2013-12-21 12:03:27

■J1■外国人依存症2007-2013 「わたし、もうあなたなしでも生きていけるかも…」

テーマ:フットボール
おう、みんな元気か!俺は元気じゃない!
元気がない時はブログを書くといい、って山田ポエムが言ってたので、俺もそれに従うことにする。

さて、うちを長年見てくれてる人はうっすらと覚えているかもしれないが、昔J1の「外国人依存症」という企画をやったことがある(200720082009 )をやった。俺は忘れてた。
この企画を長年寝かせていたわけだが、また今年もやってみようということである。

なぜやろうかと思ったと言えば、今年の得点ランキング を見て。得点王は日本人、そしてトップ10内に外国人は2人だけでしかも9位と10位という状態で、はて、今の外国人得点はどうなっているのだろうと思った次第。
以前の調査では「外国人の得点率が順位にある程度関係ある」という結論を得たが、今のJリーグはどうなっているのだろうか?

そんなことを師走に気にしている俺もどうかと思うが、まあいいじゃないか。俺は師ではないので、走らない、ブログを書くだけさ…。
け、けっしてネタがないというわけではないんだから!!学術的に重要な調査なんだから子宝!!

というわけで、三連休で暇してるクソったれどもはどうぞ見てくださいなー。


■外国人得点率表

さて、2007から2009については前述のリンクを見ていただくとして、まずは2010から2013までの図表をどーん。どどーん。


2010

2011

2012

2013

ふふ、この調査、以外と時間かからなかったんだぜ…?本当だぜ、徹夜なんかしてないんだぜ…?


■個別チーム傾向つまみ食い

さて、この中でまず目立つのは2012年の広島だろうか。外国人の得点数はゼロである。まったくの無得点。この年、ミキッチが0点だったため、こういう結果となったが、優勝をかっさらっている。広島は2013年の連覇時も11.76%とかなり低い数値。あまり裕福ではないクラブなので、外国人に依存しないチーム構成というものが定着していることが伺える。

また、横浜FMも伝統的に低い数値だったが、マルキーニョスを獲得したことによって大体平均くらいの数字を出すようになっている。来年は下がるかも。ノヴァコ塾長を買えたらまあ前年並みだろうけど。

また逆に依存しきっているチームの例をあげると、大宮だろう。大宮は2010年こそ35%程度にとどまっているが、その後は40%以上の数字を連発。そのくせに全くチーム成績に反映されないという非常に何かが間違ったチーム構成となっている。

同じことは今年以外の新潟にも言える。川又のブレイクがあって2013年は低い値だが、2012年以前はすべて50%以上。2011年と2012年には驚異の65%超え達成と快挙。2007年から2009年にも50%超えなので、新潟の「当たりのブラジル人を安く買ってくる」能力は驚異的なものがあると言えるだろう。

また、2007年から2009年は「外国人アタッカー天国」だった川崎が最近おとなしくなっているのは、悲しい限りである。またレナチーニョとか買おうよ!!


■全体的傾向

さて、ここからが本題。外国人得点率の合計の数値を見て欲しいが、2010年には32.06%あった割合が、2011年には26.12%、2012年は24.91%、2013年には21.73%と漸減傾向になっている。その前も2007年が30.68%、2008年が33.21%、2009年が34.77%という若干の漸増傾向にあったので、これは新たな傾向となっている。


まとめ


グラフ


これは表とグラフにすると傾向が顕著となっている。最も高かった2009年の34.77%から比べると2013年には約10%も下がっている。ここから導き出される結論は「J1では外国人の得点数・得点率が著しく減っている」ということだろう。


■順位との相関

さて、2007年には強い相関があり、2007から2009年の間はある程度「J1では良質外国人アタッカーを連れてくることが順位を上げる近道」ということが言えたと思うが、それはどうなっているのだろうか?


相関

うん、もう全然関係ないね(笑)
2010年にはほぼ全グループで均等だが、2011年から2013年においては下位グループのほうが上位グループを上回っているという状態。なんじゃこりゃ。2007年当時に出した結論は今ではすっかり意味がなくなっているという現実に、おしっこ漏らしそう、戦慄を禁じえない。

というわけで、2010年から2013年のJ1においては「外国人の得点数は順位とあまり関係がない」という現実が浮き彫りになった。まあ外国人が点を取りまくれば降格に近づいていくとまではいわないが(笑)、時代は変わるものである。

■考察

さて、ではなぜこうなっているのかということを考えたいと思う。原因として考えられるのは3点である。


1.日本人アタッカーの台頭

新世代FWの台頭がまずあげられるだろう。去年あたりから大迫、柿谷、豊田、川又などの日本人ながらも破壊的な得点力を持つFWが台頭してきている。彼らが十分計算できるからこそ、海のものとも山のものともつかない外国人に頼る必要がなくなってきている、という現実はあるだろう。また、彼らが早々と海外に出て行ってないこともJ1の日本人得点数を増やす要因となっている。高原の一時成功以外の数々のFW海外失敗例(柳沢、鈴木隆行のMF化、矢野、李)などが歯止めとなっているのかどうかはわからないが、彼らがJ1にとどまっていることが1つの要因となっているだろう。


2.攻撃サッカー隆盛による守備戦術崩壊チームの増加?

2008年ユーロで優勝したスペイン、バルサの王朝時代を経て、近年では攻撃サッカーこそ正義という風潮が主流となっている。それはヨーロッパだけにとどまらず、日本でも「ボール保持がー」「ポゼッションがー」という意見が多いだろう。そういう主導権を握って攻めるサッカーが主流になったため、守備がおろそかになったのではないか、という推測である。2007年の例外を除けば、2011年からの3年間は全体のゴール数がかなり増加している。2012年に最多得点を記録しながら降格したG大阪の例のように、攻撃こそすべてのチームが増えたため、堅牢な守備網を敷くチームが減り、そもそも点を取るために超絶外国人を必要としなくなった(日本人でも十分)ということである。ただ、これを実証するには戦術を仔細に分析する必要があり、俺にはそれを完遂する意思も能力もないので、あくまで仮説にすぎないのであしからず。


3.お金がない

そもそも、上記2つの理由はただの結果でしかなく、単純にいい外国人を買うお金がないのではないか。数字が急落した2011年以前に何があったのかということを考えてみると、2008年にリーマンショック、そして2010年にギリシャ、スペインの債務危機ということで、この経済的影響を日本も受けざるをえなかった。2シーズン制にする必要があるかは不明だが、Jもその煽りを食らって縮小傾向にあることは間違いが無いだろう。また、その時期に一大助っ人供給国でブラジル経済は好調であったため、ブラジル人選手が国内で高給を得られるようになり、あまり外に出稼ぎに出る必要がなくなったというのも大きいだろう。安価にブラジル人が買えなくなってしまった。逆に言えば、この経済的状況が広島という規模の小さなチームに連覇をさせる余地を与えた、ということが言えるかもしれない。もちろん、広島は素晴らしいチームだけれど。



さて、7年間の傾向を見て得た結論は「Jリーグまじ金ないんじゃないの?」という非常にせつないものとなってしまった。プレミアリーグなどではあまりにも増えすぎる外国人が問題視されているが、日本は特に規制することもなくこんな状態となっているのは喜んでいいのかどうか。日本人が活躍するJリーグ、外国人が派手に活躍するJリーグ、どちらがいいかというのは好みが分かれるところだろうが、とりあえず、現状のJ1の状況再認識、ということで。

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2013-12-11 19:50:01

■苦行■ 2013シーズンどこよりも早いレビュー 「早い、安い、別にうまくはない」 番外編

テーマ:フットボール
番外編が本番だっていつも言ってるよな!!待たせたな!!


■千葉 5位(J2の)

・加入
ケンペス(ポルトゲーザ))
ジャイール(チェジュ・ユナイテッド)
兵働昭弘(柏)
ナム・スンウ(延世大学)
キム・ヒョヌン(弘益大学)
大塚翔平(G大阪)
碓井健平(清水)
藤本修司(鳥取)
栗山直樹(専修大学)
☆鈴木隆雅(鹿島)
☆森本貴幸(アルナスル)

・放出
武田英二郎(横浜FM)
藤田祥史(横浜FM)
荒田智之(磐田)
佐藤慎之介(熊本)
青木孝太(群馬)
益山司(岐阜)
オーロイ(未確定)
坂本將貴(引退)
☆ジャイール(エミレーツ)
☆青木良太(熊本)


