2008-08-19 23:29:18

サッカーブログで使ってはいけない12の言葉

テーマ:フットボール
と、まあ暑さ爆発みんなのサグラダファミリアなわけだが、唐突に変な記事を書くことにする。

サッカー記事(ブログも含めて)だとかを観ていると、読んでるときは「うん、そうそう!」って思うんだけど、後になると何も覚えてねー!ってことが多々ある。ほとんどは自分の記憶障害によるものなのだが、そういう記事がどういう言葉を使っているのかを上げてみると、けっこう面白い。

題して「サッカーブログで使ってはいけない12の言葉」。まあ、10を超えちゃったのは、なんていうか、その・・・暑かったというか、むしゃくしゃしちゃったというか・・・要するに数えてなかったわけで。


■構成力
「中盤の構成力」とかでよく使う。だが、一体何を指しているのか不明。おそらく最初は「オーガナイズ」を日本語に訳したものと思われるが、その意味を知っているのはごく少数。俺もよく知らん。たぶん、中盤がいい感じでボール回せていい感じで守れてたぜ!ってことを言いたいのだと思うが、何がどうしたらそうなるのか教えて。かなり複合的な要因が重なってるのだが、それを中盤の構成力だけで説明するのはかなり厳しい。でも、「中盤の構成力で上回っていた」と言われたら、なんかそんな気になっちゃうじゃん。好き好き言われてたら、いつのまにか好きになっちゃうじゃん。

■存在感
存在感という感覚は存在しない。お、韻踏んじゃったYO!「得点こそなかったものの、存在感を示した」というのも、一体何をどうしたから存在感があったのか説明して欲しい。便利な言葉なんで使いがちだが、イマイチ何を指しているのか不明。要するにあれか、イギリス人の天気の話みたいなもんか。そんなもんはイギリス人としてくれ。ロビー・サヴェージとかがそんな話をするとはとても思えんが。

司令塔
そんなポジションないよ。まあ、確かにコントロールタワー的な選手はどこのチームにも存在するが、この言葉を使うとあまりにもざっくり割りすぎる。その選手がチームにおいてどんな役割を果たしているか、どういうプレーを求められているのか、そういう前置きをしないで括っちゃうのは、あんまりにもあんまりだ。同様の言葉に「ファンタジスタ」があり。

■経験
経験も選手の一要素に過ぎない。確かに経験のない選手は脳が飛び出そうなプレーをすることが多い。経験の多い選手が、チームにとっていいプレーをしていることも確か。ただ、経験がある選手と経験のない選手の違いを言語化できている人は少ない。俺も無理。そんな難易度の高い言葉を連発して何かを説明しているような場合はご注意。特に「経験豊富」とかは他に説明する言葉がない場合なので、あ、あぶなーーい!

■技術(テクニック)
一体、どの技術を指すのか?足元の技術、走る技術、体を張る技術、相手からボールを奪う技術、ヘディングに勝つ技術・・・とまあサッカーに限らず、基本的にスポーツはあらゆる小さな技術の集積。一般的には足元の技術(=ボールテクニック)を指すことが多いが、それだけの選手が真価を発揮できるのは、テレビに映ってるときだけ。それだけじゃ勝てないのに、それだけを強調するのはサッカーの一面を照らしているだけに過ぎない。

■バイタルエリア
まあ、これだけじゃないんだけど、これに類する専門用語。「バイタルエリアをアンカーがケアして、攻撃時にはラウール的にゴンザレス」とか言われると、何かすごいことを言っているような気にもなってこようというもの。しかし、ラウールがゴンザレスなのは自明。要するに大して難しくない現象を難しい言葉で説明するのは駄目。そして、ラウールと言われていきなりラウール・ブラーボが浮かんでくる人はトルコ送り。ラウール・カストロが浮かんできた人は、赤い星に敬礼。

