気付けば5月も今日で終わり。
またまた遅くなりましたが、発売中のLARME022号のシネマイラストの
お知らせです。
今回は、キュートなファッションと心地よいポップミュージックで、
青くて甘酸っぱいミュージカル・ムービー「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」
について描きました。
LARME 022号 cinema fashion room vol.14 ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール / God Help the Girl
劇場で見た初見では、ヒロインのイヴはファニーフェイスで、
小悪魔的でちょっと自分勝手でズルい女だな~という印象があって、
あまり好きなタイプとは言えませんでした。
しかし、今回描く為にDVDで見直して少し印象が変わりました。
クセのある顔で一般的な美女タイプではないけど、彼女の特徴を
捉えながら描き進めるうちに、色白の肌と小柄で華奢な感じが可愛い
と感じるようになり、キャラクター的には情緒不安定な性格だけど、
弱さを乗り越え前進しようとする強さが芽生えたように思えました。
お人好しのジェームズを弄んでる感は否めず、可哀相な気もするけど、
彼とはベクトルが違うから仕方ないのかなーと感じました。
監督(ベルセバのスチュアート・マードック)の理想のサブカル
女子像を描いた作品なのかなとも思ったりもしますが。。
今回描きたいファッションが多過ぎてだいぶ絞って描いたけど、
イヴのバイト先のカフェのユニフォームや体操着やジェームズの
ランニングウェアなど、スポーティーなスタイルもキュートだし、
脇役のキャストたちのファッションも可愛かった。
ダンスホールで踊ってた50’sファッションの女子や、
イヴの幻想状態で踊るトリコロールファッションのバレリーナなど。
バンド仲間キャシーのカンカン帽に編み込みヘアが可愛かった。
ちょっと赤毛のアンぽい雰囲気。
いつも口がポカンと開いてて、前歯と口元がうさぎやビーバーのような
アニマルフェイス。
天然ですっとぼけた表情やイヴを慕っていて素直で可愛げがある子。
イヴもプリッとした唇にキャットアイライン、ボブヘアで描きやすかった。
インスタグラムでも書いたけど、イヴがイチャつくバンドマンの
イケメン・ボーカルが「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」の
少年モモ(ピエール・ブーランジェ)と後で知って、随分雰囲気が
変わっていてびっくり。
あれから十年以上経ってるので成長してるに決まってるけど、
あんなに小さかった少年(↓)が想像以上の高身長になり、今回何故か
スウェーデン人設定で(フランス人のはず)全然気付かなかった。。
「イブラヒムおじさん~」随分前に見て(しかも途中寝たような記憶が…
イザベル・アジャーニがカメオ的に出てたのは覚えてる)久しいので
また見てみたくなりました。
左上から時計回りで、DVD、CD、パンフ、DVDのディスク。
DVDはレコード盤ぽいディスクにミニブックレット付き。
劇場パンフもEP盤風。昔から正方形のパンフって好きで買ってしまいます♩
次号は、クラシカルなリゾートファッションがかわいいシネマです。
7月17日発売予定、次回もお楽しみに!