バンクーバーではきっともっと

トリノオリンピック閉幕しました。テレビ朝日で総集編をやっていましたね。主役はやっぱりゴールドメダルな舞いを演じた荒川静香ですが、他の惜しかった選手も結構出ていましたね。

荒川静香のフリー演技はもちろん、上村愛子の「コークスクリュー720」ももう一度見れてよかった。「日清オイリオ」のCMを見たら出てますが。どこか外国(NBCだったかな?)の記者が、「『イナバウワー』には荒川の名前をつけてもいいのではないか」なんて、「もっと声を張り上げて言ってくれ!」的なコメントをくれてましたね。それにしてもどういうわけで、あれは「イナバウワー」なんでしょうか?もっと前にどこかのイナバウワーさんがやってるのかな?

くりーむしちゅー有田のお馬鹿ぶりは、まぁそういう役回りだからあれはあれでいいんだろうけど、やや邪魔な印象を受けました。で、カーリングの話題になった時、松岡修造が何やら失礼な事を言ったようです。カーリングの練習風景が紹介されてて、それについて「もっとまともなトレーニング法はないんですか」とか?言ったような気がします。僕はその風景を見逃して、何を見て言ったのかわかりませんでしたが、小野寺選手がややむっとしてました。競技に関して知らない者が軽軽しく言うのはよろしくない。傍目からは簡単そうに見えるんだろうけど、たぶん非常にミクロな闘いをやってるはずです。時間が限られているし、どれほど大変な競技なのかを素人には説明できなかったろうと思われますが、小野寺選手、きっとあとで「シュウゾウむかつく!」って言ってたんじゃなかろうか。彼は「勢いが売り」でもある事だし、気にしないで頂きたい。


上村愛子が言ってます。

「出るからには勝ちに行かないといけない。まだまだです。」というような事を。

「自分の全力を出し切ればそれでOK」であるなら、たぶん上村はやりきっています。本番でもガッツポーズを見せ、充実感が滲んでいました。しかし結果は5位。メダルに届かない。フィギュアの村主もそうです。満足の行く演技が彼女にはできたのです。しかし4位だった。選手はみんな精一杯やってるんだから、全てを出し切ったのならそれでいいではないかという考え方では、実はいけないと思うのです。日本代表として出るからには、限りなくメダルに届くものでなければいけない。じゃないと、選考会の存在意義はないのです。出た人が全力でやりきれば「それでいい」し、「メダルはなくても構わない」のなら、趣味でやってる人が出たって構わない事になる。日本代表として誰を送り出すかを選考する時点で、すなはちメダルが求められているのです。

ドーピングなんて言語道断だし、失格だとか、調整の失敗で全くの不本意な結果に終わるなんてのは、実際はずかしいことと言える。言うほど簡単な事ではないけど。

個々の選手はもちろん懸命に練習を積んでいるわけで、実際、4年後のバンクーバーではたくさんの笑顔が見たいから、しかるべき機関にはしかるべきバックアップ体制をきっちり取って欲しいものです。


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え~と、昨日の続きです。

あらすじを書くつもりはやっぱりないので、大雑把に流します。

奥寺は転落した北澤を探しに向かうが、骨折してまともには動けず体力的にも限界の状態にある北澤を探すなど容易ではない。悪天候の為に無線が途切れ、スタッフも二人共に絶望かとあきらめかけた時、鬼のような形相で目を見開いたまま奥寺は戻ってきた。一人だけの生還。

帰国後の記者会見で、「北澤の転落原因は何ですか」と問われる。ヤシロ側はこれから究明しますと(確か)答えるが、直接マイクを向けられた奥寺は友の名誉の為「カラビナが壊れたんだと思う」と答える。北澤が初歩的なミスをするわけがないと言い切るのだ。ちなみに、カラビナとは命綱をつなぐフックの事で、これが壊れたのだとしたらどんなベテランでも転落は避けられない。この奥寺発言が大いに物議をかもす。

ヤシロとしてはたまったもんではない。K2プロジェクトを成功させて業績を伸ばす算段が、プロジェクトが失敗に終わって犠牲者を出したばかりか、自社製品に欠陥があるとまで取られ兼ねない発言。

