固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。


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4月の読書メーター

読んだ本の数:8 読んだページ数:2834 ナイス数:293

 

渇きと偽り (ハヤカワ・ミステリ)渇きと偽り (ハヤカワ・ミステリ)感想友人が妻子を撃った後に自殺。友人の父親からの手紙をもらったフォークはある事件によて追われように出た故郷を20年振りに訪れる。旱魃の影響で故郷を包む空気は重い中、友人の死の真相を調べはじめるフォークは、過去の事件についてフォークを責める住民の視線や言動に傷つき憤りながら調査を進めるのですが、住民たちが隠してきた秘密が明かされる中で徐々に真相に迫る様子や、旱魃で苦しむ故郷の情景とフォークの心情とが相まって終盤に向かって静かながら熱く胸に迫るように描かれていました。読了日:04月30日 著者:ジェイン・ハーパー
ネコと昼寝―れんげ荘物語ネコと昼寝―れんげ荘物語感想れんげ荘物語シリーズ3作目。相変わらず何もしないでいる事についつい考え込んでしまうキョウコさん。そんな彼女のもとに訪れるぶちおと名付けた猫さんが、その生活に潤いをもたらしてくれるものの長続きはしません。働くこと以外で何かしてみたいと思う中で、れんげ荘に住人との距離も今までよりも近くなってきたなというところで事件発生で、まさかの「続く」状態。もうぶちおは来ないのかな。そして物語終盤で起こった出来事はキョウコの暮らしと考え方に変化をもたらすのでしょうか。読了日:04月25日 著者:群 ようこ
眠る狼 (ハヤカワ文庫NV)眠る狼 (ハヤカワ文庫NV)感想絶縁状態だった祖父からの手紙で帰郷した陸軍兵のバン。家に帰ったバンが目にしたのは何者かに撃たれた祖父の姿。誰が何故祖父を撃ったのか。犯人を探しだす様子と、犯罪者である祖父との交流を描く過去の様子と交互に描かれ、それが終盤になるにつれて効果的に物語に厚みを加えてくれてます。バンを助ける裏社会の仲間たちももっと個性的に描かれているとより良かったかと思いますが、バンが陸軍兵とはいえ決して超人であるようには描かれておらず、そして過去の出来事と真実からバンがいかに人間味ある男であるかが描かれているのが良かったです。読了日:04月23日 著者:グレン・エリック・ハミルトン
風雲のヤガ (グイン・サーガ141巻)風雲のヤガ (グイン・サーガ141巻)感想ヤガを舞台に七人の魔道師再び?といった展開だけど、七人のうちの一部が集まり敵と味方に分かれて、そしてブランはまたも苦労を背負わされて大変です(笑)。さて、物語は「風雲」になりそうなところで終了。もう少し早い展開だと嬉しいところですが、リギアたちとヴァレリウスも別行動となると益々展開遅くなりそうなのが心配(汗)読了日:04月16日 著者:五代 ゆう
レッド・クイーン (ハーパーBOOKS)レッド・クイーン (ハーパーBOOKS)感想血の色で階級分けされた世界で、奴隷階級<レッド>の娘メアが、レッドではあるはずの無い能力に目覚め、王子の婚約者として身分を作られる事になり、階級制度を破壊しようとする組織に協力していくといった物語ですが、なるほど、色んな要素がてんこ盛り。ヒロインのメアは目覚めた能力以外ではスリの技能以外にはこれといった特徴は無いけれど、虐げられてきた者として反逆する中でどのように成長していくかが肝でしょうか。そしてそんなメアを中心にしたロマンス部分がどう描かれるかが何よりこのシリーズの今後を占うところかも。読了日:04月15日 著者:ヴィクトリア・エイヴヤード
慈雨慈雨感想退職した元刑事が妻と共に四国八十八ヶ所巡礼の旅へ。長年抱えてきた悔恨の想いと手掛けてきた事件の被害者の供養の為にお遍路の旅を続ける神場には、警察官としての使命感や忠誠心と人が人であるための倫理観は重くのしかかっています。その重みを若い刑事に託す事にするその姿は、切なくも苦しくもあるけれど、それだけに清々しいものすら感じさせ、その重さに向き合う姿に思わず涙。「孤狼の血」のように濃厚ではないかも知れないけれど、主人公を通して人が生来持っている慈しむ想いが胸を打ちました。読了日:04月13日 著者:柚月 裕子
ハリー・オーガスト、15回目の人生 (角川文庫)ハリー・オーガスト、15回目の人生 (角川文庫)感想タイムリープものとしてのSFとしても、冒険小説としても最後の最後まで堪能させてもらいました。記憶をもったまま繰り返す人生。同類がいて、互助しあう組織がある中で、全ての物事を解明しようと野心をもつヴィンセントという存在と、彼に惹かれながらも世界への公正を喪わないハリーのヴィンセントに対する相反するような愛憎がまた物語を豊饒とさせてくれているよう。量子物理学に関してはさっぱりだけど、いやはや、これを読み逃しておくのは勿体ない面白さでした。読了日:04月08日 著者:クレア・ノース
幻夏 (単行本)幻夏 (単行本)感想冤罪をテーマに日本における司法制度の問題を問いかける社会派でありつつ、あの短い夏の少年達の兄弟愛や友情を描く事によって、真実が明らかになりつれ、人が理だけでなくどうしようもなく情によって動かされてしまう様子を、積もりゆく切なさとやるせなさでもって描いたミステリで読みごたえありました。ところでおかしいなと思って読んでたら、前作から登場人物は引き続き登場してるんですね。前作も読まないと!読了日:04月02日 著者:太田 愛
読書メーター

 

 

4月は8冊読了と、3月と変わらず。

 

でも収穫は多い月となりました。

 

国内作品では、シリーズ2作目と知らずに読んだ太田愛の「幻夏」。

そして、「孤狼の血」に続いて新たな魅力を見せてくれた柚月裕子の「慈雨」。

 

海外作品では、リプレイものの新たな傑作クレア・ノースの「ハリー・オーガスト15回目の人生」。

デビュー作とは思えぬ冒険小説の力作、グレン・エリック・ハミルトンの「狼の血」。

そしてこちらもデビュー作とは思えぬ完成度を見せるジェイン・ハーパー「渇きと偽り」。

 

読み応えある作品を立て続けに読めて、読めた冊数以上に満足感を得れた月になりましたね。

 

 

さて、5月はいよいよマイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ>シリーズの新作が出ます!

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