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2006-01-15 23:56:34

大阪公演千秋楽

テーマ:レミゼ観劇記

びっくりした。一晩経っただけなのに、山口バルジャンの声がここまで復活してきたとは。高い音や、長く伸ばす音は、「ここぞ」というところ以外、裏声にしたり短めに切ったりしていたけど、ずっと調子が良くなっている。昨日は「♪ 代わりに得たのだ 生きてゆく力を」が裏声だったのに、今日は地声に戻っていた! どうやって治したんだろう…。身体のことだし、思うようにいかないこともあるだろうに。カーテンコールのあいさつ、「少年Aを演じました…」と笑いはとりつつも、声控えめ、言葉少なめ。疲れ果てただろうな、この数日。3月レミまでは、少しはゆっくりできるのかな? これからも長く歌い続けてほしいから、どうか無理はしないでほしい。


アンサンブルは、東京公演からお芝居を変えてきているのはもちろん、宿屋やABCカフェなどでは、大阪公演の間だけでも、ちょこちょこと変化をつけていたみたい。宿屋の上手テーブルの小芝居も、いつのまにか、客同士の喧嘩ではなく、ワインをこぼして皆で拭く(なめる?)演技に変わっていた。体力的に楽でないスケジュールの中、高いモチベーションを維持してくれたアンサンブルさんに乾杯。

 

エピローグは、今日は一番心に迫ったかもしれない。「生きて……生きて…みよう」と、か細い声を震わす山口バルジャンの背を、河野コゼットが悲しそうな顔でさすっていた。二人のきずなの強さ。父の遺言を読み、それをマリウスに伝えるコゼットの万感迫る表情を観たとき、「これこそ、バルジャンの生きた証だ」とこちらの胸までいっぱいになった。


死んだ者たちと遺された者とが、「民衆の歌」で一番最後に声をそろえるとき、天井のライトは両者を隔てず同じように照らし出していることに、初めて気づいた。学生、バルジャン、エポニーヌ、ファンティーヌの思いは、今もコゼット・マリウスと一緒にあるということか…。このミュージカルは人がたくさん死ぬ話だけど、希望を信じる強さを与えてくれるのは、天国の彼らと同じ願いでつながっているから。今日、エピローグを観て感じたことを忘れたくない。


カーテンコールは、瀬戸内美八さんの司会が温かかった。まずアンサンブルを一人ずつ、名前で紹介。カンペ持たずに、そらで間違わず言ってのけた。あ、なぜかアンサンブルの列に混じっていた山口さんに気づかず「少年1の…」と紹介して、あわてていたっけな。


次の更新予定は、名古屋公演初日の3月1日(水)です。

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2006-01-15 23:31:12

作品の力がじわじわと

テーマ:レミゼ観劇記

1/14ソワレ。作品そのものの力をじわじわ味わった夜だった。この回のプリンシパル全員と、局田ガブローシュは、今日が千秋楽。その熱気はもちろんのこと、照明と音響の効果が素晴らしく良い席に恵まれたおかげで、自分にとって大阪でのベスト公演になった。


別所バルジャンは、役が身体の隅々にまで染み通っているのか、声も演技も伸び伸びとしていた。ちょっとびっくりしたのは、バリケードが落ちたあと、マリウスが生きているのが分かったとき、感謝の十字を切る代わりに、しわがれた声で「あ、ありがとうございます」と言っていたこと。よっぽど夢中で演技していたんだろうな…。エピローグ、「私は…父じゃない…」では、目の下を濡らしていた。


綜馬ジャベールがすごいのは、いい意味で「作りこんでいない」ようにみえるところ。スターズのとき、空中の一点を凝視して動かぬ目は、融通のきかないジャベールの性格を思わせる。立っているだけで彼の冷たさや威厳が伝わってくる――そうした域まで、遠くないところにいるのだろう。名古屋や東京でまた変化していてくれたらうれしいのだけど。


ワンデイモアで、坂元アンジョルラスが決起の叫びを上げ、学生や民衆が笑顔はちきれんばかりに集まってくる勢いに、「わあ、舞台いっぱいに希望があふれている」と思った。ジャベールやテナルディエは企みを抱え、バルジャンとコゼットは見えない未来を恐れているけれど、「明日をあきらめてはいない」というのはみんな同じだ。彼らの思いが、舞台から波のように押し寄せてきたとき、本当にレミゼを観に来て良かったと思った。

