お陰さまで,RazorEdge presents『プロメテウスは電気椅子の夢を見るか?』は盛況のうちに幕を閉じました.お忙しいところ,お越しくださったお客さまがたに御礼申しあげます.

2009-06-07
 リーマンショックに弾かれてごろ寝彷徨っていた頃,土浦通り魔事件を報じるワイドショーを観ていて赤江 珠緒の振る舞いに肺腑を衝かれる.read

2010-12-05
 この時点で,無辜の市民が他者と対決する法廷ものを2012年の演し物とすることを決定.
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2011-03-01..2011-03-09
 資料に『古事記』を購入.会食相手に2012年演し物の構想について口角泡飛ばして語る.

2011-03-11
 『Eureka』まで残り六ヶ月のこの日,断絶が起きる.

2011-09-11
 『Eureka』によって燃え尽きる.

2011-12-29
 ハコ書きを終え,執筆を開始.

2012-01-29
 脱稿.
 

2012-03-01
 キャスト募集を開始.人探しは難航を極め,2012-07-01の稽古初日寸前まで縺れる.

2012-03..2012-04
 キャスト探しが難航しているときに自棄酒を呑んでいたら劇団男魂の方々がその呑み屋に現れる.じぶん以外に『Forget me not』『流れもの』を唱う人物を初めて見掛けて嬉しくなり,強引に杉本さんに名刺交換していただく.その数日後,やはり強引にアポイントメントをもぎとり,相談に乗っていただく.

2012-06-11
 flyer design発注.


2012-07-01
 稽古初日.楽曲制作を本格化.

2012-07-05
 flyer発注.2012-07-13に到着.

2012-08中旬
 楽曲が出揃う.30曲前後創ったが,例によって10曲程度はボツに.

2012-08-25
 稽古終わりにつきあいで都内一等地の小屋で催された舞台に自腹を切る.
 最悪だった.

2012-08-28
 数日前,ゴミのようなチケットをおれに売りつけた出演予定者の一人が一方的に降板を通告してくる.以前からその人物のプロジェクトに対する姿勢を疑っていたため快諾.方々に連絡をとって,別バージョンのホンの用意が済んだところで,ホンを読み終えた直子さんから面会の依頼.
 とるものもとりあえず下北沢へ向かう.新宿で小田急線の車輌に乗り込んで人心地ついたとおもいきや電車が停まる.ダッシュでタクシー乗り場へ.
 直子さんとの交渉は丁々発止たるものだったが,何とか,頸を縦に振っていただく.
 問題発生から10 hoursで問題を解決.

2012-09-07
 『Mr.Wells』稽古初期に使った稽古場にて,まどかと雅のみの稽古.
 稽古の方法について示唆を与えてくれた.

2012-09-09
 稽古打ち上げ.

2012-09-15
 小屋入り.スケジュールの目測を誤り,23:00バラシとなる.

2012-09-16
 1本目: 初回が醸す緊張がいい方向に作用.
 2本目: 演出としては納得できない回だった. 

2012-09-17
 3本目: 及第点.だが,3本目も会心の回ではなかったので,演者に檄を飛ばす.
 4本目: やっと,キた.

 4本目のカーテンコールを終えて,おくりだしに外へでて外気に触れたとき,長いトンネルを脱けたような気がして,おもわず歓声をあげる.窘められたが,その振る舞いを理解できるのはおれだけだ.20年間,おれは傑作をモノにするために,弛まぬ努力を積み重ねてきたのだ.その大団円に平静でいられるはずもない.演者それぞれがお客さんといつまでも談笑している.演し物がつまらなかった場合は見受けられない光景.一仕事終えたスタッフが煙草を呑んでいる.ひしめきあう人影のなかに,sinの姿を見掛けた.頬が綻ぶのが判った.
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remainTimeForPrometheus: 15 days

テーマ:
 『トータルリコール』がリメイクされ,『ブレードランナー』のディレクターによる『プロメテウス』が公開される年におれが上演作に『プロメテウスは電気椅子の夢を見るか?』と命名したのは,全くのシンクロニシティだ.
 2012年1月の執筆中,無題だったホンの名前を考えついたとき,ecstasyにも似た快感がおれの体幹を衝き抜けた.
 このホンもプロジェクトも少なからぬserendipityに恵まれ いよいよ 2日間4回のflightに対する準備が整った.
 今回も,毒か薬にしかならない作品をご用意した.
 お愉しみに. 

【information】
RazorEdge presents
『プロメテウスは電気椅子の夢を見るか?』
2012-09-16, 17@新宿ゴールデン街劇場 各日昼夜2公演計4公演
http://razor-edge.net/prometheus/
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What is story?

テーマ:

 「じぶんが『美しい』と感じたものについて描くのが小説だ」とあいつはよく云っていた.


 もともと生まれて初めて書いた小説が意味のない冒険小説だったおれとあいつは譚を創ることに対するapproachの仕方が全く異なっていた.


 おれは,歌も書いていて,無意識裡に歌と譚で責務を分けていたのだのと『Eureka』の頃,気付いた.


 33にして参入した演劇事業だが,この3 seasonsで, calendar通りにhard workをこなしながら4件のprojectを実現させた/* 4件目は9月上演だが */.


 あいつの云っていた意味が『プロメテウスは電気椅子の夢を見るか?』を書きあげてみて判った.Prometheusは,おれの世界観をbaseにした<人間>に対する諦観と愛着が綯い交ぜになった叙情詩だ.





 『Mr.Wells』では,バットを短く持って三遊間の深い位置を狙った.


 『Eureka』では,アウト覚悟でジャストミートだけを心掛けた.


 『プロメテウスは電気椅子の夢を見るか?』はバックスクリーンへの軌道を描きつつある.





http://www.youtube.com/watch?v=vN_The2EBMg


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