今年こそは、今年こそはと言い続けて4年目。「絶対J1」のスローガンを掲げながら見事に散りました!!去年のプレーオフでの衝撃的な敗戦の傷も癒えないまま、新監督には鈴木さんを招聘。まあ、うちなんかにきてくれるだけでありがたい。去年働いてくれた藤田さんが横浜FMに行ってしまったので、新エースとして元C大阪のケンペスを獲得。その他にも膠着を打破するための最終兵器としてジャイールとかいうブラジル人を導入。他にはキム・ヒョヌン、ナム・スンウといった韓国人を大卒で獲得するなど、地味な動きに終始。刷新よりも継続を選んでシーズンスタートと相成った。開幕戦でいきなり札幌に負けたのだが、それ以外はそこそこ順調。まだ他のチームが熟成できないうちは勝ち点をゲットすることができた。ただ、その時期にも不安はあった。新エースのケンペスは固め取りで得点を量産したのだが、守備やポストプレーなどへの関与が少なく、チーム戦術に中々馴染めない。また、ジャイールのドリブルは切れ味がよかったが、アナーキーな動きで戦術を消化する意思も能力もない。そして、田中はケンペスと見分けがつかない。また、勝ってはいるのだが、内容的に圧倒したという試合もあまりなく、「ポゼッションしたもののその先どうする問題」は棚上げのままだった。それでも勝ち点は拾っていたのだが、徐々に他チームが仕上がってくるにつれ、苦しくなってくる。5月から6月にかけては初めての連敗を記録。ここらへんでジャイールが放流される。その後なんとか持ち直して7月には6連勝を記録するも、8月、9月には毎年恒例の足踏みタイム。勝負所の30節を過ぎてから3連敗を喫するなど、相変わらずの勝負弱さ。バックパスを掻っ攫われて流しこまれ、それが決勝点になるなど、面白プレーの数々を見せてくれた。ガッデム!そんな停滞状況を打破するために、千葉はウルトラCで森本を連れてきたが、リーグ戦は1得点、ハイライトはNEWデイズの1日店長すっぽかす事件という大活躍っぷり。ていうか、そもそもほとんど試合出てない。最終節では最下位鳥取に2点を先制されるという憤死ものの展開だったがNEWデイズのヘッドと、終了間際の兵働のミラクルボレーで辛くも5位に滑り込んだ。ただ、そんな体たらくのチームがプレーオフを勝ち上がれるわけもなく、徳島の小林蟻地獄にまんまとハマり、順当な敗退となった。奈無。なにが悪かったというわけでもなく、ただ淡々と力が足りなかったというのは、改善点がはっきりしているよりも辛いものですね。それでもなんとかよいところを見つけるとすれば、今年一番のヒットは米倉のサイドバック起用。これが非常によくはまった。元々攻撃的MFとしては細かいテクニックがあるわけでもなく、スピードがあるわけでもない。総合力で勝負する感じだったので、伸び悩み感も否めなかった。それがSBになることで、スペースと時間を与えられ、元々うまかったクロスが猛威を振るった。一時は「戦術米倉」と揶揄されるほどの一点突破っぷりだったが、個で圧倒できないチームにおいて、引いた相手を崩す唯一の方策として機能し続けた。終盤はちょっと息切れしたが、守備の甘さを差し引いても、これはかなりよい起用だった。鈴木さんやるな。それと、他に目立った選手は町田。終盤に大塚が務めていたトップ下のポジションを奪うと、そのままレギュラーに定着した。彼の本質はリンクマン。ピッチ上のあらゆるところに顔を出し、その繊細なテクニックでボールの預けどころとなっていた。ケンペスのポストプレーが期待できないチームにおいて、これは重要な役どころとなった。来季の課題はもっとシュートが入るといいんだが、まあそれはおまけみたいに考えとくしかないのだろうか。シュートセンスだけは微塵も感じられなかった。さて、来季なのだが、鈴木監督は留任。昇格できなかったことで交代を望む声も多いが、今までそれをやってきて一つも成果が出ないので、よい判断ではないだろうか。来季がどういう布陣になるのかわからないが、やはりこの4年で痛感したのは軸になる選手がいるかどうか、である。今年のG大阪の遠藤、宇佐美のように、神戸のエステバンのように、圧倒的に抜けている選手が一人いるだけで、やり方はだいぶ変わってくる。ケンペスはいろんなものがある意味抜けてたが、そういう話ではなく、軸となる選手が欲しい。森本も元代表の選手だが、本質的に使われる側。できれば中盤センターが欲しい。佐藤健太郎も山口も佐藤勇人も悪い選手ではないのだが、突き抜けない。中途半端な谷澤を2,3人買うよりはずっとそっちの方が勝てる確率が高まるはずである。まあ、日本人でそんな選手がくるとも考えられないので、いい外国人を買ってくることだろうか。DFの重鎮である山口の衰えがちらほら見えてきたり、年々厳しくなるスポンサーからのプレッシャーなどもあり、そろそろ時間が少ない。来年こそ、来年こそ、頼む。


■気になったひと ケンペス

そうは言っても今年一番気になったのはケンペスだ。その恵まれた体格、迫力のある空中戦、あるんだかないんだかよくわかんない決定力、全く興味がない守備とポストプレー、とすちゃらかブラジル人を地でいっていた。得点王を獲得したがあ、点をとるときは固め取りでとっていて、その他の試合は残念なところが目立ったため、正直「エース」と呼べるのかどうか疑問。その当たり外れの大きさに、ケンペススロットと俺は呼んでいた。特に終盤の勝負どころで全く点が取れなくなってしまったので、余計にエース感がない。涼しくなって守備をやり始めるとか、慣れない真面目なことをしようとするからだ。いつもどこか漂う「他人事」臭が、プレーオフでは珍しく悲壮感溢れる感じになってしまったのもいただけない。こういう外人はとにかくスチャラカさせてたほうがいいのである。人間教育の間違った例と言えるだろう。そういう仕事は偽ケンペスこと田中に任せておけばよいのだ。来年いるのかどうかわからないが、もし残るんだったら、彼には常にサンバを聞かせて無責任に点をとらせて欲しいものである。




ちくしょおおおおおおおおおおお!!!!
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2013-12-10 21:03:07

■J1■ 2013シーズンどこよりも早いレビュー 「早い、安い、別にうまくはない」 part3

テーマ:ブログ
part1part2 に続き、最後だよ、最後!
もう直したけど、昨日まで「2014」になっていたよ!年末って怖いね!


■磐田 17位

・加入
チョン・ウヨン(京都)
伊野波雅彦(神戸)
菅沼駿哉(G大阪)
宮崎智彦(鹿島)
植村慶(湘南)
小林祐希(東京V)
田中裕人(関西大学)
牲川歩見(ジュビロ磐田U-18)
☆カルリーニョス(大宮)
☆安田理大(フィテッセ)

・放出
ロドリゴ・ソウト(未確定)
ハン・サンウン(蔚山現代FC)
荒田智之(岡山)
竹重安希彦(新潟)
千代反田充(徳島)
押谷祐樹(岡山)


苦悩の果てに辿り着いた道は、地獄だった。森下監督継続で始まった今シーズン、3バックにシステムをチェンジ。しかしこれが悪手となった。前線と最終ラインがものすごい距離となってしまい、結果ボールを奪ってもゲームメーカー不在&ボールを運ぶメカニズム不在で攻撃に繋げられず。また、エース前田はロングカウンター超苦手の足の遅い選手なので、ボールが渡ったとしてもチャンスにならない。おまけに中盤センターにロドリゴ・ハゲの代わりに獲得したチョン・ウヨンがアンカーとして機能せずに、すっかすか。失点を重ねた。まあ、これはチョン・ウヨンだけのせいでもないけど。勝てないチームに焦れたフロントは改革を断行。間に長澤まさみ父長澤別人を挟み、関塚・オリンピック・隆を招聘。しかし、それでも事態は好転することはなかった。元々、関塚さんは攻撃に関しては超絶ブラジル人任せ。オリンピックでは超絶俊足永井がいたのでなんとかなったが、磐田には超絶ブラジル人も超絶永井も絶倫種馬男も前髪クネ男もいなかった。当然、点など入るはずもない。また、守備に関しても非常にルーズ。基本的な約束事がうまくいっておらず、中盤の守備的な人材の不足には最後まで苦しめられた。そして、やけっぱちで夏には安田・セックス・理大、カルリーニョスを獲得して、見事夏の王者 となったが、当然機能するはずもなく、そのまま降格と相成りました。名門の陥落に話題騒然だが、これは結局クラブが溜めていたツケを払った結果とも言える。名波、中山を中心とした黄金時代の栄光が忘れられず、その後一度低迷してオフトになんとか救ってもらい、その後ヤンツーが立て直したが、そのチャンスを生かすことができなかった。さほど財政規模が大きくないチームなのに、N-BOXという幻影をいまだに追い続けている。しかし、あのN-BOXは中規模クラブには何十年かに一度偶然に偶然が重なって訪れる奇跡のような幸運なので、それを期待してもしょうがないだろう。と、いまだに某東欧国の名将の幻影に取りつかれている千葉方面の黄色いチームを見ている俺が言ってみても全く説得力がないのだが。笑 さて、来年は完全にリスタート。予算も限られているし、出て行く選手もいるだろう。前田、駒野、山田などの代表クラスはいない可能性も高い。個人的には逆臣伊野波が残るらしいという噂に戦慄しているが、本当なのだろうか。残るものとして来シーズンの陣容を固めた後に、電撃的に移籍したりしないだろうか?笑 ただ、それもしょうがない。基本的に生え抜きを重要視するフロントの内向きな姿勢を正すチャンスだと思うのだが、なんと名波、服部などの黄金時代の面子を呼び戻すらしい。経験があるのならともかく、それはただの泥沼なのでは。俺の心配が杞憂に終わることを祈る。まじで。


・気になったひと 山田ポエム

昨年の残留争いの最中にポエムを公式サイトに投稿したゴールの詩人。今年も意味不明な前衛ポエムを投稿しつつ戦ったが、あえなく戦死した。彼自身は秩序のない攻撃陣の中で手を変え品を変えなんとか糸口を見つけようと奮闘したが、結果につながることはなかった。今年は東アジア選手権で代表にも選ばれるなど、評価はされている。非常に独特なドリブルとボールセンスを持っており、よくわからないタイミングで相手を抜いたりする。なんか海外でもけっこう通用しそうな感じはするのだが、責任感が強そうなのがポエムからも感じられるので、もしかしたら残ってくれるかも。後任監督次第だが、磐田の即J1復帰は彼の頑張りによるところが大きいだろう。そしてポエムは控えろ。あと変な紐も頭に巻くな。




■名古屋 11位

・加入
矢野貴章 (新潟)
ヤキモフスキー(FK Javor Ivanjica)
チアゴ・ペレイラ(渋谷幕張高校)
牟田雄祐(福岡大学)
ハーフナー・ニッキ (名古屋グランパスU18)
望月嶺臣(野洲高校)
本多勇喜(阪南大学)
☆永井謙祐(スタンダール・リエージュ)

・放出
金崎夢生 (未確定)
永井謙佑(スタンダール・リエージュ)
吉田眞紀人 (松本)
三都主アレサンドロ (栃木)
新井辰也(岐阜)
吉村圭司(愛媛)
巻佑樹 (引退)
☆水野泰輔(岐阜)


中位に来たりて中位に帰る。妖精ラストイヤーは誰も期待もなんもしてなかったが、その通りの結果となった。初年度に3位となって一旦順位を落とすも、3年目に優勝をゲット。翌年も優勝争いに絡むも、その後は中位に逆戻り。停滞感の中、今年は中位でフィニッシュ。ついに勇退となった。しかし、ACLでベスト4なんて全く記憶から抜け落ちていた。そうか、川崎とやったときか。名古屋に初の栄光をもたらしたピクシーだが、その手法はシンプル。各ポジションに相手を圧倒する選手を配置し、その個の能力で押し切るというもの。ケネディとトゥーリオが好例だろう。そのやり方は相手に対処不能の選択を迫るという意味でかなりビッグクラブ的なやり方だったが、それが成功した年は好成績を収めた。ただ、ケネディやトゥーリオが故障するとそれを代替人物や代替の戦術で埋めることはできず、大きく成績を落としている。あまり監督としての能力は正直高くないと思われるので、いい参謀がつけばなんとかなったのだろうか。また、優勝時のメンバーを引っ張り続けたのも、停滞の一因だろう。トゥーリオ、ケネディは年をとり、いまだに影響力は大きいが、その能力は限定的になった。また、田中隼麿、阿部翔平も解雇となったが、優勝時からのメンバーである。毎年つぎはぎのように補充はしていたが、ドラスティックなリニューアルは行えなかったことが、今年の成績の大きな原因だろう。今年も特に驚きを与えた選手はいない。ケネディは故障が癒えたが、往時の破壊力は見せられず、トゥーリオの影響力も範囲は狭まっている。気まぐれにフォーメーションを変え、若い選手である田中輝や田口、田鍋、磯村、本多を使ったこともあったが、結局育て上げるほどの我慢をすることはできず。牟田やハーフナーも中途半端な起用にとどまった。ただ、彼の優勝の功績が色あせるわけではないし、やっぱり名古屋のレジェンドである。気持ちよく送り出してあげよう。そして、来季の話。強化費の大幅減額によるベテラン大量解雇が待っている。就任が噂される西野さんは若手を育てながら、という監督でもない。2、3年はかなりの困難が待ち受けると思うが、それは必要な時間。名古屋の方は苦しいだろうが、我慢のときである。


