっと惜しいとこもありますね。


でも楽しかったです!


次の横溝先生は「悪魔が来たりて笛を吹く」です。

ほんとタイトルのセンスも半端ないww


【金田一耕助シリーズ 過去感想】

 夜歩く





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