以下、ドラマは発言の「撤回を求めるヤシロ」と「友の名誉を死守する」奥寺の裁判になだれ込む。この裁判では、カラビナを提供したヤシロ側に「落ち度はなかった」と証明する為、周囲の人たちを傷つけるドラマが展開される。現場には奥寺と北澤の二人しかいなかった。奥寺が単独登頂を目論んでいなかったのかとか、骨折した北澤は自殺したのではないかとか、北澤と美那子の不倫が暴露され、更にカラビナの耐久テストの結果がヤシロ側の主張どおりに示されると、奥寺は次第に窮地に立たされる。係争中、ヤシロ側は示談に応じるよう奥寺を説得にかかるが、彼は頑なに拒否する。そんな中、奥寺は次第に美那子への思いを募らせ、美那子もまた、奥寺に傾いていく。


で、・・・結局は約1年後か?北澤の遺体が発見され、残されたメモから真相が明らかになる。北澤は奥寺の足手まといになるのを嫌い、かつてK2行きを決めた日に取り交わした約束である「俺がぶら下がった時は迷わずザイルを切れ!」を守り、みずからカラビナを解いたのだった。奥寺が和解に応じ、裁判は終わる。奥寺は発言を撤回し、山岳雑誌に謝罪広告を掲載する。

全てを捨てて奥寺のもとに身を寄せた美那子だが、北澤の遺体が回収された途端、亡霊に悩まされる奥寺の姿を見て?夫の元に帰る決心をする。


このドラマで描かれたものは何だったのか?

山には魔物が棲んでいるというが、その魅力に取り付かれたものは友や愛する人をも犠牲にする事を厭わないということか?従って美那子に惚れた北澤も奥寺もクライマー失格で、そういう「クライマーである前に一人の人間だという」そういう部分だったのか?

或いは、ロマンがどんなに大きかろうと、大企業の存在の前にはちっぽけな感傷でしかないという「夢と現実のギャップ」なのか?山岳アドバイザーとして成功を収めていたかに見えた北澤が、奥寺に吐露する場面がある。「お前を助けてヒーローに祭り上げられた時、俺は苦しくて仕方がなかった。本当は、『俺はザイルを切ろうと考えていたんだ』『ヒーローなんかじゃないんだ』それをお前に言いたくて、でもずっと言えなかった」マスコミの前ではヒーローでいた方が収入は安定する。それは友人を利用した形であり、しかし資金面でのバックアップがなければ難関に挑戦するという夢の実現もままならない。現実は厳しい。


僕が思ったのはこうだ。

太宰治の「走れメロス」を持ち出すまでもなく、友を信じるという友情は崇高な精神だと言える。打算でなく、施しでなく、依存でもなければ利用でもない。ただ純粋に信じる事。奥寺は北澤の技術を信じたから「ミスはなかった」と言い切り、彼の言葉を信じたから「美那子の為にも自殺はあり得ない」と考え、北澤の男気に惚れていたから「名誉を守り」通した。しかしながら、その『崇高な精神』は周囲に様々な波紋を呼び起した。ヤシロの業績に影響を与え、美那子のプライバシーを暴き、カラビナ製造を請け負う美那子の兄の生活を脅かした。裁判の為に、ベースキャンプにいた奥寺の先輩に偽称をさせる結果を招き、ヤシロが強硬手段に及び、奥寺の雇用主は仕事を干され、自らも生活苦に陥る。いい事などひとつもない。


では、奥寺は記者会見でただ黙っていればよかったのか?