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2006-01-14 23:31:46

バルジャンらしい独白

テーマ:レミゼ観劇記
山口バルジャン、声が思うように出ないようで痛々しい。高い音が苦しいのか、声を伸ばさず押さえ気味。♪石のように~心を閉じて~は上げて歌ったけど、途中で音が乱れてしまった。ハラハラしたけど、思い切って挑戦しようとする精神が、未知の世界に踏みこむバルジャンと重なり、これもいいと思った。すべての声がきれいじゃなくても、バルジャンらしくていいじゃないか。
ANZAエポの、感情あふれる「ON MY OWN」~「恵みの雨」、最後まで一生懸命気持ちをぶつけて生きる姿勢が貫かれている。マリウスへの甘い恋心と、現実を見詰める強さとを併せ持った彼女のエポニーヌ、進化している。
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2006-01-13 23:46:28

レミゼ東京公演の新聞広告

テーマ:レミゼその他

通勤途中で新聞を読んでいたら、発見!

ぎゅうぎゅうの満員電車でも、♪ 見えるのはどこまでもレミゼだけ~


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朝日新聞に載っていたものです。日経にはありませんでした。毎日や読売にはあったのかな?

広告見てうれしかったけど、欲を言えばキャストの顔写真は割愛して、コゼットの絵と「レ・ミゼラブル」のロゴ、エピローグの写真だけにしたほうが、かえって強い印象を与えるんじゃないかな。顔写真は新聞だと見えにくいし、せっかく載っていても小さいし、キャスト紹介は名前だけでもいいような。


「どうぞお見逃しなく!!」とコピーにあるけど、言われなくても見逃しませんって!

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2006-01-12 23:33:18

レ・ミゼラブルの照明・マイベスト5

テーマ:レミゼその他

【レミゼ on TV】

堀内敬子コゼットの写真が、さっきこの番組 で映りました。おそらく楽屋で写したもので、「パリ・十年後」でかぶっている帽子に、黒いドレス姿。可愛らしくてちょっとお茶目な表情でした。

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レミゼほど、照明が語りかけてくるお芝居は、ほかにあるのでしょうか。  

斉藤晴彦テナルディエは、「思わず心臓の鼓動が乱れるくらい感動したあの照明」と、1998年の公演プログラムで称賛しています。

超前方席で役者さんの表情にかぶりつくのもいいけど、2階席で目に飛び込んでくるさまざまな光の表現は、時に歌や演技よりも強く心を揺さぶります。


◎ベスト1 「一日の終わりに」

幕が上がり、砂ぼこりの向こうにいる貧乏人たちに照りつける黄色い光。「死神連れた冬がささやく 命をくれと」を境に、それが白い色に変わり、群集の影と白黒のコントラストを見せる。歌や役者の表情も怖いほど迫力あるけど、照明が変わる瞬間も鳥肌立つくらいぞくぞくします。


◎ベスト2 (同順位で2つ)「独白」「ジャベールの自殺」

両方とも、床面に光の渦が描かれます。「光を求めて別れを告げよう 罪が渦まくジャン・バルジャンの世界と」と歌って渦から離れていくバルジャンと、「ひたすら落ちる星さえ凍る 捉えないようもない虚しい世界」しか見えなくなって渦に飲み込まれていくジャベール。

そういえば、「すごく久しぶりにレミゼを観た」という友達は、「ジャベールがいつ死んだのか分からなかった」と言っていました。もしかしたら、セーヌ川の渦が見えなかったせいかもしれません。帝劇1階E列あたりだったのですが、これくらい前方の席だと、床面の渦を観ることは難しいです。ここをしっかり見るなら、やっぱり2階かな。


◎ベスト4 「ジャベールの自殺」の一番最初の照明

マリウスを担いで下水道をさまようバルジャンが、出口でとうとうジャベールと相対したときの、あの照明! バルジャンの足取りを表す音楽がゆっくりと止み、「じゃーん」という重い和音が鳴ると同時に突然現れる、白い光の大きな×印。天から注ぐ2本の光が交差して、ジャベールとバルジャンを照らしています。ここもたまらん!


