固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。


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れんげ荘 れんげ荘
群 ようこ

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有名広告代理店に勤めていたキョウコは早期退職を決意。

都内のオンボロアパート「れんげ荘」に引っ越しし、月10万円で暮らす貯金生活者となって、何もしないでいい生活を楽しもうとするのだけれど・・・。




バリバリのキャリアウーマンだったキョウコが、愛想をついたり残業したりする毎日と、ソリの合わない母親との生活など、ある時に全てを手放したくなって早期退職。


そして実家を出て、家賃3万円のれんげ荘へと移り住みます。


他人の目にどう映るかといった体裁ばかり気になる母親から離れ、働きづめの日々からも解放されて何もしないという事ができる毎日を手に入れたキョウコだけれど、根が真面目なのか、何もしない事に悩む様子はちょっと可笑しかったですね。


そんなキョウコも、梅雨時は壁に生える黴に、夏は蚊の大群に、冬は雪が舞う部屋に悩みつつも、いつしかれんげ荘に流れる空気に包まれるように、日々をただ過ごす事が板についていきます。


そんな何もしないでもいいという生活に憧れる部分はあるけれど、実際に何もしない毎日ってのは退屈かも知れないですし、そんな生活を楽しめるのは、ある意味才能かも知れないですね。


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ラメルノエリキサ ラメルノエリキサ
渡辺 優

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どんな些細な不愉快事でも必ず「復讐」する事をモットーとしている女子高生りなは、ある日、夜道で何者かにナイフで切り付けられ、その際に犯人は「ラメルノエリキサ」という謎の言葉を残す。

りなは復讐を誓い、犯人を追うのだが・・・。



復讐をモットーとする少女りな。


そのりなが帰宅中に何者かにナイフで切りつけられ、復讐するために犯人を探す様子を描く青春小説。


その中で描かれているのは母や姉に対する愛憎といった、相反するようなりなの感情。


復讐を叶えるために行動するうちに、りなはこれまで気付かなかった自身の内なる弱さと強さ、そして姉の真実を知る事になります。


彼女の目には目をのモットーは簡単には変わったりしないだけろうけど、果たして犯人を目の前にした時、りなの心の内にどのような変化があったのかでしょうか。



事件そのものの真相についてですが、勘のいい人というか、ファンタジー小説やゲームに親しんでいる人は、犯人が残した言葉に見ただけでピンと来る部分あるんじゃないでしょうか。

実際、自分もそういう意味があるのかなとある程度の予想はつきましたしね。

なので、ミステリとしてよりは、やはり主人公そのものを描いた一風変わった青春ものとして読んだ方がいいのかも知れませんね。


そして読了後には、りなの数年先が知りたくなったと同時に、りなの姉と、出番は殆ど無い母親が本当はどんな人物なのかも知りたくなりましたね。

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ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫) ロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)
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ある日、ベンは自宅の庭にレトロでオンボロなロボットが入り込んでいるのを発見する。

妻からはそのロボット、タングをどうにかして欲しいと言われるが、何故かタングに惹かれてタングを修理するための旅に出る事を決意するベンだったが・・・。




人工知能が発達し、洗練されたアンドロイドに身の回りの世話をさせる事ができる近未来のイギリス南部が舞台。

弁護士としてバリバリに働く妻と違い、大人になっても何一つ成し遂げた事がなく、親が残した遺産で漫然と暮らすベン。


そんなベンが、妻に愛想尽かされても突如庭に現れた「四角い胴体に四角い頭」というレトロな姿のロボットのタングを治す為に、地球半周の旅へ。


最初は子供のようなベンと我儘な言動を繰り返すタングの姿には、ちょっと引き気味で読み進めましたね。


けれども、旅の中で経験する世界にベンが成長していく様子や、ベンとタングとの間で育まれていく友情に、いつしかこの二人を愛おしく思えてくる素敵な冒険譚となりました。


終盤、ベンがタングの事を想いやってとろうとする行動と、逆にタングがベンの事を想いやって言うセリフには思わず胸がジーンと。。。


とにかくタングが可愛い(笑)。


そんな可愛いタングにまた会いたい・・・ですね!

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ラジオラジオラジオ! ラジオラジオラジオ!
加藤 千恵

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カナは友人のトモと一緒に地元のラジオ局で週に一回、「ラジオラジオラジオ! 」という番組のパーソナリティを務めていた。

トモと一緒に番組の内容を考え楽しんできたカナだったが、ある日トモがラジオを辞めると言いだして・・・。




自意識過剰な青春時代は、自己中心的な考え方をしていても、そうとは気付きにくいもの。


ずっと変わらないものは無いのは分かっていても、それを実感し始めるのが高校3年なのかも知れないですね。


ラジオのパーソナリティを務める自分は他人とは違う、平凡な日常という水槽から、広い世界に飛び出す事を夢見るカナですが、進路を考え始めたトモとや、リスナーであり頼りにしていたお姉さんの事、それに友人との関係など、実は何も分かっていなかった事に気付きます。


そんなカナはラジオのパーソナリティを本当の意味で一人で始める事になり、どういった変化や成長を見せるのかが気になるところでした。

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豪雪のなかバス事故に巻き込まれた元軍人のリーチャー。

真冬のサウス・ダゴタに足止めを食らう事になたリーチャーは、殺人事件の目撃者として地元警察によって保護される老婦人を守るために、警察から協力を要請されるのだが・・・。




〈ジャック・リーチャー〉シリーズ邦訳最新作。


バス事故により真冬のサウス・ダゴタに足止めを食らうリーチャー。


そこで巻き込まれた事件を、単調ともいえるほどシンプルに描いているのだけど、その淡々とした語り口がほど良い緊張感を物語に与えてくれてます。


また、証人となる老婦人と、リーチャーを電話越しに助ける、リーチャーが初代指揮官を務めた第110軍警察部隊の女性指揮官がいい味を出してます。


物語は後半に入ってもシンプルで淡々としているとも言えるような描写が続きます。


それでいて終盤に向けて徐々に高まる緊張感が読者を惹きつけます。


正直、証言を行う老婦人の命を狙うのは誰なのかというのは早々に分かってはしまいましたが、それでも読ませるのは主人公が完全無欠のヒーローのように見える部分と、時折見せてくれる人間的な魅力が大きいですね。


そしてシリーズとしての安定感や安心感もあるかと。



しかし・・・


つづくって何よ?!


気にならない訳がないですが、この後に続く物語はなんと本作とは関係ないお話だとか。


更に次の邦訳は本書の続きではなく、トム・クルーズによって映画化された原作となるお話とのこと。



シリーズはやはり順番に読みたいなぁ。


でも、こうやって邦訳されるだけでも翻訳ものファンにはありがたいんですよねぇ。

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