固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。


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ロス暴動大混乱の最中に発生した女性ジャーナリスト殺害事件から20年。

暴動による混乱の最中、事件はすぐにボッシュの手を離れて未解決のままになり、それがずっと心に残っていた。

すべての事件には解決につながる「ブラックボックス」があるという信念のもと、ロス市警未解決事件班ボッシュは再捜査を開始するのだが。

 

 

 

〈ハリー・ボッシュ〉シリーズ最新作。

 

かつて自身が関わったものの、未解決事件となったままであるロス暴動時に起こった女性ジャーナリストの殺害事件。

 

その事件を再び捜査するボッシュですが、20年の歳月の壁は大きく、地道な捜査が続きます。

 

そんな中、突破口となりそうなものを掴んだところでボッシュに上から圧力が。

 

果たしてボッシュはいかに20年の壁を超え、そして上からの圧力を撥ね退ける事が出来るのかと、物語が盛り上がり始めたところで後半に入ります。

 

しかしやはり20年の壁は厚いのか、後半に入っても地味とも言える捜査を続けるボッシュ。

 

そしてついに、上からの圧力もある中でボッシュは単独捜査に踏み切ります。

 

その危うさとタフさ、そして被害者の無念を思い怒りに駆られる姿はたとえて歳をとっても変わりないボッシュの姿には熱くなります。

 

また、娘との生活の中で、娘を大切に思いながらも一つの言動で思い悩む姿はとても人間らしいものとして描かれている部分も印象に残りますね。

 

作品そのものは地味ともいえる事件で、終盤は強引過ぎる部分はあります。

 

けれども、死者の代弁者としての使命感を滲ませるラストシーンもまた熱いものがありました。

 

さて、今回ボッシュに圧力がかかった原因というのが、いつもの政治的圧力なのかと思っていたのですが、ここは最も意表を突かれました。

 

ボッシュの恋人との仲、そして愛娘との距離感なども含め、今後も注目ですね。

 

 

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「パンとスープとネコ日和」の続編。

 

たろちゃんの事を思い出しては涙するアキコですが、喫茶店のママの優しさや働き者のしまちゃんに支えられて、お店のあり方について悩んでも、根っこのところでぶれずに毎日を丁寧に過ごす事ができます。

 

知らないうちに誰かに支えられたり、そして自然と誰かを頼ってみたりと、精神的な支柱となる存在が身近にいるといいですね。

 

そして自分が誰かにとってそんな存在でいられるような生き方をしてみたいです。

 

しかし、根っこからぐらぐらしちゃう毎日かも知れませんが(笑)。

 

 

それにしても喫茶店のママさんが意外にもいい人でした。

 

前作ではおせっかいな人だなぁという印象でしたが(笑)。

 

 

さて、終盤でアキコのもとに訪れるもの。

 

それは、アキコの周りの人の優しさの象徴かのよう。

 

新たに愛おしく想う存在を身近に得て、アキコはどのように感じ、そして生活していくのか続きが楽しみです。

 

 

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パンとスープとネコ日和パンとスープとネコ日和
群 ようこ

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母を突然亡くしたアキコは、永年勤めていた出版社を辞め、母親がやっていた食堂を改装し、サンドイッチとスープ、それにサラダにフルーツで日替わりにメニューのみのお店を再オープンする。

しまやんという気配りのできる女性に手伝ってもらう事もできてお店は順調にいっていたのだが・・・。

 

 

母親が亡くなり働いてた出版社を辞め、母がやっていた食堂を改装、アキコは自分が思うお店としてオープン。

 

しかしながら、母の店の常連だった人たちや商店街の喫茶店のママ、それに母の過去を知る人やお店に訪れるお客さんの言動に心を揺り動かされます。

 

それは、母の店の常連だった人たちからは、以前とは違うお店になったことに文句だたり、喫茶店のママのおせっかいだったり、更にはシングルマザーだった母の事を知っているというお客さんからの、アキコ自身も知らない父(らしき人)の事をわざわざ知らされたりと、思わず憤慨するような事だったり。

 

しかしながら一緒に働いてくれる、っかり者のnしまちゃんと、一緒に暮らす事になったネコのたろちゃんが傍にいてくれたからこそ自然体で日々を過ごす事ができたんでしょうね。

 

それだけに終盤の出来事は、アキコがその事を思い出す度に一緒に胸が苦しくなりました。

 

それでも日々は続いていく中で丁寧な食事を出して行く事で、アキコもまた強くなっていくのでしょう。

 

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風雲のヤガ (グイン・サーガ141巻) 風雲のヤガ (グイン・サーガ141巻)
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<グイン・サーガ>141巻。

 

ヤガを舞台に七人の魔道師再び?!

 

・・・といった展開を見せる五代さんの回です。

 

七人のうちの一部が集まり、敵と味方に分かれて、そしてブランはまたも苦労を背負わされて大変です(笑)。

 

さて、物語は「風雲」になりそうなところで終了。

 

もう少し早い展開で物語が動いてくれると嬉しいところですが、リギアたちとヴァレリウスも別行動となった事で、今後の展開は益々遅くなりそうなのが心配です(汗)。

 

じっくりと描写されてる様子は、栗本さんみたいだなと雰囲気を感じますが、展開が遅くなるところまで似てこなくてもいいというのが本音です(笑)。

 

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ハリー・オーガスト、15回目の人生 (角川文庫) ハリー・オーガスト、15回目の人生 (角川文庫)
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1919年に生まれたハリー・オーガストは、死んだ後も同じく1919年に同じ状況で生まれ変わる。

何度生まれ変わっても全ての記憶を受け継いだまま新たな人生を繰り返すハリーは、11回目の人生で世界の終りが近づいている事を知らされる。

果たしてその原因とは・・・。

 

 

 

タイムリープものとしてのSFとしても、冒険小説としても最後の最後まで堪能させてもらいました。

 

かつての記憶をもったまま繰り返す人生。

最初はその事に悩み苦しむ、自身の体質を受け入れるようになるハリー。

 

しかし同じように、前の人生の記憶を持ったまま人生を繰り返す同類がいて、その同類たちが相互に互助しあう組織がある事を知ります。

 

その組織や仲間によって新たに始まる人生も、ハリーは自身のやりたい事を進めるために利用し、また、自身の経験を新たに生まれる同類を助けるために利用してもらう事に。

 

けれども組織に属さず全ての物事を解明しようと野心をもつ科学者ヴィンセントという存在と、彼に惹かれながらも世界への公正さを失わないハリーのヴィンセントに対する愛憎といった相反するような複雑な感情が、なんともまた物語を豊饒とさせてくれているようです。

 

ハリーとヴィンセントが全ての謎、世界そのものを謎を解くために研究を続ける量子物理学に関してはさっぱり分かりませんでした(笑)。

 

しかしながら、いやはや、これを読み逃しておくのは勿体ない面白さで、読みだすと止まらず一気読みでした。

 

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