「わかりません」とだけ言えばよかったのか?たとえそうでも、いずれヤシロは落ち度を認めず、そうなれば北澤のミスが原因だとされただろうしすると黙ってはいられなかったはずだ。

北澤は手記に書いている。「K2から戻ったら山を降りる」と。「本気で愛する人ができたらクライマーは山を降りるしかない」と。しかし、死の危険と隣り合わせにある難関に挑む『崇高な精神』にこそ女は惚れるのだ。逆に、自分の生きがいであるネイルサロン経営に打ち込み、美しく輝いている美那子にこそ男も惚れた。

そういう風に考えていくと、この作品は非常によく出来ていると思う。原作は読んでないから、ドラマ版では当然違う面もあるのだろうが、ある意味ドラマの中での『崇高な精神』に酔った。もし現実にこれと同じシチュエーションがあったら、大半の、いやほとんどの人が現実に流されるはずだ。とすれば、作り事のなかにしか『崇高な精神』はないのか?いや、そんな事はない。最後に北澤の死の真相を教えてくれたではないか。北澤は『崇高な精神』によって自ら命を絶っている。奥寺の思いはちゃんと共鳴していた。「あいつとのザイルは切れてない!」のだ。奥寺が亡霊に悩まされたのは、『崇高な精神』がずたずたになっていて、もう押し潰されそうになっていたからだ。北澤が信頼に足る男だった事を知って、逆にパニックに陥ったのだと思う。

現実はドラマのようには行かないが、誰の胸にも『崇高な思い』は宿っている。ちゃんと奥寺を引っ張り上げた(「信念を貫いた孤高のクライマー」なる記事)結末は、どろどろとした現実の沼にはまりかかっていた奥寺をすくい上げてくれた。

金銭欲に任せて拡大幻想に取り憑かれ、自己の欲求をひたすら満たそうとする風潮。社会との関わり合いの中に個があることはほとんどないがしろにされている現代。


奥寺の精神を忘れたくはないものだと思う。そういう「きれいごと」ではご飯は食べられないし、もちろん煮ても焼いても食えないが、人として、そのカケラくらいは持っていた方が人間らしく生きられるという気がする。

静香の金メダル旋風!

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う~む。金芽米ってうまいんだろうか。食べてみたい。

金メダルを獲る前からCMは見ていて、どんなんだろうと思っていた。それに、フィギュアの選手は演技の時には化粧が厚いからなんだか(そのせいで)けばいんだが、このCMではナチュラルなメイクで、彼女の当たり前の24歳の表情が見れて、いい。ご飯も本当においしそうに食べてるし。

さて、荒川静香はアイスクリームが大好物なんだそうで、では今度CMとして登場するのは何アイスクリームでしょう?ある意味で日本を救った人なんだから、この際だぶって出ても構わない気がする。まずはロッテかな?で、世界一なんだからハーゲンダッツ?


それと、この記事。↓


≪フリー使用曲が急浮上6位≫

荒川がフリーの演技で使用した曲はイタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニの遺作オペラ「トゥーランドット」。荒川バージョンは、このオペラの名旋律の数々をバイオリン・ソロにアレンジしたアルバム「“トゥーランドット”のヴァイオリン・ファンタジー」に収録されている。英国の女性バイオリニス、ヴァネッサ・メイの演奏で、CDリリースは97年。廃盤にはなっていないが、現在製造は行われておらず、メーカー在庫もない状態だった。このため同CDの米国盤は24日、インターネットの通販サイトでクラシック・チャートの6位に急浮上した。

(スポーツニッポン) 2月25日6時4分更新   より抜粋


この記事内のヴァネッサ・メイだ。僕はこの名前にピンと来た。この人のCD、俺持ってるぞ。ヴァイオリニストとしてどの程度のものかは知らんが、少なくともいい音、いいメロディ。一時期散々聞いてた。で、ごそごそ探してみたらば・・・違うやつだった。僕のは「ヴァイオリン・プレイヤー 」だった。あ、そう。でも曲はかなりよいです。時々頭の中で急に鳴り出す。

