ジェネオン エンタテインメント
ジョニーは戦場へ行った

重たい映画ですね。

両手足と顔を爆撃でなくし、耳も聞こえない兵士。
軍部は意識も無いモノとして実験のために生かします。
しかし、彼には意識があった!

ALSの人も同じような状況なんでしょうか?
しかし、ALSの人は身体的欠損はない。
しかし、ALSの人はジョニーのように首は動かせない。
でも、両者とも人工呼吸器さえあれば、生き続けることができる。

彼に意識があることがわかった軍部は戸惑います。
その根底には意識があったのなら、死なせたほうが良かった・・・
意識がないからこそ、生かしたのだ・・・

本来は逆ではないのかと思う。
意識があるからこそ命を助けるのだ。
無ければ、単なる息する肉の塊だから、生きる価値がない


しかし、ジョニーですら、
自分の治療費を自ら稼ぐために
見世物になって経済的に自立して生きるか、
殺してもらうかの二択を求める。

でも、本当に当事者は死を望むのだろうか?
それは健常者の思い込みではないかと思う。
彼は首を動かしてモールス信号を打つことによって
コミュニケーションがとれるのだし・・・

モノクロとカラーをうまく使った映画でした。
だれか現代の医療技術をベースにリメイクして欲しいなぁ。

そもそもこの映画は反戦映画なので、
戦争で傷痍軍人を多く生み出すことは社会的費用も馬鹿にならないと
言うことをうまく伝えていると思います。
軍人を養成する費用、武器など装備費、破壊される都市、
失われる多くの命、社会に抱える数多くの傷痍軍人、
得るものより失うものの方が圧倒的に多い戦争・・・
馬鹿げているよなぁ・・・


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