住民同士の対立は続くことになりそうだ。

 東京都三鷹市の集合住宅の住民17人と管理組合が、同じ集合住宅に住む将棋の元名人・加藤一二三(ひふみ)九段(70)を相手取り、野良猫への餌やりの差し止めなどを求めた地裁立川支部の民事訴訟。13日の判決は「(敷地内で)猫に餌を与えてはならない」と、管理組合の動物飼育禁止条項などを根拠に原告に軍配を上げ、加藤九段に慰謝料計204万円を支払うよう言い渡した。控訴の意向を示した加藤九段は、「敷地外ではいい、ということだ。これからも猫の命がある限り、給餌を続けたい」などと述べた。

 判決などによると、加藤九段が住む集合住宅は2階建てのタウンハウス形式。壁を接して5世帯が入居する建物が2棟あり、計10世帯が住んでいる。

 訴状などによると、加藤九段は1993年頃から自室の玄関先などで野良猫に餌をやり始めた。鳴き声や猫の排せつ物、悪臭に悩まされた近隣住民が、餌やりをやめるよう加藤九段に再三求めてきたが、応じなかったため、2008年11月、提訴に踏み切った。

 判決では、加藤九段の餌やりによって猫が住みつき、ふん尿や鳴き声のほか、住民の自動車に傷が付くなどの被害を認定。餌やりを始めた時期についても、「02年頃」とした加藤九段の主張を認めず、原告らの訴え通り「93年頃」とした。

 また、判決は加藤九段が猫への不妊去勢手術やトイレ設置などの対策を取った点について、「動物愛護の精神に基づき、少しずつ(住民らが協力して野良猫を減らす)地域猫活動の理念に沿うものになってきた」と評価。しかし、近隣住民との話し合いの場に出席せず、与え続ければ猫が寄ってくることを知りながら餌やりを続けた点などを問題視し、「限度を超え、原告らの人格権を侵害する」とした。

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