狭い足元に潜り込み、クラッチペダル取り付け部、ボルトの緩み確認、異常なし。ボンネットを開け、エンジンルーム・バルクヘッド部のボルトの緩み確認、異常なし。想定していた不具合箇所には何ら問題ありませんでした。
クラッチワイヤー自体の問題でしょうか?再び車内足元に潜り込み、試しにワイヤーの露出部分にワコーズの潤滑剤「ラスペネ」を噴射してみました。ビンゴ。ワイヤーのオイル切れによる不具合でした。異音解消、踏力も軽くなり、車も私もストレスから解放されました。めでたし。
今日は寒くもなく暑くもなくオープン日和。久々に屋根を開放し、ドライブすることにしました。向かった先は潟上市某所の八郎潟に注ぐ河口の漁港です。ここで某君がブラックバス釣りをしていることを事前に知っていましたので、表敬訪問がてら見学します。
現場到着、周囲の田んぼは、温暖な好天のせいか田植えの真っ盛りでした。今日は異常なほど空気が良く澄んで、白神山地、森吉山、太平山、男鹿三山、寒風山が手に取るように見えています。鳥海山もくっきりと見え、先週登山したときもこんな感じだったら、なぼかもいがったのになと悔しく思ったのでありました。

「メガネの平川」の偏光サングラスをかけ、絶妙な竿さばきで漁港内の狭い杭の間にルアーを落とす某君。すぐにリールで釣り糸を巻き取り、あたかも魚が泳いでいるような動きをするルアー。手元にたぐり寄せては再び水中に投げ入れる動作を繰り返します。

私の持っていた「釣り」のイメージ、小さな折りたたみ椅子に座り、竿はY字型の置台に載せ、魚がエサを食べるまでのんびり待っている、という感じでしたが、全く違いました。バス釣りに勤しむ某君は上記動作を繰り返し、マメにポイントを変え、一瞬たりともじっとしておりません。まるでスポーツです。
なんだか楽しそう。私も挑戦してみたくなって、彼の予備の竿一式(RYOBI CRSイクシオーネ/CASPRO/スピナーベイト)を拝借し、初のバス釣りチャレンジしてみました。
まずはリールの使い方のレクチャーを受けました。車と同じ、クラッチON/OFFで、糸の放出・停止をコントロールするとか、親指で糸の出方を微調整するだとか、なかなか難しそうです。こういうのは、理論より実践が大事ですので、まずは一投してみました。
当然、何も釣れませんでしたが、ルアーが水中を泳ぐときの腕に伝わる抵抗感が凄く楽しいです。続けて何度も投入。不器用な私でも、一応カタチになっているようです。もしかして天才?といい気になっていたら、ルアーを長い杭に引っ掛けてしまい、焦っていると、某君が駆けつけ、「よくあること」と強引に釣り糸をブチッと引っ張り、ルアーをそこに置き去りにしてしまいました。
彼は「気にしないで下さい」と言いつつ、次に彼は遠投用の思いスピナーベイトを付けてくれました。投げ入れること数回、今度は重過ぎて沈み過ぎ、水底の何かに引っ掛けてしまい、またもそこに置き去りにしてしまいました。彼にとって「天災」のような男です…私は。
彼はまたしても「気にしないで下さい」と言いつつ、今度はクランクベイトという軽いルアーを付けてくれました。何度も同じ失敗を繰り返せません。いくら温厚な彼でも、そのうち爆発し、私をミンチにしてコマセにしかねませんので、無茶せず3m程度までしか投げ入れないようにしました。
釣りの最中、リールに巻き付いている糸がたるむ現象「バックラッシュ」が起こりっぱなしでした。これは糸を押さえる親指コントロールが出来ていない証拠で、素人には起こりがちなことらしいです。それを修正するため、釣り時間を大幅にロスしてしまいました。指クラッチをマスターするには時間がかかりそうです。
そんな感じで釣りすること約1時間30分、釣ったのは80cm級のロープの切れ端のみで、吉田栄作風に言えば「ノーフィッシュでフィニッシュ」でありました。ちなみに朝から釣っている某君も、そばにいた彼の釣り仲間も、その時点で釣果ゼロでした。まだシーズンインには早く、またここ数日の天候具合で、釣れなくて当たり前みたいな日とのことでした。

残念ながら、魚は釣れませんでしたが、竿をさばきルアーを飛ばす行為の実に楽しいことを知りました。。さらに、釣れたら楽しさは何倍にも跳ね上がることでしょう。今まで脳の「釣り」に対する好奇心の、切断されていたクラッチが繋がってしまったみたいです。今後暑い日が訪れたらまた御一緒させて頂き、熱くなりたいと思ったのでした。
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