惑式経緯線付き5月26日の太陽と黒点 | 池袋駅北口の「ぐんまのやぼう」

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すみません。今回もタイトルの敬称は省略させていただきました m(._.)m

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月や太陽にオーバーレイする経緯線がうまく作れなくて「困ってます!(経緯線付き)5月22日のお月様」という記事を書いたらみなさんからいろいろ教えていただけました。

じっさいに経緯線を作るプログラムを公開された方もいらっしゃいます。今回はそのお一人さんのプログラム(月や太陽の経緯線を書く(B0L0P考慮版))で作った経緯線を使ってみました。

さんのプログラムはPythonで書かれており出力は画面とPostscriptが可能です。

PythonとなるとExcelやJavascriptより敷居が高い感じですが、Pythonのインストールは簡単ですし実行もすぐにできますので敷居というほどのものではないでしょう。

Postscript出力は私が使っているGIMPでも問題なく読み込めました。

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さんにはたいへん失礼なのですが念のためまず出力結果に問題がないか検証させていただきました。

国立天文台のサイトで撮影日時2013.05.26 13:42の太陽の自転軸の状態を調べます。

$池袋駅北口のぐんまのやぼう
提供国立天文台[利用規定にもとづくクレジット])

次にさんのプログラムで同一の条件の経緯線を作成するのですがちょっと問題があります。
経緯線のプログラムでは地球から見て裏側の経緯線は描画しません。ところがこのときはL0=212.09と経度0の経線が裏側にあります。そこでこの経線と同じ位置に経線ができるようにL0=32.09として実行します。
$池袋駅北口のぐんまのやぼう

国立天文台の図にさんの図を重ねると赤い太陽の外周を示す線と青い赤道・経度0を示す経線が消えてしまいます。つまりぴったり一致した結果が得られていることがわかります。

ほんとうは重ねた図もお見せしたいのですが国立天文台の利用条件に抵触しそうなので省略します。

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月のときはP,B0,L0を写真から求めたのですが、この方法は太陽のときは使えません。月と違って視差は無視できるので国立天文台の数値をそのまま使うことにします。

まず5月26日に撮った太陽の写真について

  「5月15日の太陽と黒点(1/3)
  「5月15日の太陽と黒点(2/3)」 <=== ここにある方法
  「5月15日の太陽と黒点(3/3)

に書いた方法でカメラの天の赤道に対する傾き(ロール)を調べます。そしてその角度だけ画像を回転します。こうすると太陽の自転軸の見かけの向きが天の北極を向くようになり画像の太陽の向きが国立天文台の図と同じ向きになり国立天文台の数値をそのまま適用することができます。

そのまま使うと言ってもL0は実用的にはほとんど意味がないと思われるのでL0=0とします。黒点の観測を考えるとこちらの方が適切でしょうしSolar Monitor等もそのような経緯線を使っています。

じっさいに経緯線を作成し画像の背景を透明にして太陽の写真にオーバーレイしてみました。
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(太陽の画像は黒点の位置がわかりやすいようにAdaptive Contrast Enhancementを適用してあります)

この画像を撮影日時が近いSolar Monitorの5月25日の写真と比較すると経線緯線と黒点の位置関係がよく一致していました。

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    言語:Python  出力:画面とPostscript
    「月や太陽の経緯線を書く(B0L0P考慮版)

  「きら式経緯線付き....」 (作成予定)
    言語:R  出力:画面またはPNG
    「経線と緯線を描く。

  ほよほよさん
    「経緯線を書く
    言語:C/OpenGL  出力:画面

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