気になったひと 永井謙佑

ベルギーで使われずに戻ってきちゃったの。相変わらずアホみたいなスピードを発揮していたが、チーム状態が悪いこともあり、生かされることはなかった。結局、終わってみればノーゴール。某有名サッカー戦術ブログ主スケ○ーには「苔口以下」と酷評された。まあ、苔口が成長している、っていう話ではあったけれども。ロンドン五輪の救世主として一躍脚光を浴びたが、思いっきり壁にぶち当たってる模様である。なんかサイドハーフとかやらされて迷いがある感じ。本質はやっぱりストライカーだよね。このまま名古屋に残るのかベルギーに戻るのかはわからないが、なんとか乗り越えて欲しいものである。なにせ、足を速くすることはだれにもできないのだから。犬みたいなスピードの犬みたいなストライカーに、求む、名ブリーダー。




■C大阪 4位

・加入
エジノ(ティグレス)
武田洋平(清水)
椋原健太(F東京/期限付き移籍)
楠神順平(川崎F)
新井場徹(鹿島)
ク・ソンユン(ジェヒョン高校)
南野拓実(セレッソ大阪U-18)
小暮大器(セレッソ大阪U-18)
岡田武瑠(セレッソ大阪U-18)
秋山大地(セレッソ大阪U-18)
☆多田大介(無職)

・放出
野口直人(MIOびわこ滋賀)
松井謙弥(徳島)
夛田凌輔(群馬)
荻野賢次郎(アルビレックス新潟シンガポール)
児玉新 (大分)
舩津徹也(富山/期限付き移籍期間満了)
後藤寛太(大学復学予定)
高橋大輔(引退)
ヘベルチ (仙台)
☆岡田武瑠 (長野)
☆井上翔太(北九州)
☆播戸竜二(鳥栖)


名伯楽・・・?クルピのラストシーズンは惜しくも優勝ならず。ACL出場権も天皇杯次第となってしまったが、まあよい結果と言えるだろう。汎用型二列目製造極東工場として、数々のアタッカーを生み出してきた流動攻撃は今年も健在。1トップに今をときめくジーニアス柿谷を置き、南野が自由にポジションをとることでカオスな攻撃を牽引。裏抜けも下がってボールも受けれる柿谷の恐ろしい決定力と、周りを使ってチャンスを量産するヌエヴォ・香川とでも言うべき南野の機能性は非常に高かった。それを可能にしたのが山口とシンプリシオ。山口は二列目も務めたが、ボランチとして縦横無尽に攻撃にも絡み、山口が上がった際にはボランチもできるシンプリシオが穴を埋めるという有機的な動きを見せていた。シンプリシオの戦術眼と能力はさすがセリエAというもので、今年の躍進の陰の立役者だろう。また、DF面でも茂庭の怪我を機会に山下・ルーキーズ・達也が台頭。その爆発的なスピードでDFラインの裏を無理矢理カバー。ちょっと笑っちゃうくらいのスピードなので、是非見て欲しい。高さもそこそこあるので、次の代表は狙って行けるんじゃないだろうか。また忘れてはいけないがキム・ジンヒョンの驚異的なシュートセービングも忘れてはいけない。被シュート数が割に多めの中で、失点を32に抑えたのは彼のおかげというのが多分にある。つうか、失点32はけっこう半端ない数字。ザルディフェンスよ、さようなら。しかし、それでも優勝できなかった。その原因の一旦は、確実にエジノにある。「特徴がよくわからない」「あーあーあー・・・」「シュートが下手」「ボールが滞る」などBS1での試合中継でことあるごとに早野さんに罵られ続けたこともある。確かにガタイの割にヘッドが弱いし、シュートも威力はあるが大概宇宙開発、致命的なのは判断力で、南野や柿谷の思考スピードに全くついていけてない。いまいち彼を頑迷に使い続けた判断もよくわからないのだが、何がよかったのだろうか。あれかな、アメリカンジョークがすっごい切れ味とかなのかな。「先日、うちのワイフがさあ・・・」。ともあれ、まあ代わりが枝村や杉本というのもそれはそれで使いづらかったのも確かではあるのだが、もうちょいなんとかならんかったか。さて、クルピさんは今年で終わり。来年はなんとFC東京のポポヴィッチが就任予定とのこと。やったーたのしみだなーわーい(棒読み)。どうせFC東京の無間ワンツー地獄をやると思われるので、ビタイチ興味がなくなっている。セレッソサポの方々、耐えてください。


・気になったひと 柿谷曜一朗

今年は一気に時の人となった。東アジア選手権を経て、代表に定着。最初は苦労したのだが、この前の欧州遠征でついに爆発。大迫も爆発したのでレギュラー確定とまではいかないが、代表エースと呼ばれる資格は十分にあるだろう。能力的には異才という言葉がふさわしいだろう。技術も確かだし、スピードもあるのだが、トラップもビジョンもプレー選択も他の選手とはまるで違う気がする。そして、その一旦ドロップアウトしかけた過去とちょっとヤンチャなそのビジュアルが大阪娘のハートをゲット。セレッソのゴール裏は女子たちで埋まり、黄色い声援が飛び交う事態となった。まじ、こんなことあるんだな。ただ、「セレ女」って呼び方は、どうしてもトニーニョ・セレーゾがおさげになった絵しか浮かばないので、やめて欲しい。とりあえず冬は残るのかな。ブラジルW杯で活躍するにせよしないにせよ、日本にいるのはどちらにしても来年夏まで。セレ女たちは今のうちに抱かれときましょう!!




■広島 優勝!

・加入
岡本知剛(鳥栖)
野津田岳人(サンフレッチェ広島ユース)
キム・ジョンソク(春川機械工業高)
浅野拓磨(四日市中央工業高校)
パク・ヒョンジン(高麗大学)

・放出
大崎淳矢(徳島)
辻尾真二(清水)
横竹翔(鳥取)
西岡大輝(栃木)
平繁龍一(群馬)
森脇良太(浦和)
☆鮫島晃太(鳥取)
☆石川大徳(仙台)


最後の最後で差し切って、見事に連覇。おめでたう。ぱちぱちぱち。正直、今年の流れとしては大宮旋風→浦和、横浜FMの台頭→いつの間にか鹿島とC大阪が!っていう感じだったので、なんか主役感がないままするっと優勝してしまったかんじ。それでも安定感は特筆すべきものがあった。特に失点は29点でJ1最小。守備の弱いチームが勝つことは難しいと前任者であるペ○○トロビッチ氏に強烈アッピール。得点は51点でさほど多いわけではないのだが、それでも得失点差では首位であり、優勝して当然とも言える。今年は去年よりもさらに「硬く」なった印象。一人連覇を狙った某お調子者が抜けた場所に塩谷がすっぽりと納まって守備は堅くなった。また森崎βがほぼ出れなかったことで石原が常時出場するたことで、余計に直線的な攻めが増えた印象。まあそこは高萩が一人ファンタジーでバランスを取っていたのだが、総合的に見れば「遊び」の部分は減っていた。それは去年から人が変わってないぶん、余計にだろう。野津田はインパクトは残したがプレー時間は300分にも満たず、左サイドの清水もレギュラーとなるには至らず。こうなってしまうとチームとしては中々モチベーションを維持するのに難しくなってしまうのだが、森保監督はうまくチームをコントロールできたと言えるだろう。ヤンツーに「クソサッカー乙」と言われても、全く動じずにやり方を貫き通したのは素晴らしい。最優秀監督も当然である。さて、浦和ユース広島支部としては来年もさいたま方面に選手を抜かれるということで、今のところは西川がそのターゲットとなっている。しかし、広島から浦和にいった選手がことごとく幸せになってない現状を考えると、いくら給料が高くなるとは言え、もう少し考えたほうがいいのではないか。というか、もう海外行っちゃいなよ、実質的に国内ナンバーワンなんだからさ。ワールドカップまで待つって手もあると思うし。他には誰かめぼしい選手はいるだろうかと考えたが、もう引き抜く対象もそんなにいない感じである。高萩とかは移籍するのかなあ、行くなら海外だと思うけど。それがなければ、来年もほぼ現有勢力を維持できるだろう。金がないから新しい選手はあんまり買えないし。難しいのはモチベーションコントロールと怪しくなってきた左サイドの世代交代、それとチームの支柱である森崎αの体調管理である。なんで優秀選手にさえ選ばれていないの。槙野でさえ選ばれてるのに。


・気になったひと 高萩洋次郎

2年連続優勝チームの10番を背負う中村獅童。広島の攻撃に変化をつける存在。なんというかプレースタイルが非常に軽く、全くわけのわからないボールロストをしたりすることもあれば、とんでもないタイミングでとんでもないパスをしたりして、見てて面白い選手である。全員生真面目だった東アジア選手権でも頑張ってはいたが、周りの初顔合わせの選手と全くタイミングが合ってなくて笑った。よくも悪くも非常に独特な選手。別にふざけているわけではない、そういう選手なのである。本来はボランチのほうが生きそうな気もするのだが、深い位置であんなプレーされたら心臓に悪いので、気のせいだということにしておこう。おそらく本田@何言ってるかわからない のバックアッパーとしては相性最悪なのでブラジルW杯に呼ばれることはない。しかし、バイプレーヤーとして輝くタイプでもないので、その後も呼ばれるかというと微妙。箱庭で輝く花もあるので、末永く広島でやっていただきたいものである。




