1/23~26までバングラデシュの首都ダッカに滞在してました。
目的は、ビジネス視察。
帰国後、多くの人から
バングラデシュ、どうだったの?
と聞かれます。
よくわからない国だけど、
なんとなく気になる。
そんな国なんじゃないでしょうか。
アジア最貧国
チャイナプラス(中国の次の生産拠点)
水害
いろんなイメージが先行するなかで
実際に目にしてきたのは
イメージ通りの部分もあったり、そうじゃなかったりする部分もあったり。
まず、出発前にフェースブックで質問があったものにお答えすると
不動産の法規、税制については
JETROページに詳しく乗ってるので省略するとして
日本より狭い国土に1.5億人が住む
世界トップクラスの人口密度だけあって、不動産価格はすさまじいものが。
70~100坪くらいのちょっとした豪邸
(田園調布にあるようなもの)が10億円
300坪くらい行くと40億円
と、日本よりも高い価格で取引されている。
一部の超富裕層(財閥系企業のお金持ち達)が買っているのです。
大使館が立ち並ぶ、日本で言うと麻布や広尾に相当する場所なので
高いのも頷けますが、ステータスのために10億以上もお金を出せる人が
ゴロゴロいるんです。
でも一方で、町中で売っている
果物を串に刺したようなおやつは、こんな場所でつくられてたり(笑)
ぜったいに日本人は食べてはいけません。
産業や労働環境について。
バングラデシュの労働者賃金は、かなり安いです。
縫製工場やリキシャ引きなどのワーカー層で月収5000円~
この人件費の安さに目を付けて
ユニクロやZARA、フォーエバー21などの
国際的ファストファッションメーカーが続々、製造拠点をバングラに持つようになっています。
とはいえ、バングラデシュの大きな特徴として
安い人件費以外、産業的なインフラや設備、産業をほとんどもってません。
なので生地などの素材はすべて輸入です。
日本も鉄や石油を輸入して、自動車などをつくっているように
バングラも、加工貿易の国なのです。
なので、国内ではつくれない品物(生活雑貨のほとんど)は高いです。
ほとんどが輸入品のため、
スーパーで買い物をしても洗剤やお菓子、衛生品などの
生活必需品の物価は、日本で買うのとそう変わらないくらいの水準です。
むしろ、マレーシアの方が安いくらいでした。
それと、人件費がやすいのは
工場ワーカーなどの話で、
ホワイトカラーになると、月収10万円
人気職種の世界ブランド(ユニリーバ)や
携帯会社(グラミンフォン、エアテル)などでは
マネージャークラスになると20万円にもなります。
低所得層の20倍から40倍もの格差になります。
毎年10%以上の賃金上昇が続いていて
給料を上げないとすぐに転職しちゃいます。
日本みたいに終身雇用的な発想は
雇う方も、雇われる方もないようです。
ビジネスチャンスはどうなのよ?
という問いかけをよくされるのですが
バングラデシュは、ビジネスチャンスはめちゃめちゃあります。
なにせ、コンビニすらないんですから。
先進国であるビジネスで、バングラにないものを持って行けば
タイミングさえあれば成功できるでしょう。
マーケットが極端に二極化しているので
貧困層を対象にしたBOP(Base of pyramid)ビジネスか
超富裕層を相手にしたビジネスになります。
BOPビジネスはグラミン銀行やグラミンフォンなどが事例としてあります
こちらはかなりの資本力が必要になるので、
小さい資本で乗り込むなら、富裕層向けがいいでしょう。
日本から高級車専門の車磨き屋さんが乗り込んで成功していますし
ミツオカ自動車が一等地にショールームを建ててがんばってます。
ジャパンクオリティのサービスを
ローカライズして持って行けば糸口は十分あると思います。
でも1つだけ、すごいハードルが高いとすれば
インフラがぜんぜん整ってないこと。
停電もすれば
交通インフラ(信号や道路)も未整備。
交通渋滞は世界最悪と言われるのですが
まさしくそうで、
ほんの30キロ離れた工場に往復するだけでも6~7時間かかります。
現地の経営者も渋滞がひどいので
ほとんど現場には行かないそうです。
この辺がバングラビジネスの特徴ですね。
走ってる車は、ほとんどがトヨタ。
バスやトラックはISUZUなどが多いです。
こんな風に、日本での姿のまま頑張ってる車もあります。
ショッピングセンターを出るだけでも渋滞です。
大気汚染もひどいです。
車の排気ガスだけでなく
こんな風に、工場の煙突にも排ガス規制的なものが
あって無きがごとし。
バングラの空港に着いたとたん
のどがチクチクして、半日で鼻が黒くなりました。
ネガティブな面も伝えましたが
人はとても素直でいい人が多いです。
観光客慣れしてないので、じろじろ見られますが
ボッてやろう、みたいな感じもなくてむしろ好感がもてます。
あと、これはいいなと思ったのは
バングラ人が一番あこがれる人は「お金持ち」
お金持ちがバングラではリスペクトされています。
みんなサクセスしたい。良い暮らしをしたい。
だから必死に働いて、住むところは最低限に抑えて金を貯める。
町中を走っていると、掘っ立て小屋みたいなものが沢山目に入るのですが
本当に貧しい人だけでなく
お金を貯めるためにあえて住んでる人も多いというのです。
そしてお金をためて、無理して車を買う。
だから渋滞が起こる(笑)というのもあるのですが
物が無い社会だからこその貪欲さという、日本では感じられなくなったものを感じました。
こんな感じで、大きなチャンスとタフな環境がごっちゃになった
ものすごくエネルギーに満ちたカオスな街。
それがバングラデシュの印象です。
過去のODAの成果ですごく日本に親しみを覚えてくれている国でもあるし
機会があれば、一度は見ておいても良い国だと思います。










