高田です。
先日、ある自動車部品メーカーへ訪問させていただきました。
最近話題の環境対応の話に。
この会社さんはエンジン部品がメインの商材で、電気自動車の普及は
受注減に直結する問題として、課題を持っておられました。
新卒の理系学生を毎年採用しておられますが、メインは機械系の学生さん。
今後獲得していく必要がある技術を考えると、電気系や材料系の学生獲得に
ウェイトを高めていく採用戦略も立てておられました。
しかし、理系学生や教授の場合、専門分野にこだわりを持って
仕事や勉強に励んでいます。
機械屋、電気屋という呼称があるほど。
例えばこの会社さんが、電気系の学生を求めていることを伝えても、
「機械メーカーで電気屋にどんな仕事があるのか?」
といった質問をよく受けるそうです。
今後目指したい方向性や、必要としている技術を資料にまとめて、
真摯にご案内しておられるとのことでした。
事業環境がめまぐるしく変わる中で、会社が生き残っていくために
戦略は大きく変わります。
当然欲しい人材像も戦略に合わせて変化します。
そんな中で、従来の企業イメージが人材獲得にとってマイナスに
働くこともあります。
欲しい人材が変化しても、アピールする内容が従来のままだと
決して良い成果は生まれません。
なぜ、あなたが欲しいのか?
あなたのどんなところを評価しているのか?
どんな活躍の場があるのか?
事業戦略の変化に対応した、求める人材への細分化された
訴求内容を真剣に考えていく必要があるようですね。