■鳥栖 12位

・加入
ジョナサン(ミジョナリオス)
ディエゴ(オンセ カルダス)
ロニ(サンパウロFC)
金正也(G大阪)
水沼宏太(横浜FM)
末吉隼也(福岡)
金井貢史(横浜FM/期限付き移籍)
高橋義希(仙台)
岸田翔平(福岡大学)
平秀斗(佐賀東高校)
清武功暉(福岡大学)
坂井達弥(鹿屋体育大学)
☆ニルソン(メトロポリターノ)
☆菊池直哉(新潟)
☆播戸竜二(C大阪)
☆林彰洋(清水)

・放出
守田創(グルージャ盛岡)
黒木晃平(熊本)
トジン(SCコリンチャンス・AL)
金根煥(横浜FM)
黒木恭平(愛媛)
國吉貴博(富山/完全移籍)
岡本知剛(広島)
犬塚友輔(未確定)
☆木谷公亮(岐阜)
☆船谷圭祐(水戸)
☆ロニ(クビ)


去年は大躍進の鳥栖だったが、今年は大逆噴射。序盤から大量失点を繰り返し、躍進からの急降下まったなしかと思ったのだが、終盤の韓国流パイルドライバーによるネジの巻き直しで12位でフィニッシュ。まあ妥当な順位に落ち着いた。序盤は昨年やろうとしたことがあまりうまくはまっていなかった。降格時の神戸のように「これからはパスサッカーだ!」と大幅に舵を切ったわけでもないが、ともかく嵌らない。一つは相手が鳥栖のやり方に慣れてきたこともあるだろう。豊田大作戦は確かにシンプルで強力だが、それもやりすぎれば相手も対策を考える。もう1つはマンネリ。緊張感を持って戦っていた昨年にはありえなかったようなミスが頻発した。別にサボってるわけじゃないのに、と誰もが思うのだが、団体競技のチームは一秒ごとに腐っていく。一つのプレーが徐々にナアナアになっていき、気付くとそれが全体に伝染してしまっている。監督がうまくいっているのにチームを少しずつ変えようとするのはそういうわけで、生鮮食品並の注意深さが必要なのである。ユン・ジョンファン監督もそこらへんはわかっていて、開幕前にブラジル人を入れてみたりして融合をはかろうとしたのだがうまくいかず。結果的にチームは停滞した。それを救ったのは、キーパーの怪我で加入した林672号と新潟から借りた菊池直哉である。林は代表クラスのゴールセービングで失点を防ぎ、菊池もそのラインコントロールだけでなくパス出しにおいて鳥栖のサッカーに変化を与えた。そして、腹を括った選手たちのハードワークによって、終盤は怒涛の快進撃。結果的には残留ラインは遠のいていき、余裕のフィニッシュとなった。この財政規模での2年連続の残留はかなりのいい仕事。フロントも監督もよくやりました。さて、来年はどうなるかというと、よくわからない。豊田は今年は残ることが決定なのかな?彼が残ればかなり心強い。ただ、20点をとったものの、そのあとに続くのが6点の池田というのは、ちょっと豊田に頼りすぎの感は否めない。もう1つ得点源がほしいところだ。また、守備に関しても、基本的に今年は崩壊しっぱなしである。いくらなんでも63失点は多すぎで、これは降格した大分に次ぐ数字。菊池と林892号が来てからは多少は改善したが、彼らが来季も残るかどうかわからない。何か手当てが必要だろう。ただ、お金的にやれることは限られているので、正直言えばいつ落ちてもおかしくはない。それでも他にやりようもないので、サポーターも腹を括るしかないだろう。押忍!押忍!!


・気になったひと 豊田陽平

今年も戦い続ける筋肉マシーン。代表にも選ばれ、欧州遠征には行けなかったが、その体格と献身的なプレースタイルはザックもお気に入りのもようである。人柱要員として本大会に行けるかもしれない。今年も体をぶつけまくった一年だった。マウスピースがトレードマークなので、口を開けると正直怖いのだが、そんなことを気にするような輩は鳥栖には向いてないぜ!!彼の裏を狙えるシャドーストライカーが欲しいところなのだが、鳥栖のお金では優秀な選手を買えるはずもなく。来季も残るとしたら鳥栖の全運命が彼にのしかかってきそうである。まあ、それから逃れるために移籍したとしても、誰もきみを責めんよ。でも残るんだろうなあ、漢だから。しかし、この子、うまさとか緩さとかとは全く無縁の選手なので、将来的にどうなるんだろうなあという気はする。小手先のテクニックで選手生命を延ばすタイプでないのも、男前度をあげている。正直、川又と2トップを組んだら男臭すぎて、女子高生とかは見ただけで妊娠しそう。




■大分 18位

・加入
土岐田洸平(大宮)
小松塁(川崎F)
高木和道(神戸)
松本怜(横浜FM)
深谷友基(大宮)
児玉新(C大阪)
辻尾真二(清水)
木村祐志(北九州)
後藤優介(HOYO ELAN大分)
金永基(湘南)
松本昌也(JFAアカデミー福島)
☆上福元直人(町田)
☆梶山陽平(FC東京)

・放出
井上裕大(長崎)
キム・チャンフン (C大阪)
夛田凌輔(C大阪)
野口直人(C大阪)
イ・ドンミョン(大邱FC)
三平和司(湘南)
小手川宏基(北九州)
作田裕次(山形)
石神直哉(湘南)
藤川祐司 (未確定)
☆金永基(福岡)
☆小松塁(長崎)


プレーオフを駆け上がって辿り着いたJ1の舞台は地獄でした。財政問題により満足な補強もできず臨んだ今シーズン、けちょんけちょんにやられてしまいました。そもそも宮沢ワンボランチでどうなる世界ではなかった。序盤から大量失点を繰り返し、鳥栖のようにそれを跳ね返す攻撃力があるわけでもないので、当然負け続ける。トップスコアラーが森島の7点ではかなり厳しい。また、虎の子のお金で招聘した卑猥ネームの持ち主であるロドリゴ・マンシャはそれほど悪い選手でもなかったが、一人で何かをできるはずもなく埋没。田坂監督は選手を入れ替えてなんとか対抗しようとはしていたが、焼け石に水感はいなめなかった。結局ホーム未勝利のまま降格。あらゆる点でJ1基準に達していなかったという結果だけが残った。まあ、元々どこぞの千葉が間抜けでなければこんなことは起こらなかったはずなのだが、それにしてもサポーターにとっては苦しいシーズンだっただろう。俺だったら途中から手が震えだして、「シャムスカ・・・シャムスカ・・・」とうわ言を言い続けると思う。そんな今シーズンの光明はほとんどなかった。唯一躍動したプレーで希望を抱かせた強化指定のFW松田力だったが、名古屋に内定してしまった。ぐぬぬ。来シーズンは全くのリスタートだが、財政状況はいまだに厳しく、動ける状態にない。それでも残ってくれた田坂監督には感謝してもし足りないと思うのだが、一部ファンの間では失望が広がっているという。だが、考えてみて欲しい、今年の戦力だったら正直モウリーニョでも残留怪しかったぞ。それでも納得できない方には「またファン・ボカンがくるよ」と耳元で囁いてあげるのもまた一興。来年もJ2で決して上位にいけるほどの戦力があるわけでもない。ただ、今は捲土重来。しぶとく生き残っていれば、いずれいい目を見るときもくるさ。なんたってナビスコをとってるんだからね。来年もまたよろしくー。


・気になったひと 森島康仁

プレーオフで獅子奮迅の活躍を見せたブサモリシもJ1ではただの人。常時出場もできず、前線の核となることはできなかった。万能タイプがゆえに、一度壁にぶち当たると何もかも通用しないという下部リーグのエースにありがちな状態となってしまった。怪我もあったのかな?ただ、高松が今全身を丸焼けに焦がしながら戦っているが、その後はこの選手が継ぐしかないと思っている。キャリアのことを考えたら、オファーがある神戸に移籍することが一番と考えるかもしれない。だが、よく考えて欲しい。ライバルはペドロ・ジュニオール、マルキーニョス、田代だ。どう考えてもナビスコカップ要員だろう。それよりは大分の生ける伝説となるほうが、彼のためになるような気もする。昔よりずっとプレーに重みがでてきたし、けっこう好きなんだよね森島のプレー。千葉戦以外でよろしく!



あー、これで安心して年を越せるー。
それではまた来年も楽しみにしてまっせ、J1!!
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2013-12-09 22:02:03

■J1■ 2013シーズンどこよりも早いレビュー 「早い、安い、別にうまくはない」 part2

テーマ:フットボール
part1
に続くぜ!!


速さだけが!速さだけがとりえだから!


■川崎F 3位


・加入

新井章太(東京V)
大久保嘉人(神戸)
森谷賢太郎(横浜FM)
中澤聡太(G大阪)
山本真希(札幌)
薗田淳(FC町田ゼルビア)
パトリック(アトレチコ・ゴイアニエンセ)
田中雄大(栃木)
棗佑喜(栃木)
安柄俊(中央大学)
☆アラン・ピニェイロ(ヴィトーリア)
☆ロブソン(バイーア)

・放出
森下俊(横浜FC)
黒津勝(横浜FC)
田中雄大(鳥取)
小松塁(大分)
楠神順平(C大阪)
杉浦恭平(神戸)
山瀬功治(京都)
柴崎晃誠(徳島)
安藤駿介(湘南)
レネ・サントス(未確定)
☆田中淳一(未定)
☆パトリック(甲府)


いつの間にやらACL権ゲット。ほんといつの間にだ。「息子重用」「言い訳上手」「風間大僧正」など主に俺に批判されていた風間サッカーだが、あれよあれよという間に終盤調子を上げ、最終戦では優勝のかかった横浜FMを地獄の底に叩き落すなどの高い完成度を見せ付けた。批判していた急先鋒としてはぐぬぬな展開だが、いいチームになっててびっくり。なんか久々に見たらだいぶ普通のチームになってた。まず、5月に「謎の整体師」として独自理論を展開して怪我人をばんばん試合に出させていた西本直氏が辞任。それで洗脳がとけたのか、風間氏は能力の劣った息子ズを干し始める。それでも中々調子は上がらなかったのだが、徐々にマスコミに出てこなくなってきたなーと思ってたところで急にチームが勝ち始める。大久保はゴールを量産して得点王。山本真希は中盤を走り回り、ジェシがしっかりとボールを跳ね返す。中村Zは王様として躍動し、レナトはアンタッチャブルなスピードを見せ付けていた。風間体制初期に見せていた無間パス回し地獄はどこにいったのやら、レナトと大久保のスピードを生かした川崎F本来の縦に早いサッカーが展開されていた。まあ、それでもポゼッション能力はある程度向上しているので、風間ポアが全然成果がなかったとは言えないが、「え、これが革命?」という具合に拍子抜けしてしまったのも確か。普通のチームやんけ。どっかで完全に見切りをつけたのかね。これくらいならいつでもやれる、というのだろうか。なんか腹立つな。まあ、想像で腹を立ててもどうしようもないのだが、内情がわからないためどうしてこうなったのかよくわからない。実はあのPA内でもがんがん縦パス入れてくる不思議サッカーがどこに行くのか興味があったので、ちょっと残念ではある。で、来季はACLなのだが、全く実感がわかない。どこに向かっているのかもよくわからないため、獲る選手も見当がつかない。この成績で調子に乗ってまたあの謎パスサッカーに回帰するのだろうか。それはそれで見たいのだが、どうも中村Z、レナト、大久保が勝手にやってる可能性もけっこうありそうな気がする。なんかこれやりたいのか、っていうと絶対違う気がするんだよなあ、風間大僧正は。J1で一番この後どうなるのかよくわからないチームだ。ま、ともかく、ACLがんばってくだされ。


