2007-06-25 01:25:52

グランテールは虹の空へ飛びました

テーマ:レミゼ観劇記
今日(6/24)の昼の部は、初々しくも役がしっかりはまっている「原田アンジョルラス×山崎マリウス」、夜の部はまるで兄弟のようなコンビの「岸アンジョルラス×藤岡マリウス」。ああ、なんて幸せなマチソワだったのでしょう。

とりわけ、夜の部はいろんな意味でみっちり濃ゆい舞台だった。「惨めな人々」という暗いタイトルの芝居なのに、終わったときにはなぜか幸福感に満たされる。レミゼならではのこの幸せな気持ちを久しぶりに味わった。

書きたいことはいっぱいあるけれど、今日はこの話だけにしよう…。

藤岡マリウスが撃たれたあと、再びバリケードへ上ろうとする岸アンジョルラス。そこに松村グランテールが立ちはだかる。無言でアンジョルラスを制止しようとするグランテールに対し、アンジョルラスは何をしたか。優しい目で微笑みを浮かべながら、グランテールの左頬に手を当てて、そっと撫でたのだ。そして身をひるがえし、二度と戻ることのない道を駆け上がっていく…。

何これ。いったい何のまね? こんなことされたら、グランテールもマリウスみたいに虹の空へ飛んでいっちゃうよ。いや、実際飛んでいったでしょう。こうなったらもう、アンジョルラスと道を同じくする以外ないよね。

これは恋なの? 愛なの? 友情なの? なんの告白なの? まあ何でもいいんだけど、岸アンジョルラスのすることって、いつもながら想像がつかない。

コメント

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1 ■私もびっくり

私も観ました!!あのアンジョルラスの行動はびっくりでしたね。私自身の意見としては、あの行動で革命に燃えるキャラが甘くなってぼやけてしまいました。あのシーンだけにアンジョルラスとグランテールの関係をいきなり出されても、?って感じでちょっと気持ち悪かったです。Kアンジョルラスは声もルックスも及第点なのに、もひとつピンと来ないのは、その“あざとさ”かなぁ。と今日の行動を見て思いました。すみません、あくまでも私の意見なんで。

2 ■同じくビックリ!!

昨夜の観劇で一番印象に残ったくらいです。最初、え!?と思ったけれど、あの微笑をたたえたような表情に、心のどこか深いところを打ちました。最期の友情や理解を示したのかな~と。或いはさよなら?いつもは、していないんですね?昨日初めての造形だったんですね。

3 ■びっくりと納得と半々かな

松村さんでしたっけ、彼のグランテールに答えていたように見えたので。伊藤グランテールのときは岸さん、ああいうことはやってないですからね。もともと坂元さんと岸さんは、わりとグランテールに対してやや優しいアンジョだと思いますが、松村さんのグランテールは、伊藤さんがたとえばガブローシュ一筋(?)なのとちょっと違って、原作らしくアンジョへの慕情をストレートに出しているようなので。「彼を帰して」の最中、ガブちゃんに毛布をかけ直すグランテールの演技がありますね。その後、松村さんは、ふりかえって、見張りで背をむけているアンジョをじっと見ていたのですよ。(24日ソワレは最前列のため、よく見えた)つまり、彼のグランテールはそういうグランテールなんです。だから原作でもアンジョに「にっこりして、手を握」ってもらい、一緒に弾に射抜かれて死ぬ二人を、ああいう形で再現してみたのかも。あれでいいと思います。ちなみに「すぎた日に乾杯」のとき、ブランデーの瓶を差し出すグランテールに、最後に「わかってるよ」とぽん、と肩をたたくのが坂元アンジョです。造形はいろいろですねえ。

4 ■勉強になります

ここの記事やコメント欄は、ためになる話でいっぱいです。グランデールとアンジョの関係って、いまひとつわからなかった私。色んな形で表現しているんですね。岸さんは、グランの方の芝居に合わせての演技なのかしら?自分のプランなのかしら?なかなか、見比べができない私なので、貴重な場です。ここは・・・いつもありがとう

5 ■無題

はじめまして。私は、同じく岸アンジョと松村グランテールだった22日のマチネを見たんですが、グランテールがアンジョルラスに投げかける思いがなんだかすごく強いなーと感じたんです。正直、アンジョルラスがマリウスを気にかけるのよりも、ずっと強い思いだと思いました。なるほど、それが松村さんの演技プランなのかもしれませんね。昨日のマチネの伊藤グランテールではそのようなことは思いませんでしたから。是非また岸アンジョと松村グランテールの回を観に行ってみたいです。

6 ■グランテールって、人気者

コメントありがとうございます。グランテール、注目度高いですね!

