●大前みどりの「フローに生きる技術」

健全な自己愛に目覚め、ゆらがずとらわれず、フローに生きること。そしてそういう人や組織を増やすことがライフテーマです。そのための日々の気づきを記録します。


テーマ:
トム・ピーターズのようなリズム感のある小気味いい文章。
おもわずクスッと笑ってしまうような比喩やネーミングの数々。
そしてページをめくるたびに癒される内容。

そんな富士ゼロックスKDIの野村さんの新刊は、久々に自信を持っておススメできる一冊です。
内容の充実はもちろん、文章のリズムも表現力もバツグンで、文章力もすばらしく高いので、
すらすら読める良書です。

ご本人は博士号を持つ、スラーっとした長身の、ダンディで素敵な方なのですが、
文章の語調がイケイケドンドンな感じなのもまた、とっても痛快です。


裏方ほどおいしい仕事はない!
野村恭彦
483341919X


以下は書評ではなく、純粋に個人的な感想です。

私はずーーーーーーーーっと裏方のような人生を歩んできているので、
なかなか自分が表に出て行くということに関して、抵抗のようなものや、
いえいえ私なんて、、、、、みたいな気が働くことも多かったのだけれど、
それは大きな間違いだと気つきました。

裏方こそ、おもしろい、そしておいしいのだ!


といいつつも、自分のまったくできていないところの数々も本書を読んで浮き彫りになり、
達成したい目的から逆に遠ざかっている自分に気づきました。
これまでの私は、単なるエゴ丸出し状態だった!

今必要なのは

アガペー・モード


自分はこの人たちのために。愛を込めて(^^)

これは頭ではわかるのだけど、時間ばかりがたって進まなかったりすると
ガオーッと野獣モードになっているかもしれません。
(いつも?)

まだまだ事務局力が足りないなあと反省中です。
むむむむっと思ったときは、野村さんの本に戻って、何のためにこれをしているか
というのを思いだしたいと思います。


この事務局力というのは、よくよく考えてみると、
第五水準のリーダーになるために必要な素養を鍛えられるのではないでしょうか。

周りの人の力を最大限に発揮させて、自分にとっても組織にとって必要な目的に
何が何でも達成する力を養うことができるからです。

俺が私がではなく、みんなの力で。


特にp143 ~p145までの「7つの仕掛け」は、コピーして常に持って歩いているといいと思います。
(みんなに配っちゃおうかな?あ、それは違法だから、私と一緒に何かをしている人は
ぜひこの本を買ってください!)

こんな人が増えてきたら、プロジェクトもどんどん進んでうまくいくだろうなあと
想像するだけでうっとりしてしまいます。

野村さん、本当にスバラシイ本をありがとうございます。


11/19には、この本を読んだ人が集まって、クリエイティブなしかけ満載のKDIスタジオで
ワールド・カフェが行われます。

著者の野村さんと一緒に、事務局力についての対話。
これをワクワクと言わずして、何というのでしょう?

裏方バンザイな人、今すぐ、ホントに今すぐ、集まれー!


●11/19 KDIワールド・カフェ 『裏方ほどおいしい仕事はない!』
(詳細・お申込み)⇒ http://world-cafe.net/091119-2.html

『裏方~!』の副題は、『肩書きより10倍役立つ「事務局力」実践講座』です。これは、本ワールド・カフェを主催する野村恭彦氏の提唱する『イノベーション行動科学』に基づく、権限を用いずに組織を動かす体系的手法です。
「裏方として働く個人」に着目し、誰もが組織を裏方として動かすことで社会を変えられる、その主役になれるんだ、ということを伝えています。
いつまでも若手扱いされ、自分の力を出し切れない、と考えていたあなた。管理職めざして、今はガマン、と考えていたあなた。本当に会社を動かす人は権限を使わないこと、権限がなくても会社を動かせるということが、理解できると思います。
そして、事務局力という「みんなのために献身的に尽くすイノベーター」になるための、「7つの仕掛け」が本書では詳しく紹介されています。どの仕掛けも、身近なツールの使い方の工夫ですから、誰でもすぐに取り入れることができます。

  仕掛け(1)「ケア」するメール
  仕掛け(2)アガペー(神の愛)モード
  仕掛け(3)鍋奉行ホワイトボード
  仕掛け(4)付箋ワークセッション
  仕掛け(5)内職プレゼンテーション
  仕掛け(6)あこがれベンチマーキング
  仕掛け(7)あとづけバイオグラフィー

本ワールド・カフェは、権限を持たずに、事務局や裏方という立ち位置から、いかに会社を変えていくか、社会を変えていくか、という具体的な経験を共有し、参加者一人ひとりの社会変革への使命感・意志を高めるものにできればと思っています。
事前に『裏方ほどおいしい仕事はない!』をお読みになった上でご参加ください。

