宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、世界初の宇宙ヨット実証機「イカロス」が、帆の展開に成功したと発表した。展開作業は3日に開始。円筒形の機体を回転(最速で毎分25回転)させ、側面に収納されていた樹脂膜を遠心力で伸展させて、約14メートル四方の帆が完全に広がったことを確認した。

 イカロスは太陽光が持つ微弱な圧力を帆で受け止め、燃料を使わずに飛行する小型ソーラー電力セイル実証機。帆の展開で、イカロス計画は「最大のヤマ場」を越え、宇宙ヨットとして本格的な航行がはじまる。金星付近に到達するまでの半年間、帆にはり付けた太陽電池の発電能力やソーラーセイル(太陽帆)による加速、軌道制御技術などを検証する。

 計画をまとめるJAXAの森治助教は「世界初の宇宙ヨットが誕生したので、今後の見本になるようなクルージングをしていきたい」と話した。

 イカロスは5月21日、JAXA種子島宇宙センター(鹿児島県)から国産大型ロケット「H2A」17号機で日本初の金星探査機「あかつき」と同時に打ち上げられた。

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