日本でも熱狂的なデビューを飾った米アップル社の多機能情報端末「iPad(アイパッド)」。1カ月で100万台を売り上げた米国でのヒットの再現を期待する声もあるが、同端末で楽しめるサービスには“日米格差”があることには注意が必要だ。特に、米国などでは可能な映画やテレビ番組を購入またはレンタルしてアイパッドで観ることが、日本ではほぼできない。このことが、同端末の一般ユーザーへの普及の“ブレーキ”となる可能性もある。

 「1100万曲以上の楽曲、5万以上のTVエピソード、そして8千本以上の映画が提供」-。これは1月28日に米アップルが発表したアイパッドの報道資料の一部。こうした魅惑の数字は、日本では楽曲以外はあきらめるしかない。

 インターネットで楽曲などを販売するアップルの「アイチューンズストア」では、米国で2006年に映画とテレビ番組の販売が始まり、08年には映画のレンタルも開始した。新作映画の「アバター」は現在、購入が14・99ドル(1365円)、レンタルが3・99ドル(363円)だ。アップルジャパンによると、映画やテレビ番組の提供は、米国のほかイギリス、ドイツ、フランスなど主要先進国のアイチューンズストアで行われている。同社の広報担当者は「テレビ番組は放送日の翌朝にはアイチューンズストアで販売され、米国の若者の多くが番組をテレビではなく、同ストアで購入して観るのが習慣になっている」と話す。

 日本での同サービスの提供について、アップルジャパンは「未定」とコメントしている。ちなみに、同ストアでの楽曲販売でも、米国が03年にスタートしたのに対し、日本では2年遅れの平成17年だった。

 国内のテレビ番組ネット配信では、平成20年12月スタートの「NHKオンデマンド」がある。しかし、大幅な赤字を抱えるなど販売はふるわず、今年4月から再生可能なパソコン機種を広げるといった「てこ入れ」が行われている。また、パナソニックやソニーなど国内主要メーカーが出資したアクトビラ社が、対応テレビやレコーダー向けにネットで映画と番組の配信を行っている。ただ、米国でのアイチューンズストアほど知名度は高くないのが現状だ。

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