【こんな方におススメです!】
○会社の仕事で、横断タスクなどの事務局をやっている人
○プロマネで他部門・他社の人たちを動かさなければならない人
○自分の仕事は評価されていない、と不安を感じている人
○会社を変えたいけれど自分の立場・力では変えられない、と思っている人
○いちいちほめないと動いてくれない部下に疲れている人
○いまの会社をやめて、もっと社会に役立つ仕事がしたいと思っている人

(詳細・お申込み)⇒ http://world-cafe.net/091119-2.html


このワールドカフェは、ワールド・カフェ・ウィーク2009 の一環で行われるものですが、
まさにワールド・カフェ・ウィークの企画意図と同じ、

「誰でもが、自分の力で社会を変えていけると知ってもらうこと」

が根底にあります。
なので、一人でも多くの方に読んで欲しいし、一人でも多くの方に
ワールドカフェの場で、同じ気持ちを持っている仲間とつながってほしいと
願ってやみません。


本の中で、特に印象に残ったところも、抜き書きしておきます。
読みながら激しくうなずいたところです。

特に

事務局力とは、全方位的なプロセスにこだわる「創造性」を発揮すること


という部分では、心臓が激しく踊りました。
自分がこれまでドリプラの立ち上げや、様々なイベントに関わるときに大切にしてきたことを、
一言で言い表せてもらえたような気がしたからです。

(ここから抜き書き)

「ほめられたい症候群」の人たちと、「雪かき仕事」をする人は、対極をなしている。
前者は役立たないものであっても、ほめられる仕事ならやる。
後者はほめられないけど、必要な仕事ならやる。


「できる」上司が見ているポイントは、「他人を助ける」仕事をしているか、「他人の力を
活用して」仕事をしているか、の2つだ。これらを押さえておくことの価値は、上司に
気に入られることではない。「できる」上司とリズムが合うことで、機会と助言が増え、
そして自分自身の成長の可能性が広がる。それが、大きな違いを生むことになるのだ。


極論しよう。提案が通るかどうかは、内容よりも、参加者の「顧客満足」によって決まる。
いいプレゼンがあって、納得感のあるコメントや質問が出て、最後は全員が気持ちよく
合意する。その心理プロセスを描けばいい。


ビジネスプロデューサーは川の流れを変えようとしたときに、いきなり堤防を造ったりしない。
そんな提案が通るわけがないことを知っているからだ。3つくらいの「置き石」をしてみて、
少しずつ川の流れを変えていく。そして時々見に来て、「流れが変わってきたぞ」と
ほくそ笑む。置き石が流れてしまっていたら、また違うところに置き直したりする。
これが「水やり」だ。
自然に流れが変わりはじめると、組織もその変化に気づくころだ。ビジネスプロデューサーは、
組織のトップを会議室を出たところや洗面所で、「待ち伏せ」る。そして、雑談の中で自分の
提案をさりげなく伝える。



一人ひとりの個性あるメンバーを紹介し、どう各人が貢献したのか、どこが最も困難な
ポイントだったのか。あたかも『三国志』や『スター・ウォーズ』のように、一人ひとりの
魅力ある参加者がどれだけがんばったか、各回のワークセッションがどんなエピソードを
生んだのか、イキイキと描写したい。


事務局力とは、全方位的なプロセスにこだわる「創造性」を発揮することであり、自分の
アイデアという「創造性」に固執することとは異なるのだ。


「リーダーは正しいプロセスを守る」という考えに徹することだ。全員が参加し、全員で
成果をつくり出す。そのために必要な権限の発揮は、価値観とプロセスを守るためにだけ、
使われるべきだ。


企画書は、書きたくてウズウズするまで、現場を回って話をしてから書き始めよう。


自分ひとりが何かをしても、解決できないほど問題が大きすぎる――そんな気持ちになる
ことも多いかもしれない。だが、社会問題解決の事務局は、ライフワークだ。
焦ってはいけない。総理大臣の権限でも解決できないもの、それを解決しようというのだから。


事務局力は、仕事ができる人になるためのハウツーではない。あなたの気づきやセンスが、
大きな社会変化へと連鎖していくための「作法」であり、世界観である。社会を権限の
階層構造と捉えるか、それとも貢献の連鎖ととらえるかで、あなたの仕事に対する見方は
大きく変わるに違いない。




こちらも、おススメです。

サラサラの組織―あなたの会社を気持ちいい組織に変える、七つの知恵
野村恭彦
447800787X

野村さんの公式ブログ
「裏方ほどおいしい仕事はない!」― 「事務局力」で会社を動かす、社会を変える!
野村恭彦・新公式BLOG



Amebaおすすめキーワード