・気になったひと レナト

J1最速のドリブルジャンキー。今最もスペースを与えてはいけないドリブラーではないだろうか。元から切れ味はすごかったが、チームスタイルが速攻重視になったことで持ち味を十分発揮。対面1人ならほぼ完勝、2人でもぶち抜いていくことがしばしば、という鬼のアタッカー。またシュートも強烈なものを持っている。惜しむらくは視野があんまり広くないのでパス出せないってところだが、それができたらJリーグにはいない。最終戦で中澤を振り回してほとんど守備をさせなかったことで、奇しくも中澤代表待望論を消したという影の貢献者でもある。遅くなったなあ、中澤。元からそんな早くはないけど。しかし、この人、来年もいるのかね。まあこの人が攻撃に専念できるようだと来年も強いチームですな。あと、髪型なんなんだろうな、この人。


■横浜FM 2位

・加入
ジョン・ドンホ (杭州緑城)
ファビオ・アギアール(SC相模原)
端戸仁(北九州)
藤田祥史(千葉)
田代真一(FC町田ゼルビア)
奈良輪雄太(SAGAWA SHIGA FC)
佐藤優平(国士舘大学)
喜田拓也(横浜F・マリノスユース)


・放出
大黒将志 (杭州緑城)
谷口博之(柏)
狩野健太(柏)
小野裕二(スタンダール・リエージュ)
武田英二郎(鳥取)
金根煥(新潟)
水沼宏太(鳥栖)
森谷賢太郎(川崎F)
青山直晃(甲府)
金井貢史(鳥栖)
松本翔(愛媛)
松本怜(大分)


Jリーグを盛り上げた逆立役者。なんという悲劇っぷり。序盤からおっさん軍団は上位をキープ。驚異的な切れ味を見せる中村初号機を中心にマルキーニョス、ドゥトラ、中澤というおっさんが躍動。アクチュアルタイムがJ1で最も短いというコスい省エネテクニックも使いながら、順調だった。「おっさんでもこの活躍、俺もがんばらねば!」と中年男性の希望の星となったこともあるのだが(ビデオ・リサーチ社調べ)、やはり年齢という足かせは徐々に彼らを蝕んでいった。終盤戦を前にマルキーニョスの髪型はぼろぼろの犬みたいになり、中村初号機も病気で一時離脱、ドゥトラは出場を続けたがもう最後のほうとか年金あげてもいいんじゃないかくらい疲れてた。中心が崩れると、磐石だったチームも脆いもの。切れ味を見せていた齋藤学、完璧に見えた中盤センターの中町&富澤もこの流れのなかに埋没し、そしてチーム全体が沈没した。こういうときにどうにかするのが監督の仕事だと思うのだが、首位チームにしてはやたらと存在感が薄く、見た目もJAの課長みたいだし、得点できないときのオプションが「藤田投入」と「ファビオ投入」くらいしかなかったのはなんつうかちゃんと仕事しろという感じであった。さて、今年こそ限界だと思っていたのに、さらに来年どうにかできるのだろうか。マルキーニョス、ドゥトラはおそらく退団。あらたなおっさんを地中から召還してくるのか、それとも若いチームに代えるのか。まあ中村初号機がいつまで持つか、ということにチーム構成が依存しているので、そうそう思い切ったことも出来ないのはつらいものがある。金があるわけでもないし、これでACL並行とか、優勝狙うにはかなりきつそう。比嘉さん?比嘉さんなの?比嘉さんを増殖させてACLをこなすパターン?


・気になったひと 兵藤慎剛

今年もチーム最大の働き者。マルキーニョスが下がってきてボールを捌くので、右サイドハーフながらPA内に侵入するのがルーティン化。そうかと思えば右サイドバックのフォローに最終ラインまで戻ったり、中盤中央に出て行ってボールを捌いたりもしてた。ユース年代には10番を背負っていたこともあるのだが、労働者路線としてのキャリアを積み上げている。どこのチームも欲しいだろう。しかし、なぜか優秀選手には選ばれなかった模様。なぜだ。中村初号機がいなくなったときでも、彼がいればなんとかチームとしての体裁は保てそうな気がする。大事にして欲しい。



■湘南 16位


・加入
エジバウド(ムアントン・ユナイテッド)
クォン・ハンジン( 柏/期限付き移籍)
武富孝介(柏/期限付き移籍)
中川寛斗(柏/期限付き移籍)
鈴木雄太(山形)
白井康介(大阪桐蔭高校)
梶川諒太(東京V)
安藤駿介(川崎F/期限付き移籍)
荒堀謙次(栃木)
宇佐美宏和(栃木)
河野諒祐(湘南ベルマーレユース)
田村翔太(四日市中央工業高校)
吉濱遼平(松蔭大学)
村岡拓哉(神奈川大学)
☆ウェリントン(ペロタス)
☆アレックス・サンターナ(コメルシアル)
☆大竹洋平(FC東京)
☆ステボ(水原三星)
☆ウェリントン(ペロタス)

・放出
山口貴弘 (長崎)
イ・ミンス (清水)
植村慶(磐田/完全移籍)
福田健人(アルビレックス新潟シンガポール)
三原向平(愛媛/期限付き移籍)
三平和司(京都)
宮崎泰右(大宮/期限付き移籍期間満了)
松本拓也(北九州)
石神直哉(東京V/期限付き移籍)
金永基(大分)
白井康介(福島ユナイテッドFC/期限付き移籍)
坂本紘司(引退)
☆吉濱遼平(福島ユナイテッド)
☆エジバウド(ムアントン)
☆クォン・ハンジン(ザスパクサツ群馬)
☆キリノ(アル・シャバブ)


無念の降格となってしまいました。チョウ・キジェ監督の元、果敢にも攻撃サッカーを展開。しかし、J1相手にそうそう点をとれるはずもなく、守備の甘さを突かれて爆死。それでも攻撃姿勢を変えずにいたが、エースのキリノが夏に移籍。代わってとったステボ、ウェリントンはあまり機能せず、いいアクセントになった大竹は終盤を前に大怪我で離脱。失点は止まるはずもなく、大分に次ぐ62失点を喫した。これでは勝てない。個人としてはけっこう気になる選手はいた。左サイドの高山はJ1でも上位に入るであろう走力を生かして驚異となった。また中盤中央の永木とハン・グギョンはなにかと数的優位を作られる中盤を崩壊させないようになんとか食い止めていた。崩壊したけど、まあ無理なものは無理だ。また、遠藤もネイキッドになりがちなDFラインで奮闘していた。なんとなく貫いたことで降格してもそんなに悲壮感はないような気がする。「やったよな!やり切ったよな、俺ら!」という高校球児のような感じである。ただ、よくよく考えてみればやっぱり降格しているのであり、それはそれで選手にとってよかったのかどうか。残留した甲府と比べて戦力が著しく劣っていたわけではないので、守備的な戦いで勝点をもぎとることもできたはず。アマチュアならばそれでもよいのだが、選手の生活がかかったプロでそれをやってしまうというのは、監督としては責めを負うべきではないだろうか。選手としても守備的にいくより攻撃的に振舞うほうが好きだろうし、選手としての満足感を犠牲にしても先に導く、というのがいい指導者なのではないかな。まあ、攻撃的にやって勝つ方法もあったとは思うけど。


・気になったひと アレックス・サンターナ

途中加入ながらもうおなかいっぱいである。坊主にヒゲという異彩を放つ風貌に加え、デビュー戦では謎の踊りで大久保のPKをストップ(というか勝手に外した)。その後も驚異的な反応でシュートをはじき出したと思ったら、エリア外でハンドをして退場になり、またイージーミスでゴールを許すこともしばしば。最終戦では、完全にクロスだとヤマをかけたところをシュートされ、大宮の下平に超ロングシュートを決められた。殺伐としてくるJの終盤戦において、一服の清涼剤となっていたことは確かである。たぶん差し引きで勝点5くらい失っていると思うが、まあ気にするな。もう来年も再来年もやっていただいて面白プレーを見せてくれるかと思ったのだが、買取りが難しい情勢。ただ、これ以上見ると俺のキーパーの概念が狂っていってしまうため、よかったのかもしれない。もうほんと満腹です。また会う日まで、お元気で。



■甲府 15位


・加入
ウーゴ(パラナクラブ)
レニー(デスポルティボ・ブラジル)
マルキーニョス・パラナ(アメリカ・ミネイロ)
羽生直剛(F東京/期限付き移籍)
河田晃兵(G大阪/期限付き移籍)
青山直晃(横浜FM)
水野晃樹(柏)
平本一樹(東京V/期限付き移籍)
橋爪勇樹(山梨学院大学)
土屋征夫(東京V)
新井涼平(北九州)
河本明人(流通経済大学)
金子昌広(国士舘大学)
岡西宏祐(中央大学)
☆ジウシーニョ(スポルチ・レシフェ)
☆パトリック(川崎F)

・放出
藤牧祥吾(藤枝MYFC)
フェルナンジーニョ(クラブアトレチコリネンセ)
木下正貴(AC長野パルセイロ)
畑田真輝(AC長野パルセイロ)
冨田大介(水戸)
永里源気(鳥取)
加部未蘭(福岡大学へ進学)
高崎寛之(徳島)
ダヴィ(鹿島)
重松健郎(F東京)
レナト(PSTC)
片桐淳至(未確定)
青木孝太(ザスパクサツ群馬)
☆堀米勇輝(熊本)
☆林堂眞(鳥取)
☆オルティゴサ(未定)
☆ウーゴ(熊本)