「♪ふぁらら~ん、ふぁらららら~ら~♪ちゃ~~ら~ら~ら~ら~たらたりらりら~ら~んら~ん♪」

・・・って、なんだかわからんよね。


荒川金芽米


これが金芽米だそうで。確かに横に金の芽が見える。

金芽米

あらすじを追うつもりはないが、大雑把に流す。

北沢(山本太郎)は登山用具のメーカーである「ヤシロ」とアドバイザリー契約を結んでいる。一介のクライマーである北沢が強力なメーカーのバックアップを受けているのにはある理由がある。過去に、無二の親友である奥寺(玉木宏)との登山の折、奥寺が滑落しかかった事がある。その時、北沢は自らも滑落するというリスクを背負いながら友人のザイルを決して切ろうとはせず、二人共に無事生還を果たした。この武勇伝は北沢を英雄に祭り上げ、そのヒーローたる彼に目を付けたのがヤシロだった。北沢は企業の広告塔として充分に機能し、そして彼もまた資金面のバックアップを受けることになった。

この一件以来、奥寺の方は単独での登攀(とうはん)を身上とする孤高のクライマーとして、山岳界でも稀有な存在となった。


ヤシロが社運を賭けた「K2プロジェクト」を立ち上げ、当然北沢が行くのだが、彼はパートナーに奥寺を指名する。奥寺は頑なにそれを拒むが、「もし俺があの時のようにぶら下がったら、迷わずザイルを切ってくれるか?」との問いに北沢が「切る!」と答えた事で、奥寺はK2に共に行く事を決意する。

難関とされる頂上を制する事は登山者としての「ロマン」であり、しかしそれは同じだけの「死の危険」が隣り合う。お互いに、唯一無二の親友を失うことなく、協同して登頂を成功させる事を誓う。


ところで、北沢には愛する女性が近くにいた。ヤシロの社長夫人である美那子(鶴田真由)だ。明らかに倫理に反するが、「あれは一度だけの過ち」と捉えていた美那子の思いに反し、北沢の方は本気だった。北沢は「K2から無事戻ったら美那子さんを僕に下さい」とヤシロ(石坂浩二)に言い放つ。ヤシロはまともには取り合わない。彼にとってのプライオリティはK2プロジェクトの成功にしかない。

北沢が美那子に思いを寄せている事は奥寺の耳にも入っていた。そして美那子を一目見たときから胸が騒いでいた奥寺もまた、秘めた思いを抱いたままK2へと向かう。


山の天気は移ろいやすい。頂上まで近い場所にまで来たところで登頂の決行か撤収かの決断が迫る。そこで資金提供をする企業側の論理も働き、天候条件としては不安定を承知で、二人は山へ向かう。

途中で起きた雪崩に巻き込まれ、北沢が足を骨折してしまう。このまま頂上へ向かう事は無理と判断した奥寺は、北沢を「氷壁のない迂回ルート」から下山させようとする。これは下ろしたザイルに繋がっているとはいえ、北沢は使えない足を引き摺ったまま上半身だけで耐えなければならない。懸命に友を励ます奥寺。しかし、突風なのか何なのか、北沢は不意に悲鳴と共に猛吹雪の中に転落してしまう。


うぅ~。

あらすじを書くつもりじゃなかったんだが、ドラマを観てない人には何のことかわからないし・・・終わらない。

ここでいったん切ります。続きはまた。

耳の穴

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2月21日 に病院に行った。その日の記事に書いたように、左の耳に痛みや違和感があって、診てもらっていたもの。その日は、2週間前の初診から、その後の経過を報告する為だった。どんな症状だったのかについては、2月7日の記事 をご参照下さい。


ひと通り僕の話を聞き終えた医師は、まず「聞こえの検査」をしてみましょうと答えた。正直言って、聞こえに問題がないのは自分でも解っているし、その後、ではどうしてもらえるのかが問題だ。

聞こえの検査は、恐らく誰もが一度くらいはやった記憶があるのではないか。検査室に入って、機械の前に座り、ヘッドフォンをつける。手には大きめのボタンが付いたリモコンスイッチ風。

「聞こえたらボタンを押して、聞こえなくなったら離して下さい。じゃぁ右の方からはじめますね」

ツーーツーーツーー・・・よしゃっきた。スイッチオン!

プーープーープーー・・・むむっ。スイッチオン!

