2009-03-19 21:42:21
企業と伴走する企業
テーマ:event
先週末、「ドラッカーに学ぶコミュニケーションリスクマネジメント」というテーマの
ワークショップに招待参加させていただきました。
ファシリテーターは、株式会社シー・シー・アイの取締役兼
ドラッカー学会推進委員の平尾貴治さん。
平尾さんはこの前ブログに書いたパリダカの菅原正義を祝う会の主催者です。
このワークショップを受けて僕は、より価値ある組織を運営するにあたり
コミュニケーション不全がどこで生じるかを仮想体験することができました。
そして、コミュニケーション不全が起きないための具体的な手法のひとつを
教えていただいた気がします(実行できるかどうかは別の話です)。
ドラッカーのコミュニケーション定義は、
(一言でいうことはできないけど)あえて言うならば
コミュニケーションをするのは受け手である。
コミュニケーションの送り手が、
コミュニケーションを成立させるのではない。
そしてコミュニケーションの段階として
1.パーソナル・コミュニケーション(自己問答)
2.インター・パーソナル・コミュニケーション(1対1の問答)
3.グループ・コミュニケーション(同属組織の問答)
4.インター・グループ・コミュニケーション(組織対組織の問答)
で、コミュニケーションを成立させるためには、
個人の中に優先順位をつけ、なぜその項目を優先したのか、
決定の背景にあるモノをしっかりと認識することが重要だと聞きました。
その後、平尾さんが配った「価値観のマネジメント」という1枚の紙を配ってグループトークスタート!
(1)は、
「より価値ある組織であるために大切にしなくてはいけないこと」
で優先順位をつけるべき項目は全部で7つ。
A:組織が安定して長く存続すること
B:組織が生み出す利益を大きくしていくこと
C:組織のトップの意思が浸透していること
D:組織が社会に貢献していると評価されること
E:組織内の人間関係が良好なこと
F:組織内の個々の生活が安全で安定していること
G:組織内の個々が成長を実感できていること
(2)は、
「優先順位をつけた理由」
最初は自分ひとりで優先順位をつけ、
次に隣の人との違いを見る(決してどちらが良い悪いで論破しないこと)、
最後にグループでコンセンサスをとり、何が一番大事かグループとしての優先順位をつけました。
B組はこんな結果に。
A 2/7/7/6/5/2
B 6/6/6/7/7/3
C 1/1/3/5/3/4
D 4/3/1/1/2/1
E 5/5/4/2/6/5
F 3/2/5/4/4/7
G 7/4/2/3/1/6
数字が大事なのではなく、その人がなぜこの優先順位をつけたのかが大事!!
B組には、
ベンチャー系企業のジェネラルマネージャー
IT系の先駆け企業の部門管理リーダー
消費者金融系企業のリスク統括部の偉い人
飲食系企業の教育グループのシニアリーダー
某電機系企業を引退したプロダクトデザイナー
広告業界にいたフリーな僕
年齢や経歴はバラバラ。それぞれの育ってきた背景も違います。
だから表面的な優先順位だけを見て、
【D】は(1)をつけた人が3人もいるからグループとしての優先順位は高いはずだ!