割り切った関係で割り切った残留。本当はムービングしたくてたまらない城福監督だが、FC東京での大ムービング失敗を経て、監督として一段階成長。今年は守るぞ、と割り切ったサッカーを展開した。それでも序盤はかなり厳しかったが、3バックに変更してから守備ががっしりと安定。青山、土屋の「とりあえず跳ね返すけど、あとはしらねえ」というハンマー型CBの仕事が明確になった。また前線では仕事を多くできるジウシーニョとパトリックを獲得。少ないチャンスではあったが、チームバランスを崩すことなくしぶとく勝点を積み上げた。結果として得点はたった30点だったが、なんとか残留をゲット。城副監督はムービングしたくてムラムラしていただろうが、それは夜のムービングで晴らしていただくとして、このチーム規模では非常によい結果だったと言えるだろう。選手としてよかったのは右サイドの柏。運動量豊富に駆けずり回り、ウイングバックとして相手の驚異になった。シュートは入らないけど。笑 それとすさまじく地味だったが、中盤中央を締め続けた元磐田のマルキーニョス・パラナの仕事はもっと評価されてもいいと思う。ボールもそこそこ刈れて、パスも回せなくはない。本当に地味で試合中名前忘れることもしばしばだったが、来年も残ってくれるといいですな。さて、来季はどうするのか。と言っても、財政規模的にできることは限られてくるわけで、今年活躍した柏は早速複数クラブから目をつけられている。それに対抗する手段は甲府にはない。いる戦力でやれることをやるしかない、とおそらく城福監督は腹を括っているだろう。ムービング中毒だが、それをおくびにも出さずに仕事をするのが男ってもんだな。しぶいぜ、城福さん。もてるだろうな。


・気になったひと パトリック

川崎Fで風間大僧正から破門された流浪の身を甲府に拾ってもらった。堂々とした体躯を持つパトリックは戦う男だった。守備もちゃんとやる。テクニックも悪くない。体もでかいんでそこそこボールは収まるし、空中戦も戦える。そして最大の武器が裏抜け。でかいからそんなに早くは見えないが、けっこうスピードがある。ただ、そんな彼の唯一の欠点がシュートである。もう、ほんとはいらない。華麗な裏抜けからキーパーとの1VS1を豪快に外してくやしがるパトリックを見て愛おしいという感情を持たない人間はいないはずである(断言)。甲府がそもそもチャンスを作る数が多くないのでそれほど目立たないが、現在Jのぬか喜び王である山形・中島裕希の座を脅かすほどのポテンシャルを持っていると俺は踏んでいる。来年残るかどうかわからないが、もし残ったら甲府ファンならずとも、彼のハードワークとぬか喜び劇場を堪能してもらいたいものである。



■新潟 7位

・加入
金根煥(横浜FM)
竹重安希彦(磐田)
奥山武宰士(アルビレックス新潟・S)
成岡翔(福岡)
田中達也(浦和)
濱田水輝(浦和/期限付き移籍)
岡本英也(鹿島)
レオ・シルバ(ポルトゲーザ(ブラジル))
川又堅碁(岡山)
小塚和季(帝京長岡高校)
川口尚紀(アルビレックス新潟ユース)
☆ホージェル・ガウーショ(ポンチプレッタ)
☆舞行龍ジェームズ(長崎)

・放出
村上佑介(未確定)
アンデルソン(FC町田ゼルビア/期限付き移籍)
小林慶行(引退)
西村竜馬 (JAPANサッカーカレッジ)
金永根(富山)
増田繁人(群馬)
木暮郁哉(水戸)
平井将生(G大阪)
矢野貴章(名古屋)
鈴木大輔(柏)
ミシェウ(未確定)
石川直樹(仙台)
中村太亮(京都)
ブルーノ・カスタニェイラ(アルビレックス新潟・S)
アラン・ミネイロ(パウリスタFC(ブラジル)/期限付き移籍期間満了)
小澤英明(未確定)
☆ブルーノ・ロペス(エストリル・プライア)
☆菊池直哉(鳥栖)


北からやると言いながら、すっかり忘れてた。J12013シーズンセカンドステージ王者の新潟さんである。鈴木、石川など今年も順調にぶっこ抜かれながら、通常運転でシーズンを開始。序盤はエース、ブルーノ・ロペス、コンビの田中達也が両方下がったりサイド行ったりして「クロス上げてもゴール前誰もいない症候群」を発症させていたが、ブルーノ・ロペスが6月に電撃退団。そこから川又・ザ・Chinkodekasou・堅碁がエースとなると、そこからチーム状態は好転。横からのボールにめっぽう強い川又はゴールを量産し、最終的には23ゴールで得点ランキング2位。飛躍の年となった。また、「広島のサッカーくそつまんねえ」とディスったヤンツー監督に鍛えられたプレッシングは驚異的な性能を見せ、特に中盤中央に君臨したレオ・シルバは恐ろしいほどのボール奪取能力を見せつけた。009にいなかったか、この人。そうか、サイボーグ戦士だったのか、と納得してしまうほどの活躍を見せた。特に33節では優勝のかかった横浜FMの中村初号機を封殺。なんかけっこう笑顔なのが暗殺者っぽくてこわい。攻守にレベルの高いパーフェクトMFなのだが、来年はどこがお買い上げになるのだろうか。こんなんが鹿島にいたら手がつけられない気がするんだが。さて、俺を中心に降格候補としていた人が赤っ恥をかいたのだが、来年はどうなるだろうか。東口、川又、レオ・シルバなどは引く手あまただろう。ただ、彼らがもし抜けたとしても、ヤンツーがなんとかして残留を勝ち取るのではないか。あと変な当て字で帰化してしまった舞行龍ジェームズもかなり強いCBで欲しいところはあると思うのだが、誰か漢字を教えてやるチームメイトはいなかったのだろうか。どう考えても双子山部屋が似合っているのだが。せめて「舞蹴ジェームズ」とか「舞行龍蛇苦孫」とかのほうがよかったと思う。


・気になったひと 川又堅碁

今年大ブレイクした男前エースストライカー。23点でもフル稼働ではなかったというのだから、恐れ入る。スピードと体格を生かして横からのボールを叩き込み続けた。基本ワンタッチゴーラーなのだが、意外とパスも出せるという評判も。ただ、ボールはさっぱり収まらないので、代表の1トップはあんまり向いてないかもしれぬ。その破戒僧的風貌、武士的な男は黙って仕事しろのスタイルがかっこよすぎるので、俺はツイッターで彼の名前を呼ぶときには「#chinkodekasou」という男に対する最大限の褒め言葉をハッシュタグとしてつけているのだが、いまだに流行る気配がちっとも見えない。なぜだ。俺が作ったハッシュタグの中でもNo.1の完成度だと思うのに。さあ、みんな恥ずかしがらずに!ビッグ・スワンで叫ぼう!!chinkodekasou!!!



■清水 9位

・加入
高木純平(札幌)
廣井友信(熊本)
竹内涼(北九州)
橘章斗(松本)
岡根直哉(山形)
高原寿康(札幌)
樋口寛規(岐阜)
イミンス(湘南)
バレー(アル・アラビ)
内田健太(愛媛)
加賀美翔(清水エスパルスユース)
藤田息吹(慶応義塾大学)
三浦弦太(大阪桐蔭高校)
六平光成(中央大学)
瀬沼優司(筑波大学)
☆村田和哉(無職)
☆本田拓也(鹿島)
☆ラドンチッチ(水原三星)
☆大前元紀(デュッセルドルフ)

・放出
小林大悟(バンクーバーホワイトキャップス)
金賢聖(未確定)
高原直泰(東京V)
姜成浩(京都)
岩下敬輔(G大阪)
長沢駿(松本)
武田洋平(C大阪)
山本海人(神戸)
碓井健平(千葉)
辻尾真二(大分)
三吉聖王(未確定)
大前元紀(フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ))
ジミー・フランサ(未確定)
☆樋口寛規(岐阜)
☆バレー(天津泰達)
☆柴原誠(岐阜)
☆柏瀬暁(ニューヨーク・コスモス)
☆犬飼智也(松本山雅)
☆白崎凌兵(富山)
☆林彰洋(鳥栖)


ゴトビ監督はすごいと思う。エースの大前を放出し、獲得したのはバレー。これはストーブを売って、扇風機買うようなものである。なのでチームは一から作り直し、細かい繋ぎが全くできず、ボールも収まらないバレーだったが、他にいないので使わざるを得ず、序盤は大苦労。バスも囲まれる事態となったが、なんとかバレー用のカウンタースタイルを構築するも、そのバレーが「じゃ、俺、移籍しまっす」と中国に引越し。フロントは慌ててラドンチッチを獲得するが、これが典型的1トップタイプ。また、ドイツに遊びに行ってた大前が戻ってきて、さらに鹿島ですっかり干されていた本田@非ミランが帰還。またチームはがらがらぽん。それでもまた元のスタイルに近付けつつ最終的には9位でフィニッシュ。選手の流動を考えればゴトビ監督の修正能力はたいしたものではないだろうか。また、選手が揃わない中で石毛をサイドバックに起用して新たな可能性を見せたり、CBに杉山浩太を使うなど、応急処置に終わらない選手起用は中々面白かった。清水サポーターの中には上位に進めないことでイライラしている人もいるだろうが、これだけ選手が出て行くチームでこの好成績を上げているのはひとえにゴトビのおかげだと思うよ。バス囲んでる場合じゃない!若い選手の中で気になったのは、竹内。北九州から戻ってきた生え抜きだが、独特のプレービジョンとそれを実現させるテクニックを併せ持っている。もっと中盤で主導権を握ってもいいのではないだろうか。あと、石毛のサイドバックはまあ経験としてはいいんだけど、正直しんどいと思うぜ、ゴトビさん。笑 来季は誰が出てって誰が入ってくるのか、このチームもよくわからないんだけれども、新潟と同じでゴトビさんが留任していればとにかく残留は固いんじゃないかな。彼を信じ続けてるフロントは正しい判断をしているので、ファンの方も辛抱強く見守ってあげるべき。焦ってプレッシャーかけると「お隣みたいになるよ」。


・気になった人 カルピス四杯目

本名はカルフィン・ヨン・アピンというらしい。川又のハッシュタグとおなじようにこちらも全然流行らない。なぜだ。守備力は抜けてるところもあるのだが、高さも早さもある。足元も左サイドバックできるくらいに優秀。ただし、この人の代名詞と言えばダーティ・プレイ。平気でいろんな人を踏みつけるメンタルは同国のナイジェル・デ・ヨング直伝との噂(未確認)。最近のJでは腕キメ中払、さわやかヤクザ福西などがいなくなって、ダーティさがウリの選手がいなくなっている中ではかなり異彩を放っている。まあやられたほうはたまったものじゃないし、怪我などしたら大変なのだが、わかりやすいヒールということで、こういう選手がいてもいいのではないだろうか。それを大正義・風間大僧正がニフラムで倒す展開を希望。





次で終わりだから!!終わりだから!
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2013-12-08 11:56:07

■J1■ 2013シーズンどこよりも早いレビュー 「早い、安い、別にうまくはない」 part1

テーマ:フットボール
さて、昨日でJ1のシーズン終了!
広島の劇的な逆転優勝で2連覇!ということで幕を閉じました。おめでとう!パチパチ。
しかし、突っ伏す中村初号機は心にくる・・・。

鉄は熱いうちに叩け!秋茄子は嫁に食わすな!民主主義は今日で終わり、来週からは民主主義エクサが始まるぜ!ということで、早速レビューをします!