音が変るたびに、機械をいじるカタカタ音みたいなのが伝わってくるせいもあって、正直ちょろい。ゲームをやってる感覚だ。実はややフライング気味に押す時もあったりして。

「はい、結構で~す」

「ひょっとして・・・前よりよくなってません?」

「いや、変んないです。正常範囲内です。」

ちぇっ、そっけない。


投薬してもらった薬を飲み始めてからずっと下痢をしていたこともあり、「じゃぁしばらく薬をやめて様子をみましょうか」と医師はおっしゃる。兼ねてから希望していた点滴については、「聞こえに問題がない時には点滴はやらないんですよねぇ」

「点滴をするほど悪くはないという事ですか?」

「ええ、そういうことです。・・・聞こえには問題がないし。」

聞こえに問題がなくっても、違和感は消えないのだ!何もしてくれないのか!それで終わりかいっ!実際にはもう少し食い下がったりもしたんだが、結局は「様子を見て下さい」で終わった。

わざわざ「2時間睡眠の身体」を引き摺って診察してもらったのに、貰った薬で2週間下痢に苦しみ、症状は全く変らずだ。「じゃぁ薬をやめて下さい」だと。てめぇが出した薬だろうがっ!なんじゃそりゃ?行かない方がよかったよ。帰りの車の中で、僕は「あほくさぁ」とむかむかしていた。「なんなんだいったい!」とハンドルを叩きつつ「ぬぉぉぉぉ!」と叫んではみたものの状況は変りはしない。しかし、そこでふと考えてみた。


医者に診てもらう時は、身体の変調を元に戻す目的で行くのが通例だ。今回の場合ももちろんそうだ。ただ、症状としては、実は「悪いのかなんなのかよくわからない」ものではあった。悪いのだろうとは思うが聞こえに何ら問題はなく、じゃぁ一過性で終わるのかな?などと訝りながらのもの。従って、身体的なものだけではなく、むしろ精神的な不安の方が割合として大きかった

だから医師の診断の際に「あぁこれはいけませんねぇ。このままだと耳は腐っていきますねぇ」とか「おそらくあと1週間もしたら耳の穴は完全に塞がってしまうでしょう」などとは言われなかった事で救われた面は否めない。確かにそれはある。結果から見れば症状の改善がなかったとはいえ、「血流改善の薬」を投薬してもらった時にはほっとしたし、少なくともその医師に診てもらった意味はなくはない。結果として、すぐに何らかの手当てが必要なものではなかったという診断が下された。自分でも、悪いと言うよりは「あんまりいい状態ではない」程度の認識にとどまってもいる。

そうであれば、自分で出来る「体調改善の努力を少しでもやるしかないな」という結論に至った。


おそらく、僕の中には何かの虫が潜んでいるのだ。耳の穴より小さな虫は、考えてみるといくらでもいる。蚊やハエやブヨ、アリやダンゴムシや子供のムカデ。ま、それは例えだが。なかなか運動不足の日常を改善する事はきついが、暇があればストレッチをして、繊維質の野菜をたくさん食べて、その1本のタバコを減らそう。身体のバランスが崩れそうだから座った時に足をあまり組まないようにして、部屋の空気もなるだけ入れ替えよう。布団を干すのもいいかもしれない。


死んでたまるか。

荒川静香の滑り。感動に打ち震えてしまいました。

す、す、素晴らしい!きれいで、完璧で、しなやかで、かつダイナミック!

ジャンプをひとつひとつしっかり決めて、練習でもみたけど、(出た!)イナバウアーからのトリプル・・・なんか連続ジャンプ!キレイにキレイに決めました。ひとつだけ、3回転―3回転を3回転―2回転にしたところで、これはSPの時もそうした部分。ちょっと失敗を恐れてクセついちまった感じでした。それでも(ジャンプの失敗を予想通りやらかした)コーエンを抜いてトップです。


これ・・・ほんとに氷の上なの?って感じです。

SPとのトータルで191点台だって!しかもパーソナルベスト(自己最高)を更新!

この時点でコーエンを抜いてトップに立ったァ!会場は本日はじめてのスタンディングオベーション!もう「湧いた」を超えて「興奮」してた!