◎ベスト5 「プリュメ街」

これは自分の感想ではなく、SP公演のプログラムで宮本裕子さんが書いていた文章です。このおかげで、プリュメ街の観方が変わりました。ここに書いていいか迷ったのですが、出典を明記して引用させていただきます。

(引用ここから)

闇のなか、下手に一つ輝くライト、その光に飛び込むように走ってゆく時、言い知れぬ空気にふうっと包まれていく不思議な感覚を覚えました。バルジャンとふたりだけの世界に生きていたコゼットにとって、そのライトは外の世界のまぶしい光――マリウス、そして太陽…。心の扉を開いてくれる光のようでした。

(引用ここまで。※「レ・ミゼラブル 2000回達成スペシャルパフォーマンス プログラム」<平成17年5月24日発行>p49 宮本裕子さんのコメントより)


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2006-01-11 23:37:36

レミゼ in ベガーズ

テーマ:レミゼその他

西で「惨めな人々 」が日本の上演記録を伸ばし続け、東で「貧民たちのオペラ 」が本邦初公演されている今日このごろ、どちらか一方だけを考えろというのは無理な注文。日比谷界隈で仕事の打ち合わせがあったのを幸いに、日生劇場に寄って『ベガーズ・オペラ』のプログラムを買ってきました。ベガーズは1回しか観ない予定なんだもんね。事前に十分予習して行かないと。


「プログラムだけほしいのですが」と聞いたら、劇場外のチケット売場で扱っているとのこと。さっそく買い求め、ほくほく顔(ほんとにそんな表情してたと思うわ、自分)で持ち帰りました。


いま手元にありますが、レミゼ大阪公演が終わるまでは封印してます。がまんするぞ! レミゼが終わったら思いっきり読むんだ!


…というつもりだったんだけど、ちょっと中身見ちゃった。

稽古写真のページ…。あ、笹本玲奈ちゃんがレミゼTシャツを着ている。紺色で、胸元にコゼットマーク、その下に「噫無常」と漢字3文字が縦に入っていているデザインです。「嗚呼」じゃなくて「噫」なのね。公演スタッフが作ったオリジナルTシャツなのかな?

森クミさんも、胸にコゼットマークが入ったスウェット姿の写真があります。こちらは黒地にマークが白抜き。


タイトルイメージの似ている二つのミュージカル、自分の好みはどっちに傾くかな…。楽しみ。


追記:

梅芸HPにアップされた写真の一つにウケてしまった…

2006年スタート  >梅田芸術劇場限定のキャスティング

ページ下のほうにある写真の4人組、

左から順に…

落ち着いたコンブフェール兄貴、名無しの学生でもなぜかポーズ決めちゃう元アンジョ、体のでっかさに恐縮している大阪限定バベ。ここまでは普通。だけど、右端の大阪限定レーグルさん、その手の組み方と背中の曲げ方じゃ、おばちゃんに見えちゃうよ! …もしや狙ってやってるの?

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2006-01-10 22:23:24

東宝にもM&Aの波が

テーマ:ブログ

今日は別のテーマで書こうと思ってたけど、急遽差し替え。

レミゼを興行している東宝に、M&Aの波がやってきました。

「プリヴェチューリッヒ企業再生グループ」という投資会社が、阪急ホールディングスの筆頭株主となったそうです。


毎日新聞の記事が分かりやすいです。


(以下、記事引用)

◎プリヴェ:阪急HD株、京成電鉄の筆頭株主に

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060110k0000e020051000c.html

プリヴェは阪急経営陣に、東宝との経営統合や、宝塚歌劇団や東宝の演劇や映画作品を管理する新会社を作り、株式上場などを提案する。


◎プリヴェ:阪急HDは当面、静観の構え 影響力は限定的と

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20060111k0000m020097000c.html

阪急HDと東宝が持つ演劇事業や不動産事業をそれぞれ統合させることで、経営を効率化し、企業価値を高めるのが目的と見られる。

(引用ここまで)


記事によると、宝塚歌劇団は阪急ホールディングス全体の売上高の約5%を占めるそうです。さて、レミゼをはじめとする東宝ミュージカルは…。ものすごく潤っているというわけではないでしょう。


(以下、記事引用)

『プリヴェの松村謙三社長は毎日新聞の取材に対し、「東宝と宝塚歌劇団を統合させて、一大エンターテインメント(娯楽)会社をつくりたい」との構想を明らかにした。』

(引用ここまで)


これを機に、東宝演劇部門のテコ入れまでするつもりなら、本気なのかもしれませんね。でも「採算のよくない演劇部門は、切り捨てちゃえ」ということになったら、良質なミュージカルのロングラン公演なんてなくなってしまうんだろうか。ただでさえ最近、公演が短期化して、ファンはチケット獲得に苦労しているというのに…。レミゼの行く末が気になります。


企業の経済的価値の向上は、ファンのためにも必要なこと。でも同時に、社会的使命を裏切らない選択を期待しています。文化事業を営む会社なら、うつくしい経済活動で企業価値を体現してこそ、市場から長く支持される存在となるはず。そのための知恵を東宝に授けてほしいのよ、プリヴェさん。


(つぶやき)

ニュース番組であんまり取り上げていないのはなぜ?