「こんな早くそんなこと・・・もう、せっかち!!」とその焦りっぷりをなじられそうですが、おいおい、30代の脳みそを甘く見るな、すぐ忘れちゃうんだよ!

おまけに全然順位予想合ってねえじゃねえか!俺のくそ!
当方千葉ファンにより、完全部外者、さらには概観しかしてないので、いつものとおり適当になりますので、ご容赦。それでは北から順にいってみよう!!
(加入・放出の☆は夏移籍です)




■仙台 13位

・加入
佐々木勇人(G大阪)
石川直樹(新潟)
和田拓也(東京V)
ヘベルチ(群馬)
関憲太郎(横浜FC)
島川俊郎(秋田)
蜂須賀孝治(仙台大学)
☆石川大徳(広島)

・放出
高橋義希(鳥栖:レ→完)
中島裕希(山形:レ→完)
阿部陽輔(金沢)
関口訓充(浦和)
原田圭輔(栃木S)
内山俊彦(引退)
朴柱成(慶南FC)
サッコーニ(未定)
☆和田拓也(大宮)
☆奥埜博亮(長崎)
☆島川俊郎(秋田)


去年の2位から一転、今年は13位と苦しんだ。序盤はACLとの過密日程に苦しみ、中盤からはメンバーの怪我で苦しみ、そしてそれでもやまない監督のダジャレに苦しんでるうちにシーズン終わった感じ。苦しんでばっかりかお前ら。ハイプレッシングの肝である角田&富田が中盤センターに揃うことは少なく、上本もシーズンを棒に振った。もちろんそれを補う選手層はなし。新人の蜂須賀くんはそこそこがんばったが、ヴェルディから獲得した和田は途中放出、外国人ではヘベルチも主力とはなりえなかった。前線ではウィルソンが相変わらずの存在感を放ったが、赤嶺が路頭に迷ったおかげで、得点はたった41点。これでは順位は上がらない。来季は駄洒落は退任で、元広島アーノルドが就任。ダジャレが炸裂しないことで選手は心安らかに試合に臨めるが、新監督の力量は未知数。「おれ、マジポゼッションしたいっすから」というバルサ狂信者だった場合、残留争いに巻き込まれて、夏前には新監督に手当たり次第声を掛けるという残留狂信者になる可能性大。東北に炸裂する事件を見逃すな!あと、ウィルソンの去就はどうなんだろう。快足万能優良FWにつき、欲しいチームはいくらでもある。


・気になったひと 手倉森監督

コーチ時代を含めて仙台に10年。まさに一時代を支えた功労者だった。少ない予算ながらもJ1残留を続け、昨年の2位は立派の一言。来年からは五輪代表という罰ゲームに参加するわけだが、下手なダジャレは代表では命取り。大らかな性格なので平気でぶっ放しそうだが、国民を逆撫でしないように気をつけ、出場を勝ち取った暁には「リオにだりを連れて行こうか迷ってる」などの大技を決めてもらいたい。



■鹿島 5位

・加入
野沢拓也(神戸)
ダヴィ(ウム・サラル)
前野貴徳(愛媛)
中村充孝(京都S)
川島大地(山形)
植田直通(大津高校)
豊川雄太(大津高校)

・放出
ドゥトラ(ロケレン)
アレックス(徳島:レ→完)
宮崎智彦(磐田:レ→完)
増田誓志(蔚山)
岡本英也(新潟)
興梠慎三(浦和)
新井場徹(C大阪)
レナト(広州)
佐々木竜太(引退)
ジョルジーニョ(監督)
☆鈴木隆雅(千葉)


優勝予想をしたのだが、最後を連敗で終えて俺のサッカー眼が曇っていることを証明した。もう!もう!結局チームは7年ぶりの無冠となった。ジョルジーニョ逃亡、トニーニョ・セレーゾ帰還によって、チームは再構築。前線にダヴィ、中盤に野沢@放蕩息子、中村シードデスティニー、左サイドバックに前野を獲得も、イマイチ機能せず。序盤はダヴィと野沢に固執したが、ダヴィは点はとったが独善的なプレーで大迫に舌打ちを連発され、野沢は歳をとっていた。シードデスティニーと前野はフィットに時間がかかり、セレーゾは試行錯誤を繰り返した。結局ベストが見つかったのは中盤以降。大迫1トップの下に土肥を置き、右には攻守に走れる遠藤を固定、大迫に最大限の自由を与えた。自由を与えられた大迫はニュータイプばりに覚醒。ポストプレー、シュート、守備で八面六臂の大活躍。Jのフォワードとしては代表でも居場所を見つけて、まさに飛躍の年だった。マジハンパねぇ。最終節に退場したこと含めてマジハンパねぇ。ただ、優勝まで届かなかったのは守備力か。失点52は多すぎる。CBに半本職の山村、青木を起用したのはビルドアップとライン設定を考えてのことだろうが、最終節2点目の傍観っぷりを考えると、ちょっとCBとしては厳しい感じだった。岩政をなんとか組み込めなかったか。また、ボランチも柴崎と小笠原でほぼ固定。確かに彼らのゲームメイク能力を考えるといいのだが、いかんせん小笠原の活動量は順調縮小中。柴崎はそれをカバーするために奔走したが、限界はある。来年も黄金組は契約継続決定。功績を考えれば当然なのだが、どうやって世代交代をしていくのかという課題は先送り。なんかセレーゾに限らず、ブラジル人監督はそういうドラスティックな切り方って得意じゃないイメージ。ということを最終節ミキッチにずたずたにぶっちぎられた中田浩二を見て思う次第であった。


・気になったひと 柴崎岳

空回りの一年。昨年は優秀新人賞を獲得したものの、アウォーズで「マジこんなん嬉しくないっす」と言い放つ意識の高さが災いしたか、今年はあまりぱっとしない一年だった。盛んに前線に顔を出してはいたのだが、追い越す動きがかえって邪魔になったり、うまく機能せず。それよりも守備意識の低い小笠原の横で、苦悩の一年を送った。本田@非ミランが使われないことを誰より呪った男だろう。代表でもブラジルラストチャンスの東アジア選手権を病気で欠場。出場は次回以降に持ち越された。なんというか、宇佐美のときも思ったのだが、意識高くて先を見ている選手は、遠くを見すぎでかえってその成長を阻害してしまう場合もあるんだな、と思った次第。捲土重来、鹿島を優勝させてからでも遅くないさ。誰よりも広い視野とそこにボールを届けるテクニックがあるのだから。なにより、イケメンだし。イケメンだし。イケメンだし。



■浦和 6位

・加入
那須大亮(柏)
興梠慎三(鹿島)
関口訓充(V仙台)
森脇良太(広島)
槙野智章(ケルン:レ→完)
永田拓也(群馬)
阪野豊史(明治大学)

・放出
青山隼(徳島:レ→完)
田中達也(新潟)
エスクデロ セルヒオ(ソウル:レ→完)
ポポ(神戸)
原一樹(京都S:レ→完)
高橋峻希(千葉:延長)
濱田水輝(新潟)
☆デスポトヴィッチ(シドニーFC)
☆岡本拓也(長崎)


オフには他チームレギュラークラスの那須、興梠、関口、森脇を補強、「三冠じゃー!今年こそタイトル奪取じゃー!」とペトロビッチ pro edition の2年目に賭けていたのだが、ACL、リーグ、天皇杯、ナビスコカップと総崩れ。終盤の大失速でACL出場権まで逃すという、完全にやってしまった感。序盤から勝点を重ねて「今年は違う!継続は力なり!」と浦和サポーターが歓喜の展開も、何度も訪れる独走のチャンスを生かすことができず、最終3戦で12失点の守備の崩壊っぷり。鈴木啓太の途方に暮れる顔が大好物の俺としても、心が痛むものがあった。失点56と守備の建て直しは急務なのだが、ペトロビッチ pro editionの続投は確実で、守備の構築ができるのかと言えばそういう意思も能力もないのは広島で証明済み。ペトロビッチ pro edition製造元のオシムに問い合わせたいところだが、「仕様だ。ウサギはウサギにしかなれない。」という答えが返ってくることは確実視されている。来季以降も炎の攻撃サッカー(なのかどうかもよくわからない)が展開されることは間違いがないのだが、次は誰をとってくるのか楽しみである。浦和レッズ広島ユースから西川くんをとってくるという話もあるのだが、そもそもそういう問題ではないということがなぜわかならない!?なんか、今の人材だったらオジェックと超絶ブラジル3人衆を雇ったほうが優勝には近そうな気はする。ただ、終盤は3-4-1-2から4バックへのボトムチェンジ&5トップというトランスフォームが先鋭化して、5-0-5みたいなわけわからんことになっていたので、来季以降も未来のサッカーを見せてほしいものではある。


・気になったひと 原口元気

昨年は1トップやらされたストレスで頭おかしくなってたのか、同僚に暴行を働き謝ったりしてたのだが、今年はシャドーで躍動。1トップをやったことでプレーの幅が広がったのと守備意識の高まりもあり、より実効性のあるプレーヤーに成長した。代表でも東アジア選手権決勝、劣勢の韓国戦で、柿谷のゴールに繋がるシュートを見せるなど活躍(守備では完全に穴)。「俺が叩きなおす」と宣言した柏木の人間教育が成功したのだろうか。ただ、基本的にメンタル弱い&意識高いのこじらせ症候群なので、今後もなにかしらいろいろやってくれそうである。ドリブラーはちょっと変わり者くらいのほうがちょうどいいんですよ。ね、松井大輔さん。