そして、続いての演技は村主章枝。いつも通りの情熱的な滑りと、ミスのないジャンプ。かなりよかったと思います。


あ、スルツカヤ転倒!この時点で荒川の銀以上が確定してる。

これはひょっとして・・・金なの?


で、村主の演技中、解説の佐藤さんが「ここでもうひとつトリプルトゥループ・・・やった」だって、思わず。決めた。よし!ってな感じ。

だけど、思ったより点は伸びなかったなぁ。この時点で3位です。

解説の佐藤さんは、贔屓目だけど、スルツカヤより村主の方がよかったって。


おぉぉぉ!

荒川が金メダル!

あぁ村主は4位。でも素晴らしかった!


荒川静香が嬉しそう!両手をこんなこんな・・・やってる。・・・なんかわからないでしょうね。ぐーぱーぐーぱーみたいな事やってます。

いやいやいや。

明日(今日)からはテレビがこれでもかとやるでしょう。

とにかくおめでとう!おめでとう!おめでとう!

そして、ありがとう!


荒川金

村主4位

安藤美姫の果敢

「過去に生きる事は出来ないし、未来に生きる事も出来ない。でも、現在は未来を形づくる」

これはサーシャ・コーエンの好きな一節だそうだ。2月23日付け読売新聞に紹介されている。誰の言葉かは書いてない。だが、この言葉を、僕は安藤美姫にこそ聞いて欲しい。


安藤美姫の挑戦は終わった。4回転サルコーへの挑戦。完成度の低いその技に敢えて挑んだ彼女の果敢は素晴らしかった。世界中が見守る中で派手にしりもちをつくその瞬間は、もちろん「あぁ」だし、「うぅん」だ。しかし、この日のために練習を積んで、日本国民の期待を一身に背負い、その4分間にかける「心意気やよし」だ。


確かに、安藤の滑りでは「4回転をきれいに決めて」もメダルに届くかどうかで、既にSPの順位からして8位であり、メダル圏内ではなかった。それでも、この大舞台で100%の自分を出したいと望んだ結果だ。自分の武器にあくまでもこだわった懸命。

マスコミでの露出の高さから人気先行だった彼女だが、その「己の位置」を充分に実感、体感できた事だろう。

4回転を失敗したあと、更にジャンプの失敗が続いた。あとをきっちり決めていたら、もう少しポイントは出ただろうし、切り替えられなかった部分に精神面の弱さも出た。僕が思うには、ひょっとしたら「それでももう一度『4回転を飛ぼうか』と考えていたのではないか」などと感じてしまった。SPとのトータルで140点台では、おそらく入賞にも遠く及ばない。15位前後というところか。本人が「もっと笑顔で滑りたかったけど」と語ったように、終始不安を浮かべたはっきり言ってガチガチの滑りだった。


けれども、安藤美姫のスケートはまだまだこれからということだ。オリンピックで2度3度とこけた経験は、今後の糧にきっとなる。荒川、村主の滑りはまだこれから控えているが、彼女たちはもう次の五輪(バンクーバー)には厳しいはず。ということは、


あ、今、コーエンが派手にこけてる。


ということは、浅田真央や中野由加里と共に今後のスケート界を引っ張っていく存在にならなければならない。

精神面でもっとたくましくなって、きっと最高の笑顔を見せられる日が来ると信じている。


ミキティ蝶々

ご老体に携帯の生態

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2年ほど前に携帯をもった母は、その後半年ほどで解約してしまった。

せっかくのものをなぜ解約してしまったのか?

最新のものは扱えないだろうと比較的通話専門のタイプに決めてあげたのだが、母の「扱えなさ」は想像を超えるものだった。

ひとつのボタンを2秒以上押したままにするという事が出来ず、(長押しができない)。

車の運転中は例えばバッグから出しておけばいいのにそうせず、(運転中はつながらない)。その場の判断で停車する事が出来ない為、「車が止まっとる時にかけてよ」とおっしゃる。

(電話帳機能を使えない)ため、母は住所録を引っ張り出して目的の相手を探し、全ての番号を入力して電話をかける。

通常、10回コールして相手が出なければその時はあきらめると思うが、母の場合、11回目からが勝負。従って、「出ないな」の判断は20回を超えてからの話になる。何せ、(手元に携帯を置いていないし着信があるかの確認なんてしない)。ちなみに、留守番電話は操作できないためオフになっている。

その結果、母の携帯には誰もかけなくなった。もともと、自宅の電話と店の電話、この2台でたいがい間に合う。出かけている時に不便と言って携帯を持ったくせに、そういう時にはほとんど電話に出ないのだ。「お母さんは自分ではかけきらんけん、何回もかけなさい」だそうだ。なんじゃそりゃ?