>ルナさま
確かに革命に集中して観ていたら、あの二人の行動は「いきなり」という感じがするかも。ただ岸アンジョの場合、「恵みの雨」でグランにそっと目線をやったりと、伏線らしきものがあるので、今回の流れもありかと思ってみたり。岸アンジョは、何から何まで完璧にかっこいいわけではなく、どこかヌケてるというか、青臭さが抜けきらない部分ありますが、逆にそんなところがツボにはまってしまった私のような観客もいます(笑)。これからもいろんなご意見くださいね。

>yayaさま
いつもはしていないのかなあ? どうなんだろう。
10日、16日、17日はしてなかったと思うんですけどね(私が見逃していたのだったらごめんなさい)。さよならの意思表示は、今までも違う形でしていたことはあったのですけど、今回みたいなのは初めて。観ているこっちまで、固まっちゃいました。

>があがああひるさま
「松村さんは、ふりかえって、見張りで背をむけているアンジョをじっと見ていたのですよ」とご指摘の部分、わたし全然気がつかなかったです! 頂上に立つアンジョばっかり見てたものですから…。今度ぜったいチェックしよう。ありがとうございます。原作のあの部分、たまらないですよね。その再現か…なるほどなるほど。ところで坂元アンジョの「わかってるよ」って、いいですね。わたしそこまで想像力働かなくて、坂元アンジョがどう思っているかがよくわかっていなかったのです。また注目してみようっと。

>らぶりーさま
初演からレミゼを観ている大先輩のらぶりーさんに、そんなことを言っていただいては…。でもいろんな人がこのブログに来てくださって、いろんな見方を教えてくれることは、ありがたいことだなあと思っています。グランとアンジョの関係って、いろいろあるような気がします。去年ロンドンで観たグランテールは、マリウスをすごく心配する友人である一方で、アンジョルラスをめぐるライバルとして嫉妬しているような、複雑な心情を見せていました。これだから見飽きないのよね、レミゼって。

7 ■続:グランテールって、人気者

>MITさま
こちらこそ、はじめまして。「グランテールがアンジョルラスに投げかける思いがなんだかすごく強いなー」…あ、そうか! 松村グランテールが「♪ 過ぎた日に乾杯」のソロでやけに目立つ動きをするのも、もしかしたらアンジョルラスに自分のことをアピールするためだったのかしら。MITさんのコメント拝見して、そんなことがひらめきました。今までは「過ぎた日に乾杯」の松村グランを、ただの「リアクション大きい人」としか観ていなかったんですけどね(笑)。次回のバリケードは、松村グランを追ってみることにします。

8 ■いつもコメントまで、ありがとうございます

岸さんは今回公演では2度めでしたが、10日マチネのときはやってませんでしたよ、断言してもいいです。相手によっても自然に造形が変わってくる、それが複数のキャストでお芝居することの醍醐味なのかもしれませんね。
坂本アンジョについては、「天使のような」原作や、「無条件のカリスマ」岡アンジョなどとは自分は違う(なれないし、なろうとも思っていない)というわりきりが見えるような気がして、好感がもてます。より、皆に近いリーダーであろうとするような。グランテールにもマリウスにも強い友情だけを感じているような、そういうイメージです。肩をたたくのはすごく彼らしい演出だと思うのですがどうでしょう。今回はじめての原田アンジョは、小柄でも細くても、カリスマリーダーの衣鉢をつぐという感じで先が楽しみですが、坂元アンジョもいいですよ。もちろん、とんがった感じのあやうげな東山アンジョも好きです、動きがキレイですしね。

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