■キャプテンシー
いや、確かに重要なんだけどね。でもさ、実体がようわからん。確かにその選手が周りから信頼されたりしてるのかもしれんけど、実際それでゲームにどういう影響を与えるのか、そこんところの説明が欲しい。くれ、説明してくれ。同じような言葉に「精神的支柱」があるが、それもよくわからん。

■サッカーの本質
そんなものがわかっていたら、誰も苦労はしない。もし「サッカーの本質」をレポートにして提出してくれ、と有名監督十人にお願いしたら、間違いなく十人とも違う回答を書いてくる。モウリーニョとベンゲルが同じ回答を出すとはとても思えない。よって、意味の定まってないことを前提に持ってくる場合は注意しよう。特に「○○はサッカーの本質がよくわかっている」とか「○○がサッカーの本質である」という文脈には要注意。ほぼ誘導尋問確定。

■世界基準
そんな明確に決められるもんじゃないし、世界の基準もひとつじゃない。たまたまプレミアのDFを一回ドリブルで抜いたからって「○○のドリブルは世界基準!」とかそういう話でもないだろうに。重要なのは世界のどのレベルを目的として、その相手に勝つためにはどういう要素が必要か、ということ。その目標設定をしないで、漠然と世界基準とかいわれてもよくわからない。あたい、あなたの気持ちがわからないの!

■仕掛ける
ボールを持って仕掛けるのは大事なんだけど、とにかくドリブル、あるいはパスで仕掛けることを強調しすぎる場合は要注意。仕掛けりゃいいってもんじゃない。奪われてカウンター食らうことを考えれば、おとなしく横パスで逃げるほうがよい選択肢だって場合もある。つうか、よっぽどのドリブラーじゃなきゃ、一対一でほぼ完勝とは行かない。それなのに、「仕掛けろ、仕掛けろ」とひたすら念仏のように繰り返すのは、ドリ休さん確定。ドリブル的、坊主的に。

■得点への執念
主にごっつぁんゴールを取った場合によく使われる言葉。違います。得点を取ったのは、点を取れる場所にいたからです。つまり、点を取れる位置を知っているかどうかという、FWとしての技術の問題。まあ、それが無意識で知っているか、意識的に知っているかという違いはあるかもしれんが、決して執念ではありません。もし執念がある選手が点取れるんだったら、巻とか500ゴールくらい取っちゃうよ。

■メンタル
特に、「根性」という言葉で置き換えられるような場合は要注意。あらゆるスポーツはメンタルゲームなので、当然、メンタル=精神面は重要なんだが、いかんせんそれを最大の要因にされても困る。メンタルが不安定になるのは、必ずしもメンタル単体だけの問題ではないだけで、たとえば、技術が不足してたり、足が遅かったりすると試合中に不安になったりするでしょ?難しい問題なのよ。それを単に意識の切り替えだけで勝てたかのような言い方はずるい。絶対、そんなことはない。極端に言えば、朝に飼い猫が死んでしまったような状態でも、メッシーは安田を十回中十回抜く。


と、まあ適当に思いつきでいくつか上げてみました。基本的に「よくわからない言葉を、単体でさも自明のこととして語る場合」、あるいは「結論がよく意味のわからない言葉」の場合は気をつけたほうがいいみたいよ、奥さん。そこに至る過程だとかが書いてあれば使っても全然いいと思うんだけど、特に前提もなしに単体で語るのは超危険。マジ危ない。まあ、半分以上自戒を込めてっつーか、俺もけっこう使ってる。使いまくってる。俺もドリ休さん確定。気をつけます。


以下、全部の言葉を使った例文。

Aチームは中盤の構成力において上回っており、特に司令塔○○選手は技術で他を圧倒して存在感を示した。Bチームは△△のキャプテンシーと経験を中心によく踏ん張ったが、バイタルエリアでの仕掛けが足りず、得点には至らなかった。得点への執念としか言いようのないAチームの□□選手のゴールが勝敗を分けたことを考えれば、Bチームがメンタル面で負けていたという事実は否定できず、サッカーの本質の部分において世界基準に達していなかったのかもしれない。スイーツ。
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2008-08-12 23:53:39

■戦評■J1第20節 千葉-鹿島 「豆型の救世主」

テーマ:フットボール
■千葉3-1鹿島

いえー!鹿島いえー!と遅まきながら頂上VSどん底のレビューをば。五輪???