自分ではまともにかけられず、誰もかけてこない携帯。喋り友達は「料金が高いでしょ?」と言って固定電話を使う。もちろん、母の友達に携帯を持っている人は数えるほどしかいない。つまり、持つ必要などないのだ。挙句の果てに、「全然使わんとに毎月電話代の来る!」とこぼす。

そんな母からでも携帯からかかってくることがたまにあった。ただし、その2回に1回はボタンを押しているうちに誤って発信してしまったケース。


「もういらん」と言って解約してから約1年。

「やっぱりいるばい」と事あるごとに携帯を欲しがり、「使いきらんたい」と相手にしなかったのだが、それが募ってあんまり言うからとうとう「そんならこれにしいよ」と選んであげたのが初売りのチラシにあった「新規ゼロ円」のタイプ。シルバー向けのボタンの大きな、「前のやつよりは・・・使えるやろ」というもの。前もってカタログを見て、シルバー・ブルー・ピンクの3色があり、「このピンクはどぎつくなくてよい」との判断がなされ、僕は母をショップに連れて行った。ほぼ1ヶ月前だ。ひと通り説明を聞いて、いざ持ってこられた端末はゴールド(ちょっとシルバーっぽい)だった。「ピンクがいい」と言ったら、在庫がないという。

「機能は変らんけん、これでよかたい」

「・・・・じじくさか」

ははぁ、やっぱりピンクがいいのかと思い、「取り寄せでもいいからピンクにして欲しい」と頼んだ。しばし待つと、別のショップにあったという事で、「お渡しは明日になりますが?」と返事がきた。もちろんそれで構わない。


翌日、母は一緒にショップに行くと言って、「何時に行くとね?」と僕をやんわりしばる。受け取るだけだから一人でも大丈夫と考えていたが、「オプションやらの確認があるかもしれず、その返事が母にはできないな」と思い直し、「一人で行ってきい」と言うのをやめて同行した。

持ち帰った携帯の説明をじっくりじっくりして、反復練習(シミュレーション含む)して、かけて、かけさせて、表示を確かめさせて、着信音を変えてあげて、音量を最大にして、バイブレーターをオンにして、電話帳に登録して、ワンタッチボタン(3つある)に僕、姉、父の番号を入れてあげて、ようやくようやく終了。ちなみに、前の電話は「アルプスの少女ハイジ」(♪よ~ろれ~いれ~いっひぃ~)だったが、今度はそれがなかったので「きよしのズンドコ節」(♪ずんっ、ずんっずんっずんっどっこっ、ちゃっちゃっちゃっ♪)にした。折りたたみのピンクの携帯を何度もぱかぱかして、母はいとおしむように上面を撫でさすり、とっても嬉しそうだった。「やっぱりピンクにしてよかったば~い」とお気に入りのご様子。よかった。


あれから一ヶ月弱が経ち、一度だけ役に立つ会話が母の携帯からもたらされた。誤発信は3度あった。

前の時と違って、今回はよく携帯を開け閉めして表示を見ている。着信履歴を見ているのか?いや、そうではない。その携帯には万歩計の機能がついていて、「おっ!昨日より歩いとるばい」と、歩数が増えるのがやたら嬉しいようだ。


母のらくらくほんフレグランスピンク)を見てやって下さい。

らくらくほんピンク

勝ちゃインドけどさ

サッカー日本代表のアジアカップ初戦。対インドです。

まぁ勝ちゃいいってもんではあるものの、相手がインドなら10点取らにゃァいかんでしょう。しかも、前半はかなり硬かったし。ライオンがネズミをやるみたいに、「初めから全力で行かんかいっ!」などとテレビの前でやや吼えてました。


