初の3日間開催となったTIF2016、
初日と3日目のちょっとだけ行ってきました。
見たグループはかなり個人的なかたよりがありますが、
それぞれの感想は後半で記したいと思います。

では、TIF全体の感想ですが、ほぼこの記事のタイトルで
言いたいことは完結しています。
今年だけの感想ではなくなっていますが。

2010年に始まったTIFも今年で7回目になりました。
2010年というとAKB48『ヘビーローテーション』リリースの年で、
まさにアイドルブームが到来しようとしていた時期だと思います。
グループアイドルも2010年前後に結成のところは多いように思います。

第2回の2011年は東日本大震災の年でしたが、
そんな年だからこそ、仙台のドロシーリトルハッピーが
アイドルファンに「見つかる」、そんなTIFになりました。
翌2012年は前年に見つかったドロシーに加え、
ガンダム前でIロックをやったしず風絆、
「最初で最後」のひめキュンなど、ロコドルの活躍が目立ちました。

2013年あたりから、TIFは性質が変わってきたと思います。
TIF以外にも大きなイベントがいくつも行われるようになり、
ロコドルもちょくちょく東京に遠征してくるので、
正直、TIFでどうしても見ないと、という状況はなくなってきました。
なので、TIFで「見つかる」、ファン目線なら「見つける」という
現象は、起きづらくなってきていたと思います。

個別の例をあげて申し訳ないですが、
2013年のTIFというと「チャリフト」が話題になった年です。
(この単語が分からない人はググったら何か出てくると思います!)
完全にファン、というかヲタクが主役です。そしてバカ騒ぎです。
いいとか悪いとかはいいません。
というか、最高にイケてると個人的には思いました。

2014年くらいから、ヲタクのマナーがあれこれ言われだしました。
リフト、モッシュ、ダイブ、脱衣、その他もろもろ…
「めちゃくちゃする」のが楽しいアイドルが増えてきた
そういった背景もあったと思います。
去年2015年は「大阪☆春夏秋冬が見つかった」という
トピックこそありましたが(たしかにライブはめっちゃよかった)、
2日目の出演キャンセルだったり、サイリウム投げだったり
いよいよ話題の中心はめちゃくちゃする方になってきました。

そして、2016年、とうとう「優勝」の時代がやってきました。
「優勝」ってもともとはどこから発生した概念でしょうか。
せのしすたぁでしょうか。

個人的な解釈で、しかも説明すると何にもおもしろくないですが、
最高のライブだったり、思いっきりやらかしたり、エモかったり
そういうライブが「優勝」です。(何それ。)

ただ、そのうちの半分くらいは、ただの厄介なのかもしれません。
賛否両論だと思います。というか、かなり「否」がいると思います。
ステージそっちのけでバカ騒ぎして
「優勝」している例が多々あるからです。

ここからは多少、個人的なグループの感想を交えつつ…


初日、ホットステージで虹コン、TPDと正統派グループを見て、
外に出ると優勝候補がいました。RYUKYU IDOL(琉ドル)です。
いや、RYUKYU IDOLも正統派です。かわいくて曲もキャッチーです。
でも、ライブハウスでやっているノリがそのまま、いやそれ以上に
ガンダム前で炸裂してしまいました。
ヲタクが観覧エリアから走りだし、ガンダムの周りを猛ダッシュ!
からのオーエーオー!からのらいおん。ブレード!
(分からない単語は全部ググって!)

自分もその中にいました。(どうかしてるぜ!)
ヲタクみんな、運営にめちゃくちゃ怒られました。
でも優勝でした。
ぼくも「琉ドル優勝しました #TIF2016」とツイートしました。
ヒドい…運営さん、ごめんなさい。でも楽しかった。

初日は優勝候補連発でした。(主にスマイルガーデンで。)

ドロシーが『nerve』やってぶち上がりすぎて優勝!そしてBONDS!
(セキュリティー会社「BONDS」も今回のTIF、優勝です)

STEREO JAPAN(ステトー)では浮輪投げてフラッグ掲げて優勝!
(このとき、5年前のTIFで「見つかった」ドロシーの
メインボーカルの「のぼり」が一緒になって上がってたのが、
月日の流れ、諸行無常を象徴していると思いました。)

夜はPassCode、ベルハーでリフト、モッシュ続出で優勝!
BONDS大活躍。

もう、完全にステージはそっちのけにされてます。
自分は優勝肯定派なので楽しんでいましたが、
迷惑だと思う人からしたら、うっとうしいだけです。

自分の周りにそういう人が多いからかもしれませんが、
「どこどこのライブがよかった」とか
「なになにちゃんがかわいかった」とか
「だれそれを初めて見られた」とか
そういった感想はほとんど聞きませんでした。
4年ぶりにTIFに帰ってきたロコドルの雄・ひめキュンがいたのに
(ライブ、4年前とは比べ物にならないくらい力強かったです)
聞こえてくる話題といえば、
「スマイルガーデンで優勝!」とか
「スマイルガーデンで優勝!」とか
「スマイルガーデンで優勝!」とか…

2日目は行っていませんが、
いまのグループアイドルの中でも屈指のビジュアル揃いの
夢アドでリフト、モッシュ、サークルが起こったっていうのは、
完全に「優勝」にベクトルが向かってしまっています。

3日目、せのしすたぁだけはどうしても見たくて行きました。
せのしすたぁこそ、優勝に優勝に優勝を重ねてきたグループです。
ライブのたびに優勝です。出れば優勝。
ちょっと前までの国内ハンマー投げの室伏みたいなもんです。(違います。)

去年のTIFでは、メンバーのまおさんのマイクが話題になりました。
「飛ぶな~!」「フジテレビにケチャ~!」
巧みなマイクでヲタクを操っていました。
でも、今年はガンダム前で15分ワンステージの一発勝負
リフト、モッシュが発生して止められたものの
お偉いさんとまおさんが握手するなど、「さすが」と思わせるステージングで
これまた優勝でした。

で、夜はスマイルガーデンでベイビーレイズのときに
サイリウム投げで優勝がありました…
(これはちょっとキレイだから、動画は探して見てみてほしい)


もはや「今年は誰が、どこが『見つかる』か」みたいな話題はほとんどなく、
「誰が、どこが『優勝する』か」そうなっています、TIFは。
フェスの存在意義が完ぺきに変わってしまいました。
6年という短い月日で、完全にパラダイムシフトが起きています。
それを強く感じた今年のTIFでした。


来年があるか分かりませんが…
(正月に冬版TIFをやるそうですが、正月くらいはアイドルもヲタクも
お家で家族とゆっくりした方がいいと思います…)
ひとつだけ次へ向けての課題、提案として
今年はちょっと出演組数を増やしすぎて1組あたりの持ち時間、ステージ数が
少なくなってしまったので、絞った方がいいと思いました。

15分では3曲しかやれないし、1ステージではTIFでドラマも生まれないので…
持ち時間15分のライブって、新宿渋谷のライブハウスでやってる地下対バンと
何も変わらないので…


今年のTIFは優勝合戦でした。
楽しかったけど、どうかしてるけど、楽しかった
けど、どうかしてます。

ぼくたちはアイドルをあまりに遊びすぎてしまったのかもしれません。
来年以降、その前にこの夏から秋に予定されているアイドルフェス、
ただの優勝合戦で終わってしまうのか、アイドルが本来の底力を見せるか
注目していきたいと思います。




p.s.虹コン根本さんのおっぱいは誰が何と言おうと優勝です。
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