IT業界に多い偽装請負について

偽装請負とは、業務請負や業務委託の契約形式を採るものの、
実態が労働者供給あるいは供給された労働者の使役である状態を指します。
職業安定法違反の違法行為です。

偽装請負の判定基準
・集合時間や集合場所などの拘束を受け、仕事の依頼を拒否できない
・業務のやり方に指揮監督が行われている
・勤務日、勤務時間が指定され、出勤簿で管理されている(拘束性がある)

厚生労働省は2007年9月27日、個人事業主として存在するメッセンジャーに対して、上記の判定基準により、正式に「労働者」と認定を下しました。
これを「労働者性がある」とし、各都道府県労働局に対しても同様の判定基準を通告しました。

偽装請負に伴い、労働災害が発生した場合には、労働者を受け入れた者も責任を負います。
被災した労働者の「これ以上迷惑を掛けたくない」という意識もあり、
労災隠しが横行してます。
労災隠しは、使用者の優越的な立場を悪用した強制というだけでなく、
対策の確立や再発防止・予防を妨げる行為です。

職業安定法第四十四条
何人も、次条に規定する場合を除くほか、労働者供給事業を行い、又はその労働者供給事業を行う者から供給される労働者を自らの指揮命令の下に労働させてはならない。
職業安定法第四十五条
労働組合等が、厚生労働大臣の許可を受けた場合は、無料の労働者供給事業を行うことができる。
職業安定法第六十四条
次の各号のいずれかに該当する者は、これを一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
九  第四十四条の規定に違反した者

参考)
Wikipedia 偽装請負
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%81%BD%E8%A3%85%E8%AB%8B%E8%B2%A0
Wikipedia 労働災害
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%81%BD%E5%AE%B3
IT業界のタブー「偽装請負」に手を染めていませんか?
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060113/227252/

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