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(「癌について考えよう」からの続き)
前回、癌についてお話ししました。では癌細胞が発生するメカニズムを御存じでしょうか。「そんな事知りたくない」って、まぁ~ちょっとだけ辛抱して御付き合い下さい。
人間の身体は50~60兆個の細胞で形成されています。気が遠くなる程の数ですね。でも、日本の借金が1000兆円ですから大した事ないのかな。誰も騒ぎませんものね。
細胞は古くなると細胞分裂して新しい細胞に置き換わります。脳細胞等の一部の細胞を除いて、約3ヶ月で新しい細胞に置き換わります。つまり3か月前の貴方の身体はもう無いのです。
正確には、部位によって置き換わるスピードが違います。平均スピードは50~60日位と推定されています。毎日1兆個の細胞が入れ替わる訳ですね。
細胞分裂を起こす時、新しい細胞には古い細胞と全く同じ遺伝情報がコピーされる事になります。
しかし、1兆個の細胞が入れ替わるのです。ミスコピーが僅かながらも起こるのです。その確率は100万分の1です。これは恐ろしく正確であるとも言えるのですけどね。
皆さんは写真をPCでコピーしようとして上手く出来なかった事ありませんか。100万分の1の失敗なのですから正確でしょ。
それでも毎日約100万個の出来損ないの細胞が出来る計算です。
古くなった細胞や出来損ないの細胞は、自ら死を選ぶ様に仕組まれています(アポトーシス)。だって、役に立たないものに居座ってもらっては困りますもんね。出来損ないの細胞が悪さするかも。
アポトーシスさせる役目を担っているのがp53遺伝子です。動物が手に入れた生命維持機能と言っても良いですね。生命とは何と不思議で神秘的な事でしょう。
これならば、癌細胞は発生しない事になります。めでたしめでたしですね。でも、そうならないのが現実です。もし、p53遺伝子の部分もミスコピーされたとしたら・・・。
出来損ないの細胞の200分の1がp53遺伝子欠損を起こし、残念ながら癌細胞が発生し、増殖を始めます。
発癌性物質だの提灯だのと言ってる間に、貴方の身体の中では毎日5000個の癌細胞が自然発生しているのです。これも最近良く聞きますよね。怖ろしいですね。
これでは人間は生きられないですよね。なのに人間は70億人にまで数を増やしました。何故滅亡しないのでしょうか。
それは、免疫細胞があるからです。動物にとって生命維持の最後の砦と言える画期的な機能です。不要なものを取り除いてくれるのです。
ところが、そう簡単に事は運びません。まだ不安要素がある事を申し上げなければなりません。人間に生まれた事を恨みましょう。人間が手に入れてしまった諸刃の剣です。
それは、人間に備わった特有な性行動です。これが、他の動物よりも癌細胞を増殖し易くさせてしまったと言う事を御存じですか。
これより先は性的領域に触れなければなりません。シャイな私には心の準備が必要なのです。この続きは次回に。如何か御容赦を・・・(何がシャイじゃ、サボりたいだけだろ~が)。
(つづく)
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