固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。


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ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫) ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫)
リー・チャイルド 小林 宏明

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ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫) ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫)
リー・チャイルド 小林 宏明

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かつて自身が指揮していた部隊の現在の指揮官であるターナー少佐に会いにきたジャック・リーチャー。

しかし、見に覚えのない嫌疑を掛けられており、ターナー少佐も拘束されているという。

リーチャーは自身とターナー少佐への嫌疑を晴らし、真実を知るために行動に出る。





「61時間」(過去記事はこちら )の続編的な内容の、トム・クルーズ主演で映画化された原作(映画は未見)で、映画化するのに選んだのも頷けるようなサスペンス。


「61時間」では声だけの登場だったターナー少佐。


そのターナー少佐に惹かれ、会いにきたジャック・リーチャーは実に覚えなのない嫌疑を掛けられ、かつての部隊に復帰させられる事に。


更に会おうとしていたターナー少佐も拘束されているという。


一体、ジャック・リーチャーは何に巻き込まれたのか。


そしてターナー少佐は一体どんな陰謀に嵌められたのか。


リーチャーが訴えられる事になる2つの事件と、ターナー少佐の事件の謎が読者を惹きつけて、先へ先へと読ませます。


冤罪をしかけれらたリーチャーは、ターナー少佐と共に真実を暴こうとしますが、その真実というのが・・・実はちょっと拍子抜けしてしまいまいした(笑)。


しかし、それまでの経緯はなかなかにサスペンスフルで読み応えあり。


その中でリーチャーが自分の娘であるかも知れないサムとの交流場面が印象に残りましたね。

リーチャーのこれまで見えなかったような顔が見れたような気がします。


また、アクション部分は少なめながらも、時折敵に見せるリ容赦ないリーチャーの様子がサスペンス色の強い作品の中でインパクトを与えてくれました。


何はともあれ映画版も観てみたいです。


そして未訳の作品も紹介していって欲しいですね~。


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ホームズ四世 ホームズ四世
新堂 冬樹

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歌舞伎町のホストクラブのナンバーワン・ホストである木塚響は、実はあの名探偵シャーロック・ホームズの曾孫だった。

曾祖父の名声に反発するように、ホストとして女性に優しくする事に情熱を注ぐ響だが、「太客」である加奈が失踪し、その彼女を探す事に。

そしてその調査中で響は美女探偵・桐島檸檬と出会うのだが、彼女はなんとホームズの盟友、ワトスンの曾孫だという・・・。





ホームズの曾孫は歌舞伎町のナンバー1ホストという設定に惹かれて読みましたが・・・。



図書館で借りて読んだ本で良かった。


これを単行本で買って読んでたら「金返せ!」と叫んで投げ出してたかも。



まずは主人公の描かれ方に違和感。


そして何より文章そのものに違和感を覚えつつ読みました。



ま、ライトノベルだと言われればそんなもんかと思わないでもないですが、いまどきライトノベルだってしっかりした文章で読ませるものも多いです。


とにかくこれを出版しようとした編集の良心を疑います。



初読みの作家さんでしたが、二度はないかも。



・・・と、いつになくブラックな感想になりましたが、この作品と作家さんを好きな方、ごめんなさいです(+_+)

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七色の毒 (単行本) 七色の毒 (単行本)
中山 七里

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『切り裂きジャックの告白』の犬養刑事を主人公にした、七つの色をタイトルにもたせた7つの事件が収められた短編集。


特に前半は実際にあった事件などをモデルにしており、それをこういう風に料理するのかと感心すると共に、特に「白い原稿」に関してはモデルとなった人が読みながら脳裏から離れませんでしたね。


(因みに、ちょうどこの作品を読んだ後に、その「白い原稿」を原案にしたドラマが放映されると知り、いったいどうするのかと思ったら、「白い原稿」を事件の冒頭の素材として使用し、オリジナルのお話になってましたね)


事件の真相にはそれぞれ“毒”があるけれど、その全てが単なる毒ではなく、犯人にとっては薬でもあったんだなという印象を与えるように描かれてい点が良かったです。

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夏に凍える舟 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 夏に凍える舟 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ヨハン テオリン Johan Theorin 三角 和代

早川書房 2016-03-09
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エーランド島でリゾートを経営する富裕なクロス一族の末っ子ヨーナスは、二年振りに過ごすリゾートを楽しみにしていた。

しかし、年上の従兄たちからは仲間外れに会いボートでひとり夜の海にこぎだした彼の目の前に、幽霊船が現われ襲われる。

必死の思いで陸に戻ったヨーナスは、元船長イェルロフのボートハウスに辿り着き、イェルロフに幽霊船の話をするのだが・・・。





<エーランド島>四部作の完結編です。


あたらしい国に渡り、帰ってきた男が計画している事とは。


そしてイェルロフ爺さんは事件にどう向き合うのか。


帰ってきた男の過去を知れば知るほど、その行いとは裏腹にいつしか応援してしまう事に。


エーランド島の夏は眩しいぐらいに輝いてるように映ります。


それでも北欧だからか、著者が相変わらず美しく描写するからか、どこか凛と冷たい印象を受けながら読みました。


心身ともに傷ついたイェルロフが最後に決断した事は読み始めた時から予感はあったものの、イェルロフに吹いた風にとても救われた気持ちになり、シリーズの最後を飾るに相応しい爽やかな希望を感じる事が出来ました。

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人間性剥奪 人間性剥奪
両角 長彦

光文社 2016-06-16
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中学校の教室内で突然、複数の生徒が苦しみ出し、五人が病院へと搬送され、そのうち二人が死亡する。

給食のデザートに毒物が入っており、果たして毒物は、いったい誰が、いつ、なんのために入れたのか。

教師、生徒、保護者、それぞれが秘密を抱えていて、捜査は難航する。





タイトルが思わせるほどの重さはなく、サクサクと読み進めることができるミステリでしたね。


捜査を担当する女性刑事も含めて、登場人物は味付けされてる程度。


なので、事件の内容に比べていまひとつ深刻さが伝わってこないのが難点でしょうか。


けれども読みながら怪しいと思ってた人物がやはり犯人だったけれど、そこにもうひとつポイントが重ねられているのは好印象ですね。


それだけに、もうちょっと人間そのものが描かれていればな、とちょっと残念でした。

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