障害者の才覚♪
今週末、夫は勉強会、息子は勉強に忙しそうだったので、お一人さまで岡崎へ。
京都最大級の文具フェスタへ行って、図書館へも立ち寄り、気になっていた超おしゃれなカフェ付きの本屋さんで気ままに時を過ごし、かなり充実したお出かけとなり、充電満タンなワタクシ
心でスキップしながら、電動車椅子でブァーンと で、車を止めていた場所まで戻ってくると、運悪く後方に接近車両がありました
このままでは車椅子を積み込むためのリフトが出せないため、とりあえず車椅子を乗り捨てて、車を前方へと動かしました
再びワンボックスカーから飛び降りるように降りて、乗り捨てた車椅子を積み込む作業を、「めんどくせぇなぁ〜」と思いつつ、粛々と行っておりましたら、
後車にはドライバーが乗ってらっしゃったようで、気が利かなくてごめんなさいと申し訳なさそうに壮年のおばさまが、こちらに歩み寄ってこられた。
最近の私は、障害者の才覚として、丁寧なお礼とともに
この人と袖を触れ合ってよかった
と思ってもらえるような、粋なコミュニケーションを心がけております
だけれども、困ったことに脳性まひというのは、目の前の作業を滞りなく完了させることに必死で、到底会話どころではないのでありますが...
それではあかんと極力、自分の気持ちや状況、車椅子の操作法などの情報を伝える努力をしておりますのでございます...
たぶん今までの私なら、
いいえ、大丈夫ですよ、ご親切にわざわざありがとうございます!
と丁寧に応対した後は、一心不乱に車椅子を積み込んで、いつの間にか、おばさまは立ち去っていたパターンだと思うのですが...
でも今日の私は、たどたどしいながらも会話をする努力をして、
おばさまも熱心に耳を傾けて、
なるほどね〜
それであなた、いつもこうやってお一人でお出かけになってらっしゃるの?
こういうリフトがあると、いいわね! やっぱり お高いのかしら
などと、私が車椅子を仕舞い込む間、ずーっと傍らで、私に答える隙をも与えず、黒柳徹子風にまくし立て、最後には満足気に、
それじゃ、お気をつけてね
と爽やかに、ご自分の運転席にお戻りになられたのでした
障害者として大事なのは、その場面でヘルプしてもらえたか否かよりも、気にかけてくださった心を受け止めて、その勇気に感謝し、
声をかけてよかったまた次も行動に移してみよう
と思ってもらえることだと思い始めた今日この頃
まさに、楽歩も歩けば棒にあたる!的な出来事でございましたッ⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
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ノースカロライナ.comさんへの連載記事が更新されました
今月は視覚障害者ホームから転落事故についてでございます