■大宮 14位

・加入
高橋祥平(東京V)
カルリーニョス(サンパウロ:レ→完)
川島大地(山形)
富山貴光(早稲田大学)
川田修平(大宮ユース)
今井智基(中央大学)
☆和田拓也(仙台)

・放出
木原正和(A福岡:レ→完)
土岐田洸平(大分:レ→完)
深谷友基(大分)
東慶悟(F東京)
金久保順(A福岡)
河本裕之(神戸)
市川雅彦(引退)
☆カルリーニョス(磐田)
☆清水慎太郎(岡山)


今シーズンいろんな意味でのJ1最大のサプライズとなった大宮。序盤はすごかった。ベルデニック軍事教練所によるトレーニングの成果もあって、ハイラインプレスが炸裂。ハードワークで奪ったボールを超絶外人ズラタン&ノヴァコビッチ塾長が決めるというハメ技を駆使して、無敗で首位を独走。大宮旋風を巻き起こした。雲行きが怪しくなったのは夏場から。徐々に勝ちきれなくなり、チームの背骨だったセンターハーフコンビの金澤、青木が怪我で離脱すると、代わりの選手がいるわけでもなくチームは崩壊。ただ、それでも4位で前半戦をフィニッシュしたので上出来なのだが、ここでフロントはまさかのベルデニック解任。なんでだ。新監督の小倉さんはチームを全く掌握できず、チームはその後2度の8連敗という輝かしい戦績を残し、終わってみればまさかの14位という結果。なんという残留力。当事者にとってみればわけわからんが、部外者の俺としても「ええぇ・・・」と言ってしまう展開だった。大宮のサッカーで夏場に勝てなくなるのは織り込み済みだと思ってたのだが、どうもフロントはそうではなかったらしいというか、序盤の好成績にすっかり舞い上がってしまってとち狂ってしまったというのが真相か。軽いフットワークも考え物という好例である。猛省を願いたいのだが、なぜかフロントは新監督に大熊さんを予定。大熊さん最大の特徴と言えば「声がでかい」ということである。外国人とのコミュニケーションに苦労した今年を反省して、「まず日本語がわかって欲しい」「日本語がわかる人の中でも一番声が通る人を」という人選に疑いはない。ダメだったら次は「日本語ちょっと怪しいけど声でかい」ラモスに声をかけるに違いない。もうちょっとまじめにやってほしいものである。ただ、来年は青木、上田が抜けそうということでそこの補強をなんとかしないと、誰が監督やってもだめな気はする。来年こそは優勝など高望みをせずに、一桁順位をもぎ取って欲しいものであるが、やはり部外者としては強烈な残留ラインコントロールに注力してほしいとも願うのである。


・気になったひと ノヴァコビッチ

大宮男塾の塾長として君臨。力強いポストプレーと冷静なゴールハントで序盤の快進撃を牽引。けっこう守備もやる。ただ、同郷の監督が解任され、チームが負け続けると明らかにいらつき始めた。男塾特攻隊長の高橋“クローズ、・ゼロ”祥平がボランチやってる頃なんか、全然勝てない上にボールも全然来ないという腹いせにひやひやもののラフプレーを仕掛けるなど裏の顔を見せ、「やはり本職は違う」「東欧の殺し屋に感情はない」と我々に戦慄を与えてくれた。チャンスで独善的なプレーでシュートを外したチョ・ヨンチョルが真っ先に塾長に謝りに行ったのが非常に印象的だった。来季もとりあえず夏までは残留の見込み。大熊さんが監督になった場合にはスプリングトレーニングでさわやかなど突き合いが見られることと思うが、なんとか和解してこのまま大宮を支配し続けて欲しいものである。




■柏 10位

・加入
金昌洙(釜山)
狩野健太(横浜FM)
谷口博之(横浜FM)
太田徹郎(山形)
鈴木大輔(新潟)
クレオ(広州)
リカルド ロボ(千葉)
中川寛斗(柏U-18)
秋野央樹(柏U-18)
木村裕(柏U-18)
小林祐介(柏U-18)
中村航輔(柏U-18)

・放出
エフライン リンタロウ(琉球)
兵働昭弘(千葉:レ→完)
中島崇典(横浜FC:レ→完)
山崎正登(岐阜:レ→完)
水野晃樹(甲府)
林陵平(山形:レ→完)
比嘉厚平(山形:レ→完)
那須大亮(浦和)
福井諒司(東京V)
北嶋秀朗(熊本:レ→完)
相馬大士(町田)
武富孝介(湘南)
權韓眞(湘南)
川浪吾郎(徳島)
中川寛斗(湘南)
ネット バイアーノ(未定)
三浦雄也(未定)
安英学(未定)


いろんなものを追い求めながら、そこそこ結果は出したシーズンだった。リーグは早々に優勝争いから脱落で中位。ACLに注力してベスト4に進出したものの、広州“ザ・マネー”恒大に粉砕されて悲願ならず。まあ、無理だわな、金の力は強い。なお、広州には来年は元イタリア代表・クアリアレッリャラレレが加わる模様。あほか。ACLで敗退したものの、その後ナビスコカップをゲット。3年連続のタイトル獲得となった。おめでとう。ハードスケジュールの中、大黒柱のレアンドロ・ハゲミンゲスが長期離脱する中をなんとかやり繰りし、当然のように谷口を干しながら、タイトルを獲得した首脳陣の手腕は賞賛されてしかるべきだろう。ただ、今シーズンのハイライトはやはりネルシーニョの「辞めるのやめる」騒動である。大敗に怒り狂ったネルシーニョが一旦辞任を示唆して、天皇杯も1試合は井原コーチが指揮、フロント・サポーターすべてが覚悟を決めた頃、「やっぱ辞めるのやめたんだけど、いいかな?」とひょっこり戻ってくるネルシーニョ。これが吉本新喜劇だったら、なんばグランド花月ごと崩れ落ちそうだったが、なんと柏フロントは残留を受諾。ええええ。まあ後任が全然決まってないのもあったのだが、懐の広いことで。選手もほっこりした気持ちで監督を迎え入れ、ナビスコカップをゲットしてしまうんだから、わからんもんである。サッカー、奥深い。ともかく、選手としては工藤が完全にエースに成長したのが大きい。また、田中順也のインサイドハーフまでこなす万能さも、苦しい台所事情で際立った。来季もネルシーニョは残留。ハン・グギョンの加入などが噂され、今季から挑戦した3バックのその先をさらに狙ってくるはず。サッカーマニア・ネルシーニョがパンクしないように、フロントは要所で水をぶっかけて熱暴走を防いでいただきたい。


・気になったひと ジョルジ・ワグネル

相棒レアンドロが長期離脱する中、チームを牽引した。その破壊的な左足もさることながら、目を引くのはサッカー経験値の高さ。クラッキタイプで守備は得意ではないのだが、その抜群の嗅覚で勝負どころでは深い位置で体を張ったり、体勢不十分のフィフティボールでもうやむやのうちにボールをゲット。こんな選手が代表にはほとんど縁がないというのだから、サッカー王国のブラジルの懐の深さたるやめまいがしそうである。今年はナビスコカップという置き土産を残して、故郷に帰還。サポーターでもなんでもないが、その妙技を堪能させてもらってワグネルさんちぃーーっす、あざーーっす!!ハゲとか言ってないっサーーーセン!




■FC東京 8位

・加入
東慶悟(大宮)
吉本一謙(水戸)
阿部巧(横浜FC)
野澤英之(F東京U-18)
三田啓貴(明治大学)

・放出
常澤聡(山形)
下田光平(長崎)
ロベルト セザー(蔚山)
羽生直剛(甲府)
椋原健太(C大阪)
幸野志有人(長崎)
梶山陽平(パナシナイコス)
平出涼(富山:延長)
重松健太郎(愛媛)
エジミウソン(アル・ガラファ)
☆橋本拳人(熊本)
☆李忠成(サウサンプトン)
☆田邉草民(サパデル)
☆阿部巧(松本山雅)
☆梶山陽平(大分)
☆大竹洋平(湘南)


ポポビッチ体制最終年は去年の焼き直しのようだった。今年は即戦力獲得はほぼ東のみ。似たような2列目を大量に用意して、無間ワンツー流動地獄を今年も敢行。バージョンアップも特にしてないわけなので結果が出るはずもなく、権田、高橋、森重、米本、東、徳永、太田などの代表・準代表クラスを大量に抱えながらも8位とは、低迷と言っていいだろう。基本的な攻撃スタイルは変わらず。1トップの渡邉千真が引いたスペースに2列目がワンツーでなだれ込むという作戦である。憑かれたように中央、中央へと吸い込まれるような攻撃は自由とは程遠く、太田のクロスがほぼ唯一の幅となっていたが、中で合わせる人間がいない。終盤で、途中出場から平山が活躍したのは、偶然ではない。これ以上のオプションを構築できなかったのが、ポポさんの限界である。昨シーズンとほとんどやってること変わらないので、あんまり言うことがない。今シーズンJ1のもったいない大賞である。南無南無。攻撃の核を担ったルーカスは引退、ポポさんも交代するということで、来年は完全に再スタートの年。城福さん以来続いたムービングとの決別となるかもしれない。新監督予定のイタリア人フィッデカンティさんがどんなサッカーをするのかはわからないが、イタリアでも戦術家で名の通った若手監督だという。少なくとも、今シーズンのようなポポ・カオスが展開されることはない・・・はず。ポポさんはセレッソに行く予定とのこと。一見無秩序に見えるセレッソだが、緻密に計算されてはいないのだけどなんか帳尻は合ってる前線の流動性がさらにカオスになることは請け合いである。個人的には、さっさと優勝してもらって、東京としてのクラブの格をあげてもらいたいなあ、と思う次第である。


・気になったひと 高橋秀人

「高秀先生」で親しまれる知性派日本代表は、今年も流動性のつけを一手に担った。ときには3バックの中央をやりながらも、流動した前線から漏れてきた敵を番犬・米本をうまくつかってなんとか崩壊を防いだ。なんというか、この無秩序さ加減は高橋の成長を促しているのではないかというほどである。来年のフィッデカンティは4-3-3の使い手ということもあって、中盤中央で重用されることが確実。今年より頭を使うかもしれないが、高橋なら大丈夫だろう。貴重なアンカー型ボランチとして、なんとかブラジルの本大会に食い込んでほしいものである。個人的には、ブラジル大会後に海外に出て経験を積み、イタリアあたりで戦術を学んでいずれは代表を率いてもらいたいと思っている。


たぶんすぐにpart2
に続く!


忘れちゃうからね!
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