松葉杖はこう使う

副院長の松井です。

街中を歩いているとたまに松葉杖で歩いている人を見かけます。
 

以前はさほど気になりませんでしたが、昨年自分も足を骨折してしばらく松葉杖生活をしていたので、今は親近感が湧いてきて、「大変なんですよね~。わかるわかる。」とか勝手に思っています。


鍼灸師になろうとする人は国家試験を受けるために、まず専門学校なり大学なりでいろいろと勉強するのですが、その中には『杖の使い方』みたいな項目もあります。


これは松葉杖だけではなく、片手で使う短い杖(T字杖)の使い方もあるのですが、歩くときに杖と足をどの順番で出すか、というのが一応決まっていて、それが試験に出るかもしれないということで暗記するわけです。


その順番というのが、
杖(健側(ケガしていない方)の手に持つ)  患側(ケガしている方)の足  健側の足
となるので、これを覚えるときにそれぞれの頭文字を取って『つ→か→け』だから『つっかけ』と覚えたりしました。
 
 

(ちなみに『つっかけ(サンダル)』ってもしかして方言?と思って調べたら標準語らしいので、みなさん通じますよね?)


しかし、試験の前に必死に覚えた知識も使わなければ抜けてしまうもの。
私もすっかり『つっかけ』のことなど忘れてしまっていました。


そして昨年、突然の骨折で松葉杖の使用を余儀なくされ、その骨折も少し良くなってきて、松葉杖も片側だけの使用で歩けるようになったところで、ふと気づきました。

歩きやすい順番に歩いてみると、勝手に『杖→患側の足→健側の足』の順になっていたのです。
 

「うわ、つっかけやん。ほんまにそうやったんや!」
 

文字でしかなかった知識と現実の世界で感動の再会です。

おかげで完璧に覚えました。この知識が再び使われる日が来るのかわかりませんが。


鍼灸師の国家試験はだいたい毎年2月最後の土日に行われます。

ということは、今年の受験生は今頃必死に勉強しているでしょうね。

ガンバレ受験生!もしかしたら『つっかけ』出るかもしれませんよ(笑)
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