といって決めるのではなく、Dを(4)や(3)とつけた人はどうしてそうなったのか、
その経緯を聞いてから判断した方がよいということです。
グループトークの後、平尾さんからグループが
どのように話を決定してったのか
その過程(プロセス)を解説してくれました。
そして、その後、下記のようなアンケートがとられました。
回答方法は7段階評価で1が最低、7が最高です。
(1)自分が伝えたいことを伝えることができたか【自己発信】
(2)自分は相手の伝えようとしていることを聞く事ができたか【自己受信】
(3)グループは、伝えたいことを伝え合えたか。【グループ発信】
(4)グループは、話し手が伝えようとしていることを聞く事ができたか【グループ受信】
Bグループのアンケート結果はこんなかんじでした。
これを見て平尾さんは、自己発信はできているけど
自己受信ができていないと思っている人が多いですね、と。
つまり言いたいことをいったけど、他人の話は聞いていない人がいる。
また「グループ発信」という項目では、
このグループは言いたいことを言い合えていると感じている人もいれば
そうではないんじゃないかと思う人もいるということになります。
つまり、この場にはかなりの温度差が生じていることになります。
だとすると、言いたい事を言えていない人は誰なのか、
またそういう人がいることに気づいているのか、
グループ内でこの点が改善されない限り、
コミュニケーション・リスク(葛藤)は存在するということになります。
また、今回のアンケート項目にはありませんでしたが、
「この人の意見をもっと聞きたい」
「このグループにおける影響力のある人」
といった項目をたてるのも意味があるそうです。
とにかく、他人の意見の表層ではなく深層を聞くこと。
その人の意見は、どんな背景があって、
その結論にたどりついているのかを知ることが大事だと改めて思いました。
ここまで書いておいて何ですが、
このワークショップは文章で説明するのがすごく難しい。
できれば一度受けていただきたいとさえ思いました。
言い過ぎかもしれませんがシーシーアイという会社は、
「対話をつくる」企業なんじゃないかな。
企業がどこに進んだらよいか分からなくなったとき、
平尾さんのようなファシリテーターが一緒に伴走して
社内外のコミュニケーションを円滑にしてくれる。
当の平尾さんもこのように言っています。
「うちは答えを出す企業ではありません。答えはいつも相手の中にあります。
私たちは、それを一緒に引き出してあげたいんです。そんな企業なんです」
あぁ、これからの時代に必要な安心感のある企業なんじゃないかなと、ふと感じました。
最後に一言。今回の気づきですが、
自分たちの差異を見つけ、共通言語を見つける
このことが大事であると再確認させられました。
実は、このことは2年くらい前 peace art project retired weaponsの
コアメンバーだった渋谷聡子さんからも教わっていたように思えます。
石川淳哉先生の講義、クリエイティブの可能性 授業レポートをぜひ覗いてみてください。
クリエイティブの可能性 授業レポート
今回は、まとめるのに時間がかかりました。
まとめまとめても、もっと書きたいと思ってしまって
ワークショップの良さを伝えきれませんでしたが
アップさせていただきます。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。
来週は北海道旅行編をお伝えいたしますね!!
ワークショップに招待参加させていただきました。
ファシリテーターは、株式会社シー・シー・アイの取締役兼
ドラッカー学会推進委員の平尾貴治さん。
平尾さんはこの前ブログに書いたパリダカの菅原正義を祝う会の主催者です。
このワークショップを受けて僕は、より価値ある組織を運営するにあたり
コミュニケーション不全がどこで生じるかを仮想体験することができました。
そして、コミュニケーション不全が起きないための具体的な手法のひとつを
教えていただいた気がします(実行できるかどうかは別の話です)。
ドラッカーのコミュニケーション定義は、
(一言でいうことはできないけど)あえて言うならば
コミュニケーションをするのは受け手である。
コミュニケーションの送り手が、
コミュニケーションを成立させるのではない。
そしてコミュニケーションの段階として
1.パーソナル・コミュニケーション(自己問答)
2.インター・パーソナル・コミュニケーション(1対1の問答)
3.グループ・コミュニケーション(同属組織の問答)
4.インター・グループ・コミュニケーション(組織対組織の問答)
で、コミュニケーションを成立させるためには、
個人の中に優先順位をつけ、なぜその項目を優先したのか、
決定の背景にあるモノをしっかりと認識することが重要だと聞きました。
その後、平尾さんが配った「価値観のマネジメント」という1枚の紙を配ってグループトークスタート!
(1)は、
「より価値ある組織であるために大切にしなくてはいけないこと」
で優先順位をつけるべき項目は全部で7つ。
A:組織が安定して長く存続すること
B:組織が生み出す利益を大きくしていくこと
C:組織のトップの意思が浸透していること
D:組織が社会に貢献していると評価されること
E:組織内の人間関係が良好なこと
F:組織内の個々の生活が安全で安定していること
G:組織内の個々が成長を実感できていること
(2)は、
「優先順位をつけた理由」
最初は自分ひとりで優先順位をつけ、
次に隣の人との違いを見る(決してどちらが良い悪いで論破しないこと)、
最後にグループでコンセンサスをとり、何が一番大事かグループとしての優先順位をつけました。
B組はこんな結果に。
A 2/7/7/6/5/2
B 6/6/6/7/7/3
C 1/1/3/5/3/4
D 4/3/1/1/2/1
E 5/5/4/2/6/5
F 3/2/5/4/4/7
G 7/4/2/3/1/6
数字が大事なのではなく、その人がなぜこの優先順位をつけたのかが大事!!
