国土交通副大臣の辞任後、会見に応じた辻元氏。話題が辞任のきっかけとなった米軍普天間飛行場移設問題に及ぶと…。

 --普天間問題で、政権が迷走している。今日からまた野党として始めるが、どの点を追及するのか

 (口調に力を込めて)「鳩山さんが『辺野古』へ(の移転案に)戻られたことは、一番実現が不可能に近い案にあえて固執されたと思っている。先日、民主党も含めて、181人の国会議員が『県外・国外へ』という署名を集めた。普天間問題は党派を超え、民主党内も同じ思いをしている人がいる。連携をとりながら、本当の意味での解決に結びつけていきたい」

 --鳩山首相に対し、どう感じているか

 「今回の普天間問題で最初、県外・国外を目指したいとしたことは、本当に勇気のある姿勢だったと思う。いままで、そんなことをおっしゃった総理は誰もいなかった。しかし、同じ思いを共有し、命がけで米国にぶつかるぞというチームワーク、サポート態勢はうまく整わなかった」

 「社民党も連立政権の一角にいたのに、止めることができずに(移転先の案が)辺野古に戻る結果になった。政権の中にいたものとして、自分たちにも、沖縄のみなさんの思いを果たせなかった責任がある。その責任を自覚しながら、違った新たな選択を政権に迫っていきたい」

 「鳩山総理、良いとこも悪いところも、人間はあるんですよ。思いは正しかったが、最後まで踏ん張り、覚悟を決めてほしかった。そこが残念」

 --今後、国交省とはどんな部分でかかわりを持つのか

 「国交省の成長戦略会議で決めたことや、観光立国推進本部で決めたことを応援したいと思っている。それと同時に、(衆院の)国交委員会で質問するチャンスがあれば、各局長に『これはどうなっている!』と問いたい」

 --交通基本法の成立前に辞めざるを得なかったのは、無念では

 「交通基本法は日本の交通政策の憲法のようなものを作ろうとしていた。途中で現場を離れることは心配だし、無念だ。現場の第一線で取り組めなくなったことは一番の心残りです」

 --あっという間の8カ月でしたか

 「そうですねえ、あっという間でした。本当に(記者の)みなさんには、そっけなくてすみませんでした。私自身には(小泉純一郎元首相を国会で追及した)『ソーリ、ソーリ!』の印象が強くて、なんだかいつもワーワー言っているようですが、国交省では前原大臣を支える役として徹する気持ちでした」

--前原国交相は最後まで慰留していたが

 「大臣からは何回も慰留の言葉をかけていただき、非常にうれしかった。しかし、政権を離れるという党の決定ですので、きちんとけじめをつけたいと申し上げ、最後は大臣も『分かった』ということで、辞表を受けていただいた」

 《途中何度も涙ぐむ場面はあったが、最後はふっきれたような表情で、8カ月間を振り返った。ただ強気を装っても、国交省への“未練”は隠しようがない様子だった》

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