このところすっかり暖かくなり、桜も満開のところがあるほどに、また様々なお花、植物などが咲き始めました。
つい最近まで、冬季オリンピック、パラリンピックに感動していたのがもう昔のことのように、季節はどんどん先にすすんでいきますね。
そこで、今回は私にとってとても大切な思い出の春の一曲を書いてみたいと思います。
春といえば、まずさくら・・歌では名曲が沢山あり、「とてもこれ!」とは言い切れません。
 
ですが、私にとって春は寒い冬が終わり、これから希望に胸をふくらませる時期でもありますけど、それと同時にどこかもの哀しい、悲しい、という気分にもさせてくれる季節です。
それは卒業、別れ、というのも関係あるのかもしれませんけど、どうもそれだけでもないのですね。
自分でもよくわからないのですけど。
若い頃はそんな事は全くなかったのですが・・
 
その若い頃、といっても20年位前で青春時代ではありませんけど、私が友人と一緒によく2台ピアノで演奏した一曲をお勧めしたいと思います。
その曲の名前は、三善晃作曲『組曲・唱歌の四季 より 朧月夜』です。
これはもともと歌ですが、三善先生が2台ピアノ用にアレンジし、5曲から出来ている名曲集です。
まず、春は朧月夜、夏は茶摘み、秋は紅葉、冬は雪、そしてフィナーレに夕焼け小焼け、となっています。
 
この曲こそ、春の穏やかさや、それでいて晴れそうで曇ってる花曇りの日、昔の家の縁がわで庭の木をなんとなく眺めてる光景などが思い浮かぶのですが、いかがでしょうか?
懐かしさというのか、それがもの哀しいのかもしれませんね。
この曲を同じ大学の2年後輩の神奈川在住の友人と横浜市の青葉台・フィリアホールという所でご一緒したのがきっかけで、その後も私の発表会などでも一緒に弾いてもらいました。
衣装も友人は白、私は黒、と揃えました。
勿論、その時は組曲全曲演奏しましたけど、他の季節の曲もとても美しいですよ。
 
ですが、今は春なので、この曲を皆さんに是非お勧めしたいと思います。
こんな朧月夜もあるのか、と思っていただけたら嬉しいです!ユウ・チューブでも検索すれば出てきます。
 

 

川口晃祐・智輝のデュオなど綺麗です。
他にも女性デュオの演奏もあります。

 

ちょっと色々と事情があって、ブログの更新が本当に久しぶりになってしまいました。
今年の冬は各地での大雪、首都圏でも雪に見舞われるし、極寒でしたし、またインフルエンザの大流行など大変でしたね。
それでも庭の梅はそんな中で咲き始めたし、木々の芽も少しずつ見えるようになり、本当に植物って偉いなあ~と感動するこの頃です。
 
感動といえば、私は今まで自分が運動神経が良くない事もあり、スポーツを観戦するのは嫌ではないのですが、なかなか感動とまではいきませんでした。
でも年齢のせいか、今年の冬季オリンピックは、日々感動で涙、涙腺崩壊が多い毎日を過ごしました。
4年に1回だけしかないこの日のために、どれだけの過酷なトレーニングを積んできたか、またそれが叶った人もいれば、そうでない無念の人もいる。
それだけで、胸が熱くなります。
 
そんな中で、本当は沢山あり過ぎるのですが、特に思い出に残ったフィギュアスケートの事をちょっと書いてみます。
女子のフリーの上位6人に、日本人が2人も残った事、しかもショートでは自己ベスト更新、もう異次元なロシアの2人も含めての6人ですよ!
素晴らしいと思いました。
フリー最終組の1番手は宮原知子選手、彼女は小柄だし、衣装もそんなに派手とはいえない青いドレス。
でも彼女の演じたプッチーニ作曲『オペラ・マダム・バタフライ』を観終わった私はもう涙が止まりませんでした。
今迄だって多くに名選手がこの曲で演じてきました。
でも、そんな気持ちにはなりませんでした。
それは何でだろうと考えて、彼女のフリーは日本人としての繊細さ、細やかなしぐさ、そして悲劇が訪れるとも知らず、強い心でピンカートンを待ち続ける女性の強さと哀しさを感じさせる表情も、特別素晴らかったからだと思います。
彼女はマダム・バタフライの世界を演じきったので、それだけでもう良いとさえ思いました。
 

 

そして、思い出は遥か大昔に。
私が始めてテレビで見たイタリアオペラ、それがマダム・バタフライでした。
私のもう亡き母は、いつも最後、息子と別れるシーンで涙にくれていたのを思い出します。
だって、あんまり可哀そうなんですもの、と言っては泣いてました。
私のオペラとの出会いが、まさにそれです。
強いように見える母ですが、情にもろいところがあったのだなあ~と思い出すのです。
 
そのせいでしょうか、私はイタリアオペラが大好きですが、でもやはりその中で、プッチーニが特別好きなのです。
彼の作品は全部好きですが、思えば荒川静香さんも、やはりプッチーニの作品で金メダルをとりましたね。
もしかすると、彼の作品は、どこか日本人の心に寄り添える何かがあるのかもしれませんね。
これは、私個人の感想ですが。
 
それにしても、ロシアのお2人は素晴らしかったですね!
特にメドベージェワ選手の美しさはたとえようがないと思った、今年の女子フィギュアの私の感想です。
 
他の競技でも、沢山の感動がありましたが、それはいずれまた。
今日はこの辺で。

 

皆さまにお知らせしておりました、『1月8日の第2回ラフィネコンサートシリーズ ~チェロ・谷口賢記様ピアノ・上野優子様のデュオコンサート~』無事終了致しました。

 

 

【プログラム】

ベートーヴェン「魔笛の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46」
ショスタコーヴィチ「チェロソナタ ニ短調 作品40」

黛敏郎「文楽」
フィトキン「L」
ブラームス「チェロソナタ 第1番 ホ短調 作品38」

 

古典的な曲から現代曲まで非常に幅の広い充実したプログラムで、素晴らしい演奏を聴く事ができました音譜

また「文楽」は、チェロで日本の楽器を表し、チェロの持つ幅広い表現と奥深さを改めて感じさせるものでありました。

 

 

 

元々実力のあるお二人には多くのファンの方がいらっしゃいますが、今回のコンサートで新たにお二人のファンになられた方も沢山いらしたので、主催者としても本当に喜ばしく思っておりますビックリマーク