monsoon jamの7曲目、「WALK」。



この曲はアルバム「NO RAIN NO RAINBOW」を発表した直後くらいから唄い始めていたので、もう3年くらいライブではやっているお馴染みの曲。


かっつんの曲に、俺が詞を乗せたパターン。



誰かに「SMAPの曲みたい」って言われたこともあるが(笑)、確かにキャッチーで親しみやすいメロディーラインなのかな。

長い間演奏するにつれて、この曲もアレンジが何度も変わり、現在のこのボサノバ風味の(決してボサノバではない(笑))、軽やかなのかなんなのか、癖のあるようなないようなアレンジに落ち着いた(笑)。


プロデューサーいわく、「変態ボサノバ」らしい(笑)。


最後ではなぜか手拍子が入ったりしている。このあたりはかっつんのアイデア。この曲調に、当たり前のような顔で入ってくる違和感の無い手拍子もある意味すごいよね。




ボーカル録りが長時間におよんだことで、個人的にはレコーディング期間中で一番印象が濃い曲かもしれない。






歌詞に関しては、旅を終え、東京という街で日々を送っている時間を切り取っている。


旅をしている間は、自然に旅で感じた想いが言葉になるし、東京で暮らしている今は、日々が舞台になって言葉が生まれる。


旅の空のように、突き抜けた深い蒼はないけど、日々の中で垣間見るささやかなあったかい部分を探してみたかったんだ。




偶然本棚から手に取った古い文庫本に、挟まっていた旅行中の写真。
星が無いとわかっていながらも空を見上げて、1つだけ星が見えたとき。

となりの寝顔。
スピーカーからの音。
友人の笑った顔。
朝の光。





みんな誰かの真似をして、誰かに似ていることで安心している。
でもホントは似ているだけものなんていらない。
ホントの顔で笑えるのは、説明の要らない、ホントの瞬間だけなんだ。



しかし、
全てが上手くいって怖いものなんか何もないという瞬間でも、本当は見えないフリをしているだけで、かすかに小さな影がつきまとってる。
それは自分の性格のせいなのか、この街の性質なのか。


そんな日々の中で歩いているんだ。



前に進むことは簡単じゃなくて、とても怖いことだけど、
走らなくてもいいから、スピードがなくてもいいから、スキップでごまかしてもいいから、
歩き続けてみたい。



立ち止まってる時、傍から見たら当たり前だけど動いてないように見える。進んでないように見える。
でも、立ち止まっている時だって、何かにつかまりながら歩いているんだぜ。って言いたい。





いつものメトロのホームで、無意識に唇を噛み締めてる。

そんな中でも、どこかに潜んでるあったけーものをなるべく見逃さないように、見失わないように。そうありたい。





歩いていけば、いつか君にも会えるだろう。
その時は、よろしくな。

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