実はたいした話じゃないってこと?

それとも、宝塚、阪急、東宝への社会的関心がこの程度ってこと?


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2006-01-09 23:48:15

もうさみしい

テーマ:レミゼ観劇記

大阪公演も今週末まで。

カレンダー眺めてそう気がついたら、一気にさみしくなってきました。

まだ公演あるのにね。スタッフも役者さんも、風邪とか雪とかお疲れとか大変だと思いますが、千秋楽へ向けて熱く走りぬけてほしいです。


去年の5月、帝劇公演が終わったときにはしばらく抜け殻状態になってしまって、我ながら戸惑いました。観客も、ラストスパートは燃えているんだわ…。その最中には気づきませんでしたが、今になってあの頃の記事を読み返すと、やっぱり独特の熱を帯びているような気がします。


レミゼ大阪が終わってもいろいろ観劇予定はあるし、3月になればまた名古屋で会える。4月も東京で会える。それでも、ともに手を携えて走ってきたパートナーがふと離れていってしまうような、このさみしさは何なんだ。大げさ?

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2006-01-08 23:41:52

すみません、ガブちゃんは荷車に乗ってました

テーマ:レミゼその他

元旦の記事で「新春の謎 」と題して「ABCカフェの後の『民衆の歌』でアンジョルラスが乗る荷車に、ガブちゃんは一緒に乗っていたかな、どうだったかな?」と書いたのですが、「サチコ・レポート 」を読んでみたら答えが分かりました。少なくとも春の帝劇公演では、ガブちゃんとアンジョルラスは一緒に荷車に乗っていたようですね。


◎ガブちゃんとアンジョルラスが一緒に乗っている写真

 http://www.toho.co.jp/stage/lesmis/report/report18.html

(マンホールの写真の下にあります。小さくて暗くて、キャストはわからない…)


◎文章でもはっきり書いてあります。

http://www.toho.co.jp/stage/lesmis/report/report28.html

ABCカフェの写真の下、

「『ピープルズ・ソング』で、アンジョルラスとガブローシュを乗せた荷車の行進が、1周から2周に。」

その文章に続く写真には、おぉ! 荷車の上で拳を掲げる岡アンジョと嬉しそうな笑顔のガブちゃんの姿が。


「サチコ・レポート」は東宝演出部のサチコさんが、去年春の帝劇公演時に、稽古風景や本番の舞台裏などをつづっていた連載です。一通り読んでいたつもりだったけど、改めて読み返すといろいろ勉強になるなー。例えば、バリケードで学生たちが使っている銃は、当時の方式そのままに、一度撃つたびに弾を込め直さなきゃいけない仕組みになっている、とかね。舞台でも、代わりの銃を手渡したり、筒をのぞきこんだりしている演技が見られます。


それと、昔あったバックステージツアーのレポートか何かで、「銃が結構重い」という感想を読んだことがあったけど、これにも意味があるとのこと。弾を込め直している最中に敵が攻めてきたときに、銃身で相手をやっつけるためだったそうです。この芝居も、実際にしていますね。


知れば知るほど面白い情報がいっぱいなので、「サチコ・レポート」は、梅芸HPの中でももっと目立つところに置いてもいいんじゃないかな~と思うのだけど。

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2006-01-07 23:43:21

大阪レミゼ・アンサンブル大会(1月組編)

テーマ:レミゼ観劇記

1月組は、男性陣にまず注目。大阪公演で役変わりしてたり、12月組のプリンシパルがアンサンブルで参加してたりするので、いろいろチェックしたくなる。プロローグの囚人シーン、分厚い声の束に感銘。重い絶望を表現する演技も丁寧。この場面が深く胸に刺さるほど、最後のエピローグがまぶしく見える。


