女性に覚せい剤を譲り渡したとして、覚せい剤取締法違反(譲渡)に問われた岐阜市、派遣社員の男性被告(47)の判決が16日、岐阜地裁であった。

 田辺三保子裁判長は「証人出廷した女性の記憶は相当に混乱しており、供述を信用することはできない」として、無罪(求刑・懲役2年、罰金20万円)を言い渡した。

 起訴状によると、男性被告は2008年4月15日、ほかの男と共謀し、JR岐阜駅南口付近で岐阜県可児市の風俗店員女性(当時26歳)に覚せい剤約0・4グラムを2万円で譲り渡したとされる。

 男性被告は公判で、「その日に覚せい剤を渡したことはなく、共謀もしていない」と主張していた。判決では「共謀したとされる男と女性のメールや電話のやり取りから、女性が譲り受けたのは16日夜とみられ、その際に被告がいたとは認められない」とした。

 岐阜地検の石崎功二次席検事は「判決内容を検討したうえで対応を決めたい」とコメントした。

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