固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。


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ゴルゴダの丘でイエスを刺した〝ロンギヌスの槍〟

その槍を手にした者は世界を手にする事が。

 

そしてその槍に対抗するのは、”無名兵士の槍”。

これは実はイエスはもう片方からも刺されていたとする、著者の創作設定で、その二つの槍から大きく飛躍する物語となっています。

 

その“ロンギヌスの槍”を巡る戦い、それは<新宿>そのものが決着をつける意思を見せ始めます。

 

そんな中でせつらが鈴香にかけた言葉が印象的で、その言葉をもう一度言ってもらいたいと望む鈴香が、最初に登場した時の印象よりも純な感じなのが意外で良かったです。

 

また、槍に捉われたラジアが時折せつらを想って正気に戻ったのも切ないところですね。

 

しかしせつらがメフィストに受けた特訓て何だったんでしょう。

 

それに「私」の登場もちょっと唐突感は否めず、結末も菊池さんらしくバタバタと一気に畳み掛けられ、結局何だったのかといったところも残念。

 

以前のように“せつら”の怖さを感じさせながらも陶然とさせられるような描写が欲しいですね。

 

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菊地秀行

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〈マン・サーチャー・シリーズ〉14作目。

 

短編集の秋せつらの物語には、哀愁が詰まっているのが特徴で、その中にコミカルなものがあったりして好きです。

 

しかしながら、こうまで「わたし」が出なくなってくると物足りないと思ってしまうのも事実。

 

今回はサブキャラの出番も少なかったですしね。

 

新宿そのものである〈せつら〉その人が印象に残る場面が欲しいところです。

 

それでも《新宿》はやはり《新宿》である様子は描かれ、魔界都市そのものの魅力はあせる事は無いかも知れません。

 

 

 

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〈ビストロ・パ・マル 〉シリーズ3作目。

 

今回はまたギャルソンの高築君の視点での物語に統一されているのが落ち着きます(笑)。

 

しかし今回は胸がざわつくような読後感の物語が多かった印象ですね。

 

その中で最初に収められていた「コウノトリが運ぶもの」は切ないながらもポッと胸に灯がともるようで、思わず涙が。

 

三舟シェフの優れた洞察力と美味しい料理をまた楽しみたいので・・・4作目も待ってます!

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明治初期、英国人が殺害されてさらし首にされるという事件が相次ぐ。

義足の下級武士の奥井は17年ものあいだ追っていた友の仇がその犯人であると告げられ、復讐のためにと仇を追うのだが。




居合切りの達人である義足の下級武士、奥井。


罪を犯したとはいえ命の恩人である親友の水口の復讐の為に藩を出奔し17年間、仇を追っていたものの、その姿は様と知れず。

しかし、英国人が相次いで殺害される事件の犯人こそがその仇であると、いわゆる探偵だと名乗る男から告げられる共に行方を捜す事を依頼されます。


奥井は復讐を果たす為に、そして、殺された英国人の家族の為にも犯人を捜し始めるのですが、徳川幕府が倒れ身分制度が崩壊し移りゆく時代の中で、出奔したとはいえ武士であった誇りの名残りと、変わっていくものへの寂しさと希望といった複雑なその胸のうちを、英国人連続殺人事件を通して描かれます。


若干予想はできていたものの、復讐を果たそうしていた奥井の前に突きつけられたラストシーンは、なかなか良かっただけに、もう少し奥井の胸に巣食っていた亡き友やこの移りゆく時代への想いといったものの熱さ、そしてそれだけに去来する虚しさがもう少し感じ取れるような描写が欲しかったところかも。

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ドイツのケンプテン地方刑事局の警部であるクルフティガーは、自身が住む片田舎の小さな町で起きた殺人事件の捜査に乗り出す。

被害者は地元の乳製品メーカーに勤める“食品デザイナー”

クルフティガーは、容疑者や動機が見付からない中で、もともとは都会の大企業の“食品デザイナー”だった被害者が何故このような田舎で勤めているのか、そしてどんな製品を開発しようとしていたのかを調べることに。





ドイツの地方警察の中年警部クルフティガーはを主人公としたシリーズ1作目。


クルフティガーは死体が苦手で匂いを嗅ぐだけで吐き気をもよおしたり、おっちょこちょいな部分を部下たちに陰でからかわれていたりする、一見頼りない刑事。


しかしながら、家では好きなチーズも食べれなかったり、妻が食事に招待した夫妻の前で出来もしないのに上品にふるまおうとしたりと、恐妻家で妻には頭に上がらないけれど、なんだかんだで愛し愛されてる様子。


そして使えるのか使えないのかよく分からない部下たちや、主人公が車の中で張り込みをする際に準備万端にしたつもりがそうでもなかった上に、やる事なす事裏目に出るようなドジぶりなどに、思わずクスリと笑わされました。


肝心の殺人事件も気がつけば真相に辿り着いてしまうといった感じながら、時折見せる警部としての資質もあって楽しませてくれました。


主人公以外にはあまり共感できそうなキャラクターはいなかったですが(笑)、ドラマ化されているとの事で映像で見てみたいですね~。

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