◎岸ブリジョン


12月は革命のリーダーだったけど、1月は強盗団の一員。「♪ 地獄だ 陽が焼け付く」は、12月のアンジョルラス役で鍛えた太い声がはっきり響き、「あ、今日の公演は期待できるな」と思わせてくれた。ブリジョンにしてはかっこ良すぎる(?)のかもしれないけど、肩とか腕とかがっしりしていて、役のイメージを損なわない。ABCカフェでは名のない学生役。熱いというよりは落ち着いた印象。時々上目遣いにアンジョルラスを見詰めている。設定としては、どんな学生なんだろ。 聞いてみたいな。


◎小鈴コンブフェール


「♪ スケベーな工場長~」なんだけど、ちょっと控えめになってない? 日によって違うのかな。東京公演では、机に腰をひっかけてファンティーヌの手紙を自分の足の間に置き、それを取らせようとしていた…。現実にこんな人がいたら大問題だけど、舞台で観ると、その流れるような仕草に惑わされて、うっかり工場長に惚れてしまいそうだったわ。大阪公演では、手紙を挟んだ手でファンティーヌの身体をなでまわしている。「このっスベタっ! 出てけぇえええええええ!!!」と伸ばす声は好き。

さてコンブフェール。言葉を出さなくても、冷静な態度で皆を統制している名参謀だった。東山アンジョルラスのときに観たのだけど、理想に燃えるリーダーを包容力で補佐していた。特別なことをしているわけでもないのに、存在が印象に残る。


◎伊藤グランテール


アンジョルラスと最後に見詰めあい、彼が撃たれた音を聞いてバリケードに駆け上がり果てていくまで、この人だけを観てた。尊敬する友人の死に、自らの信念を捨てる瞬間。その表現が訳もなく心をとらえるから…。どこがどう、と説明できないのですが、あえて言えば、スローモーションでの倒れ方かな。赤旗の代わりに酒瓶を振りかざして果てていく流れに、アンジョルラスへの気持ちが込もっている。今まで、泣かなかったときはないな…。


◎上條レーグル


まず司教様。歴代の司教様は総じて音大卒だったりオペラ系だったりして、まろやかなテノールだった。でも上條司教様は、低めのしっかりした声でバルジャンを説き伏せている。声がキレイすぎないところに、かえってリアリティがあったような。

レーグルのときはびっくりしたよ! 今回、ヘアスタイルを変えているキャストは多いけど、驚き度合いはレーグルが一番だ。ムッシュかまやつ が金髪になったイメージだろうか? 当時のフランス学生としては、ああいうのもありなんだろうか。岩波文庫版で原作挿絵を見れば分かるかな? アンジョルラスが「♪ レーッド! 熱き血潮! ブラーック! 呪いの過去」と歌うのを、一生懸命メモしている演技が目立ってた。


◎原バベ


これまでのブリジョン役からバベへ。大きいです。ブリジョンが二人いるみたいだ! でも別に、バベは小柄でなくてもいいんですよね? バリケードシーンでの軍人「♪砦の者よ よく聞け! 市民は援護にこないぞ!」 の声はきれいに響いていた。

◎萬谷プルベール


東京公演では、ヒモとして登場する「パリ・十年後」で追い剥ぎに合う演技 (たぶん)をしていたけど、大阪ではやっていなかった。うーん、テナ夫人が森クミさんのときだけの芝居なのかな? あれ面白かったので、ぜひもう一度観たかったのだけど。

◎横田クールフェラック


この人の熱血ぶり、好きなのですよ…。グランテールが「♪ こいつぁまるでオペラ」とふざけたときには、今にも殴りかからんとして他の学生たちに止められている。グランテールはアンジョルラスとの対比で語られることが多いけど、クールフェラックとの絡みも大事だよね、と気づかせてくれたキャストです。


女性はこの人!


◎局田ガブローシュ(少年1)


12月、1月と通しで出ているので、厳密には「1月組」であり、「12月組」でもある。ガブローシュの死に方は、さすがに彼女の動きが一番自然で、安心できます。「♪ それで貧乏なのか そんなもんじゃないぜ」の視線の鋭さには、大人の女性のやわらかな面影はまったくない! 

一転して、「少年1」役では、女性として出てくるシーンがたくさん。どの場面でも、比較的見つけやすい。もちろんガブちゃんのときとは違って、高い声。結婚式で、背の高い男性キャストと組んで一生懸命踊っているところは、可愛らしかったな。

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