いよいよ今週土曜日から、練馬区立石神井公園ふるさと文化館で、特別展「江戸の食文化」が開催されます。

同館のサイトには


 にぎりずし、そば、てんぷらなど江戸の特色ある食文化と、江戸の食を支えた食材「練馬大根」について紹介します。
 江戸時代後期、江戸のまちでは、食を楽しむことが広く普及しました。江戸の食を支えた食材のうち、野菜類に関しては、鮮度の面などから、江戸近郊の村々から供給されました。「練馬大根」もそうした野菜のひとつでした。


と紹介されています。

また名物・練馬大根については、同じく区のHPで次のように説明されています。

 大根の練馬か、練馬の大根かと言われるほどに名をはせた練馬大根は、元禄の江戸時代から栽培されるようになりました。当時すでに人口百万をこえる江戸の需要にこたえる野菜の供給地として、練馬大根の栽培も発展していきました。よい大根を作るための肥料は、江戸の下肥(人糞)が用いられ、野菜を納める代わりに受け取る貴重なものでした。

 明治の中頃から東京の市街地が拡大していくのに伴い、練馬大根の生産も一層増大していきました。その練馬大根は、たくあん漬けとして製品にされ出荷しました。また、干し大根としても販売され、一般家庭ではたくあん漬けが作られました。

 その後、昭和の初めのころまで盛んに栽培され続けますが、昭和8年の大干ばつや、何回かのモザイク病の大発生によって大きな痛手を受けました。その後も、食生活の洋風化・急激な都市化による農地の減少などにより、昭和30年頃から栽培が衰退し、練馬大根が出回ることがほとんどなくなってしまいました。
 練馬大根の栽培が激減していくなかで、キャベツ栽培が主になり、現在の主要生産物はキャベツになっています。


期間は3月16日までと長いので、ぜひみなさんも足をお運びください!