今日はこれからの教育に関する本のご紹介です。
題名:世界への扉を開く“考える人"の育て方
著者:大前 研一
◆こんな方にお勧め!
・国際的な教育に興味のあるパパママ
・国際的な教育に興味のあるパパママ
・これからの教育に関心があるパパママ
◆感想
◆感想
グローバルな時代になってきて日本の教育も変わろうとしています。
特に2020年に大学入試の制度が変わるということもあり、新しい時代に活躍できる子どもの育て方や考え方というのはどういうものかということを大前さんが述べています。
また、その考え方に合う教育として、国際バカロレアというグローバルで統一された教育が紹介されていました。
どこの国でも同じような教育カリキュラムになっており、自分で考え答えを導き出すというものです。
まだまだ日本では普及していないようですが、今後の教育としては必要になってきますよね。
それではいくつかポイントをご紹介します。
◼︎日本人に足りない教育とは?
日本の教育は知識中心の教育と言われています。
日本の教育は知識中心の教育と言われています。
戦後教育として、先生が知識を生徒に教える、みんなと同じ教育をして、同じような製品を効率よく作って、経済が発展してきました。
しかし、今は答えのない時代であり、自分で課題を発見し、答えを見つけていく必要があります。
ITが発展し、知識だけではコンピュータに負けてしまうので、考える力が必要になってきているわけですね。
特に日本人は教えられたことを素直に学ぼうとして、本質的なことを考えないので、「なぜそうなのか?」「本当にそうなのか?」ということを考えていくことを子どものころから教えていかないといけません。
これを学べるのが国際バカロレアという教育であり、アダブティブラーニングと言われているような答えのない問題をディスカッションして、自分の意見を言うようなものです。
◼︎質問で考える力を鍛える
そんな日本の教育では、知識と穴埋め式のテストで答えを教えるだけです。
しかし、これから必要なのは、自分で考えること、その考えを伝えること、リーダーシップなど、単なる知識ではなく、自発的に物事を考えるスタイルです。
時には物事を疑い、本質的なところから考えていくことも重要です。
大前さんはこの「質問力」をきたえて、答えのないことに自分なりの答えを導き出すことが大切と言っています。
その鍛え方としては、半日使って、何か1つテーマを決めて、ひたすらそれについて調べていく。
単にWebで検索するだけでなく、「これはなぜか?」という視点で深堀する。
そして1枚の紙にまとめておけば、そのテーマに関しては自分の意見を言えるようになるとのこと。
大前さんはこれを365日やっているから何でもこたえられるそうです。
すごいですね!
◼︎ノーベル賞受賞者が多いユダヤ人
さて、ノーベル賞受賞者が多いのはユダヤ人なのですが、なぜでしょうか?
彼らは「人と意見が一致したときは危ない」という考えのもと、「本当にそれでいいのか?」と疑ったり、人と違うものの見方をします。
そうすることで、常に新しい発見をしてきた歴史があるんですね。
これからの子ども達もそのような視点を持って、物事を考えられるようになると、日本の国力も上がっていくような気がします。
イクメン評価
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勉強になった感 :★★★