芥川賞を取らなかった名作たち (朝日新書)/佐伯 一麦
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■「芥川賞を取らなかった名作たち」■
ほ(゜0゜) ん(゜-゜) だ(゜□゜) まー!!(≧▽≦)
■第二十一回書評ブロガー勝手にインパク本レビュー■
今日の仕事に役立つコトバ
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本文より「気になるコトバ」の抜粋です。
あなたをキラッと輝かせて、一目置かせる
今日の仕事に役立つコトバ
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■第1章 太宰治「逆行」(第一回候補作 昭和十年上半期)
今とは医療や栄養事情が違いますが、昔の作家は四十の坂をかなり意識していたと思います。嘉村磯多や芥川龍之介、葛西善蔵、国木田独歩、斎藤緑雨などは四十前後で亡くなっていますし、太宰も彼らの死を強く意識していたと思われます。太宰という作家は、思春期や青春期といった、言ってみれば、二十の坂を描く作家として読まれることが多いのですが、四十の坂にさし掛ったあたりで再読してみると、新たな魅力がある作家だと気付いたのです。(p14)
■第2章 北條民雄「いのちの初夜」(第三回候補作 昭和十一年上半期)
作家は誰でもそうかもしれないけれど、「書きたいもの」ではなく、「書かなければ生きていられないもの」を持っている。それは、戦争体験やこういうハンセン病の体験など、そういう極端な体験の重さだけじゃないと思うんです。今の世の中で生きにくいという思いだったりもする。(略)でも文学を書く人は、書かないことには苦しみから解放されないし、生きられない。それが作家というものではないかと、この作品を読むと思うんです。こういう精神的な理由が、私が「いのちの初夜」に惹かれる理由、この作品の魅力の一つです。(p42)
■第5章 小沼丹「村のエトランジェ」(第三十一回候補作 昭和二十九年上半期)
作者は何を書こうとしたのでしょうか。私は、同じ経験でも人によって見えることが違う、ということを書こうとしたのだと考えています。例えば戦争体験にしても、同じ出来事を経験しても、人によっては正反対に受け止めることもあります。そのように、人間というものは不確かなんです。
だからこの「エトランジェ」という言葉には、知っている人も、異邦人だ、という意味が込められているのだと思います。一緒に生活していても、必ずしもそれぞれの゛現実゛を共有しているわけではない。
■第7章 吉村昭「透明標本」(第四十六回候補作 昭和三十六年下半期)
この小説の一番のポイントは、<かれ>の使い方です。「彼」という代名詞は、漢字で書いてもいいのですが、ここでは<かれ>です。吉村さんの短編小説を読むと、この平仮名の<かれ>がよく出てきます。翻訳小説では三人称(He)を訳すときに「彼」と使いますが、多くの三人称の小説ではたいてい名前で書きます。「透明標本」が出る少し前、ヘミングウェイの『老人と海』の翻訳が出て、吉村さんは影響を受けたのではないかと思います。(p146)
■第10章 島田雅彦「優しいサヨクのための嬉遊曲」(第八十九回候補作 昭和五十八年上半期)
五感につながる話だと思うんですが、若くして小説を書くと、今はどちらかと言うと自閉的というか、一つの狭い世界に入っていく小説が多いと思います。例えば、綿矢りさの芥川賞受賞作「蹴りたい背中」もそうです。ご自身も自覚していて、自分は狭い世界のことしか書けないとおっしゃていました。そういう作品とは違い、「優しいサヨクのための嬉遊曲」は他人との接触を避けません。他人との接触を常に求めて登場人物は外に出かけていきます。そのために生じる居心地の悪さなどからも逃げない。目を背けない。そういうところがあると思います。
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今日はこちら↓の著書からでした。
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●目次
太宰治「逆行」
北條民雄「いのちの初夜」
木山捷平「河骨」と小山清「をぢさんの話」
洲之内徹「棗の木の下」
小沼丹「村のエトランジェ」
山川方夫「海岸公園」
吉村昭「透明標本」
萩原葉子「天上の花―三好達治抄―」
森内俊雄「幼き者は驢馬に乗って」
島田雅彦「優しいサヨクのための嬉遊曲」
干刈あがた「ウホッホ探検隊」
●アマゾンより内容紹介
太宰治、吉村昭、島田雅彦、干刈あがた……彼らはなぜ芥川賞を取れなかったのか。「私小説を生きる作家」として、良質な文学を世に問い続ける著者が、当時の選評を振り返りつつ、敬愛する名作たちの魅力を語りつくす。芥川賞落選史にみる、もうひとつの文学史。
第一回芥川賞選評で、「生活の乱れ」を指摘された太宰治。受賞の連絡を受け、到着した会場で落選を知らされた吉村昭。実名モデル小説を「興味本位で不純」と評された萩原葉子…。「私小説を生きる作家」として良質な文学を世に問い続ける著者が、芥川賞を逃した名作について、その魅力を解き明かす。
(ここまで)
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きょうのオススメ本魂!わたしのめぐり順なんとなくです。
わたしの本だな My Book Shelf.
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本魂!名古屋支部長ことSHINOさん。ブログカテゴリの読書日記・美人道と妄想記事は最高です。
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大阪でHappyReadingClubという読書会を主催しています。合言葉はこにゃにゃちわ!
読書会はアメブロで ⇒ http://ameblo.jp/happyreadingclub/
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みんビズ! でも書評書いてます!一週間の始まりに、酒を飲んで帰ってきて思うところをつらつらと書いていた記事に誤字がないのは私にとっては不思議。
本魂!~1冊の本から始まる想いの連鎖~ 本魂!主宰
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【営業のコトバ屋】本の抜粋使えるコトバをあなたに!
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わたしです!今週、村林さんに、キャッチコピーつけて頂いて、うっきうき。
【ひとこと】
連休中に読みます!という私の選書は・・・3冊
1冊目!
- ちょりママの1食198円で作れるおかず (みんなのレシピ)/西山 京子
- ¥1,000
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↑いつもお世話になっているコスモさん からご縁を頂いて♪購入しちゃいました。実にレシピ本はおそらく10年ぶりの購入かも・・・いや十数年ぶりかも
ちょりママさんのブログは「ちょりまめ日和」
http://ameblo.jp/chorimamebiyori/
2冊目!
- ¥1,500
- Amazon.co.jp
↑お友達のカリメロさんの記事にて
http://ameblo.jp/ikkyuusan0429/entry-10391104581.html
入手してしまいました・・・すっごく良書です。子どもにも必ず読ませたい一冊です。
3冊目!
- だから人は本を読む/福原 義春
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
↑まだ入手しただけで、一切開いてません。やはり黒の装丁。現在わからないけど「黒装丁」に手が伸びる私です。
読書ってかっこいい!
やっぱり本が好き!
次の更新は11月24日(火)あさの予定です。
よい連休を!
↓たのしんでます!ブッククロッシング。
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