東京都江戸川区で今年1月、区立松本小1年の岡本海渡君(7)が死亡し、両親が傷害致死罪で起訴された事件で、都児童福祉審議会の児童虐待死亡事例等検証部会が28日、中間報告を発表した。昨年9月に担任が海渡君の顔に外傷によるあざがあることに気づき、副校長らに報告したが、学校側は注意して見ていくことを決めただけで児童相談所などに通告していなかった。

 文部科学省は全国の学校に「疑いがある場合には、確証がない時でも児童相談所等の関係機関へ連絡、相談する」と通知している。

 また、海渡君が頭にけがをして受診した医療機関には、院内虐待対策委員会があったのに、海渡君の件については報告されていなかった。

 報告書は関係した機関について、海渡君本人から話を聞いていない▽それぞれが他機関に任せきりにした▽連携が不十分だった--などを共通の問題点として指摘した。

 都は08年度から、重大な児童虐待事例を都児童福祉審議会の部会で検証している。海渡君の事件はこれとは別に初めて緊急に検証した。【田村彰子】

【関連ニュース】
乳児虐待:壁に頭打ち付け重傷 22歳父逮捕 茨城
虐待:6歳の男の子が脳内出血で重体 義父を逮捕 三重
虐待:5カ月の長女を壁にぶつける 母親逮捕 愛知・常滑
福岡3歳児虐待:31歳継父も逮捕、浴槽に監禁容疑
北海道4歳児虐待死:否認の男に懲役8年 旭川地裁判決

<ひき逃げ>女性はねられ死亡 警察が捜査 群馬県高崎(毎日新聞)
東京駅ホーム突き落とし 2審も実刑(産経新聞)
東大寺にふすま絵40面奉納=日本画家、5年がかりで制作-奈良(時事通信)
中国 海軍のヘリコプターが海自艦に接近 政府が抗議(毎日新聞)
「ミス報告しにくい」3割…JR西労組アンケ(読売新聞)
AD