千葉は4-5-1の布陣。キーパーは岡本、DFが右から坂本、池田、ボスナー、青木B。中盤の底に戸田と下村、右に工藤、左に谷澤、トップ下に噂のミシェウ、1トップがTHE巻。対する鹿島はあからさまにターンオーバー。キーパーがアゴ、DFが右から新井場、大岩、岩政、石神。中盤の底に青木&中後、オフェンシブにダニーロおじさんと増田、2トップが田代と興絽。わあい、1.5軍。

試合はまさかの千葉ペース。前節までのベタ引きはぬわぁんだったのか、と言うくらい前からがんがん当たっていく。今までは上がることを恐れていたかのようなSBもがんがんあたりに行く。発狂したか。ただ、元々ベタ引きで守れるほどの守備力もないため、このほうが得策か。このハイプレッシャーに鹿島はたじたじ。中盤がレギュラーメンバーなら軽くいなせただろうが、いかんせん底が中後と青木じゃどうにもならん。前半の中盤は千葉が優位に立っていた。また、攻めても、新加入のミシェウの存在がでかい。外人としては大当たり。千葉が娘を売るほど欲していた前線で時間を作れる選手。また、運動量も非常に豊富で、この試合では青木がマッチアップしていたが、常に後手後手に回らされていた。こうなると、鹿島は脆い。元々中盤優位の前提で戦術が作られているため、中盤を飛ばされたり、優位に立たれると、苦しい立場になる。そして、先制点は訪れる。ゴール前で谷澤が取ったFKを、ボスナー砲ずどん。ようやく入ったか。これで前半は終了。

後半もペースは変わらず。鹿島は本山を投入するが、それもあまり効果はなく。こう着状態のまま、その後はFKから巻が「利き足」でヘッドを叩き込んで、2点差。その直後に本山がスケベなヘッドで一点差に迫るが、終了間際には流れの中から再び巻。らしい低空ヘッドでエースの面目躍如。そのまま試合は終わり、千葉は貴重な勝ち点を得た。鹿島は痛い取りこぼし。首位は守ったが、これが後々響くか。

千葉はようやく必要なピースを得た。もちろん、ミシェウだ。彼が作り出す時間はわずか一秒、二秒だが、それが現代サッカーにおいては親を売ってでも欲しいくらいの重要な時間。彼が動き回ってポイントを作ることで、周りが自動的に動き出していた。走るサッカーには、走る時間も必要なのよね。巻も調子を上げてきたし、残留の目がようやく出てきた。後は、どれだけ自分たちを信じてやれるか。今の君たちは、悪くないよ。

鹿島は見事なまでのターンオーバー失敗。結局、マルキーニョスと小笠原の代わりはいませんでしたとさ。ただ、今後の過密日程を考えれば、ここで休めたのはいいことか。結局浦和も引き分けてくれたしね。ただ、前にも書いたけど、小笠原世代の後が若干不安にはなってくる内容ではあった。どうすんだろうね、ほんと。

■picture of player ミシェウ
ミシェルじゃないよ、ミシェウだよ。ブラジルからやってきた豆型宇宙人アスンソン系。外見は豆に似てるが、千葉においては救世主になれるかもしれない。球離れのよさ、判断の正確さ、意外性のあるパス、と千葉に欠けていたものをすべて持っている。彼が作り出す時間によって、千葉がようやくサッカーをできるようになった。常時出場できるようなら、必ず相手の脅威になるだろう。ひとりの選手でチームががらっと変わっちゃうことってあるのよね。ぐだぐだだったドイツW杯のフランス代表が、ジダンが入ったことで戦闘集団に変わったみたいにね。彼も千葉においてそうなれる可能性がある。それで、来年はガンバ当たりに買い取られる。資本主義イエー!
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