B組には、
ベンチャー系企業のジェネラルマネージャー
IT系の先駆け企業の部門管理リーダー
消費者金融系企業のリスク統括部の偉い人
飲食系企業の教育グループのシニアリーダー
某電機系企業を引退したプロダクトデザイナー
広告業界にいたフリーな僕
年齢や経歴はバラバラ。それぞれの育ってきた背景も違います。
だから表面的な優先順位だけを見て、
【D】は(1)をつけた人が3人もいるからグループとしての優先順位は高いはずだ!
といって決めるのではなく、Dを(4)や(3)とつけた人はどうしてそうなったのか、
その経緯を聞いてから判断した方がよいということです。
グループトークの後、平尾さんからグループが
どのように話を決定してったのか
その過程(プロセス)を解説してくれました。
そして、その後、下記のようなアンケートがとられました。
回答方法は7段階評価で1が最低、7が最高です。
(1)自分が伝えたいことを伝えることができたか【自己発信】
(2)自分は相手の伝えようとしていることを聞く事ができたか【自己受信】
(3)グループは、伝えたいことを伝え合えたか。【グループ発信】
(4)グループは、話し手が伝えようとしていることを聞く事ができたか【グループ受信】
Bグループのアンケート結果はこんなかんじでした。
これを見て平尾さんは、自己発信はできているけど
自己受信ができていないと思っている人が多いですね、と。
つまり言いたいことをいったけど、他人の話は聞いていない人がいる。
また「グループ発信」という項目では、
このグループは言いたいことを言い合えていると感じている人もいれば
そうではないんじゃないかと思う人もいるということになります。
つまり、この場にはかなりの温度差が生じていることになります。
だとすると、言いたい事を言えていない人は誰なのか、
またそういう人がいることに気づいているのか、
グループ内でこの点が改善されない限り、
コミュニケーション・リスク(葛藤)は存在するということになります。
また、今回のアンケート項目にはありませんでしたが、
「この人の意見をもっと聞きたい」
「このグループにおける影響力のある人」
といった項目をたてるのも意味があるそうです。
とにかく、他人の意見の表層ではなく深層を聞くこと。
その人の意見は、どんな背景があって、
その結論にたどりついているのかを知ることが大事だと改めて思いました。
ここまで書いておいて何ですが、
このワークショップは文章で説明するのがすごく難しい。
できれば一度受けていただきたいとさえ思いました。
言い過ぎかもしれませんがシーシーアイという会社は、
「対話をつくる」企業なんじゃないかな。
企業がどこに進んだらよいか分からなくなったとき、
平尾さんのようなファシリテーターが一緒に伴走して
社内外のコミュニケーションを円滑にしてくれる。
当の平尾さんもこのように言っています。
「うちは答えを出す企業ではありません。答えはいつも相手の中にあります。
私たちは、それを一緒に引き出してあげたいんです。そんな企業なんです」
あぁ、これからの時代に必要な安心感のある企業なんじゃないかなと、ふと感じました。
最後に一言。今回の気づきですが、
自分たちの差異を見つけ、共通言語を見つける
このことが大事であると再確認させられました。
実は、このことは2年くらい前 peace art project retired weaponsの
コアメンバーだった渋谷聡子さんからも教わっていたように思えます。
石川淳哉先生の講義、クリエイティブの可能性 授業レポートをぜひ覗いてみてください。
クリエイティブの可能性 授業レポート
今回は、まとめるのに時間がかかりました。
まとめまとめても、もっと書きたいと思ってしまって
ワークショップの良さを伝えきれませんでしたが
アップさせていただきます。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。
来週は北海道旅行編をお伝えいたしますね!!




