これがとりあえずは最後です。


郵政民営化が必要と考えるのであれば、何故これほど借金がかさんだのか?を自分できちんと把握する必要があるでしょう。そして、民営化後の郵便事業がどういう形になるのか、明確なシミュレーションも必要でしょう。

も郵政民営化には賛成していますが、先日ある番組を見て改めて難しい問題だなと感じました。深夜の枠で、確か9月に関東で放送されたものだとキャプションがついていました。

福島県のある村に焦点があてられます。郵便局員は家々を1軒1軒回りながら、世間話をしたり、昼ごはんを一緒に食べたり、おばあちゃんをクルマで送ってあげたり、実に地域に根ざした、密着した姿が映し出されていました。民営化されて利益追求が社是となれば、当然真っ先に廃止されるであろう赤字局なわけです。「これ食べて行きなよ」と新人の局員ににこやかに果物を差し出すおばあちゃんの姿は、失われつつある日本の「古き良き田舎」の姿でした。郵便局がなくなったら、あの人達は真っ先に途方に暮れるでしょう。


民営化推進派の意見はこうです。かなり大雑把ですが、借金を減らす必要があって、民営化が必要。赤字局がたとえあっても存続させる、と。しかし、どういう方策をとって、それを存続させるのかに関する説明が不足している気がするのです。

また反対派の意見はこうです。これも大雑把ですが、民営化すると過疎地が切り捨てられる事になるから反対。しかし、では溜まりに溜まった借金をいったいどうするのかに関する建設的な案が出ていない気がします。

つまり、どちらにも一長一短がある筈なのに、お互いに長所ばかりを強調している。短所はお互いになおざりにしたまま。そうして、小泉政権の戦略に目を奪われてしまい、郵政問題の本質議論は突き詰められる事がない。僕はどちらがいいのやら、もうわからなくなってしまいました。


杉村太蔵氏はまだまだ全く持って稚拙な26歳です。ベテラン議員は口々に「次の選挙が終わればいなくなる人材」だとのたまいます。そう言った人たちに目にもの見せて欲しいですね。彼は4年間で2億円ものお金を受け取るのです。その金額に見合った仕事は、4年たってもとてもとても、絶対に出来ないと思います。それだけのお金を受け取るわけですから、少なくとも最低でも次の選挙までに最低限の政治家の資質を身に付けて、そして再選しなければなりません。で、願わくは次回当選して・・・8年後・・・もう1回で・・・12年後・・・16年後くらいには、まともな政治家になって欲しいです。それでやっと42歳ですよね?16年くらい猛勉強すれば、それなりにはなるんではないかと。そこから優秀な政治家を目指して欲しいです。彼の言動や文章を見る限りにおいて、新人の(善良なる)政治家をゼロとするならば、今の彼は16年分マイナスです。


重ねて言いますが、彼は1ヶ月につき、約400万円受け取って、それに留まらずに様々な議員特権を持ちます。許せないと言ったところで始まりません。もう遅いです。

だから尻を腫れあがるほど叩かなきゃいかんのです。

勉強しろ!見合った仕事しろ!とみんなで言い続けなければなりません