うそです。今日は店が休みだったからテレビをのっぺりしながら見てた。毎週ほぼ恒例だけど、夕方、歯医者で治療してもらって今日はやたらにずきずきそこが痛んでて、痛み止めと化膿止めを飲んだせいなのか知らんが妙に晩飯のあと眠くなった。フィギュアスケートは前の日(その日だけど僕にとっては前の晩)に荒川と安藤を見てるから、あとは村主を見たいなどと、チャンネルを変えたりなんかしながらでした。


前半は実際たるかった。がんがんシュートを打てば、そこからドラマは生まれるんだよ!打てるときにはすぐ撃て!今撃て!後半に入って、僕の声が聞こえたのか(聞こえないって。選手はわかってるって)やっとアグレッシブさが出ましたね。

結果は6対0。いちおう相手は完全無欠の格下チームだし、よもや負けるなんて事があってはならない。次の試合は中田とか欧州組が入るのかな?記念すべき100点目を小野が決めてくれたのは、何やらレッズに戻った彼へのサッカーの神様からの祝福を感じたね。

いや、たまたまさ。


あ、そういえばキーパーは誰が出てたんかな?何しろ向こうサイドばかり映ってた気がして、日本のキーパーを見た記憶がない。


次も勝て!日本代表!


小野100点目

期待通りの女子フィギュア!

安藤と荒川の演技を見ました。村主は、もう眠くて、起きてられなかった。荒川は、さすがに本番にきっちり調整してきたようですね。硬さも感じられなかったし、柔らかでかつダイナミックな印象がありました。技術点が最高だそうで、僕はそこまでよかったのかどうかはわかりませんでしたが、吹っ切れた感じでしたね。少し前、テレビの特集番組の中で、「どうやったら得点を伸ばせるのかわからなくなった」と悩んでいました。決められたものをきっちり淡々とこなしていくスケーティングは、躍らされている感覚があったようです。自分本来の、「美しい、芸術的な、記憶に残る」スケートを封印せざるを得ないと考え、「それは私じゃない」と、苦しんでいたようです。でも、このオリンピックの大舞台に来て、「自分は日本の代表なんだ」という「選ばれた幸せ」をかみしめたんではないかと思います。「やってきたことを全て、平常心で出し切る」事を念頭に置いて、メダルへの期待を重圧ではなく「私への思い」に変えて、声援を力にしての演技だったのでしょう。

スルツカヤにぴったりつける2位の演技は見事です。

フリーでは、荒川静香の集大成をみたいものです。そこには、「トリノは私の大会ではないと思っていた」彼女はどこにもいません。


いやいや、それにしてもスルツカヤの完成度は高い!ジャンプにしろ、ダンスにしろ、演技を超えた普通の姿を見た感じでした。

「失敗するか成功するか、いや、みっちり練習してきたんだからきっとできる」などと考えながらトライする他選手と、「それが何?ただやるだけよ?」というスルツカヤの違いを思いましたね。あそこまで達するには、並大抵の練習ではなかったか、または元からそれが出来る才を持っているかだと思うし、当然それは「ロシアが過去に金メダルを獲れていない」「彼女自身が前回のソルトレークで銀に甘んじた悔しさ」をばねにした執念とも言える鍛錬の賜物でしょう。なんか、もう、素晴らしいのひとことでした。


安藤美姫は、ミスが二つあったからしょうがないかなという、でもそれでも8位に残ったからよかったです。僕の個人的な感想としては、あの「ワダエミ」によるというスペシャル衣装は、滑る前は、シックな中に可憐さもあってよかったんだけど、いざ滑り始めたら何だか動きが映えないような印象を持ちました。


メダルがひとつも取れないというプレッシャーの中、フィギュアの3人娘は予想以上の滑りを見せてくれました。

フリーにわくわく。

メダルは、獲れたら「儲かった」くらいの方がいいと思う。あんまり言わない方がいい。

荒川ジャンプ

安藤演技