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2015-02-04 02:38:20

“ダンスな悩み・エイジングな悩み” (6)

テーマ:ブログ
※この記事は昨年6月にFacebookにアップしたものです。

私が通うモダンダンス・スタジオで一緒にレッスンを受け入ている方のピラティス・レッスンを月一回行っています。
今日はその中のお一人の悩み、というかなかなか直せない癖とでもいいましょうか。

“アンオーにしたまま上半身を動かすと腕が頭より後ろにいってしまう”

かなり珍しい例かもしれませんが、肩関節の柔らかい子どもなんかにはあるかもしれません。
その方はモダンダンスは長くやっていますが、バレエは基礎的なポジションやパはよくわからないままのようです。
バレエ・レッスンではさまざまなことに注意をはらいながらも順番を覚えなければならないので混乱してしまうようです。

モダンダンスの場合は型があるわけではないので基本なんでもOKです。
その人の身体や表現の個性を生かせるジャンルでもあると思いますので、
アンオーの腕が頭より後ろにいく振りもあるでしょうけれど、
バレエではまずないでしょうし、肩関節への負担もかかります。

アレクサンダー・テクニークやボディワーク系のWSでは
「腕は鎖骨の内端から」ということを何度も聞いたことがあり、私は非常に役にたちました。
プラス、解剖学的にみた筋・骨・筋膜などのつながりを考えると
やはり腕は身体の中心「おなか(丹田のあたり)」までつながってきます。

たとえ腕を頭より後ろに動かす振りがあったとしても、
こうした構造や働きを考えて動かせば、肩に負担をかけにくくすることが可能です。
そしておそらくその方が美しく見えます。

腕には体幹につながる非常に大きな筋肉が二種類ついています。
前は大胸筋、後ろは広背筋。
大胸筋は鎖骨や胸骨、肋骨につき、胸骨の下端や肋骨には腹筋がつき、腹筋は恥骨までつながります。
そして腹筋の筋膜を通して脊柱にもつながっています。
広背筋に関しては直接脊柱につき、下端は仙骨までのびています。
ということは、腕を動かしたとき、このすべてが動くということで、
腕の動きをコントロールするために使われているということ。
「使われる」というと「力を入れる」ことと勘違いしそうですが、
そうではなく、伸ばされたり小さな力でコントロールしながら全体でバランスをとっている状態とでもいいましょうか。

こんなことをピラティス的には仰向けに寝たまま呼吸とともに腕を上げたり下げたりしながら体感していただきます。

で、前回のモダンダンス・スタジオのピラティス・レッスンでは、そんな地味~な動きを徹底的にやってみました。
特にピラティスで大事になるのが呼吸です。
呼吸によって上記の腕にかかわる筋肉や身体のパーツの動きを誘導することで
今まで使っていた余分な力、使わなくてもいい筋肉の緊張をとってゆきます。

そして最後に、上半身を大きく使うポールドブラを実際にやってみました。
この日はとても美しいポールドブラができて、みんな腕が長くなったようでした。

さて、少なくともここ2週間ほどバレエ・レッスンでの、ポールドブラでは効果はあったようです。
あとは身についてくれるとよいのですが。。。


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2014-07-08 23:41:43

“ダンスな悩み・エイジングな悩み” (5)

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フラダンスを習っている生徒さんが、最近TVで紹介されていた腹筋を鍛えダイエットとしても効果があるというエクササイズを実践してみたところ、
腹筋がすごくきつくて紹介された回数はとてもできず、半分の回数で何日かやってみたけれど、やはりきつくて腰も痛くなってしまったとのこと。
内容を聞いてみると、安易に行うとぎっくり腰にもなりかねないようなかなりきついものでした。

モデルさんもやっているお勧めエクササイズとのことで、TVの前の視聴者で実践してみた方は多いかもしれません。

雑誌や本でもこの手の運動を紹介するものはとても多く、コツコツと頑張る日本人はご自宅で実践される方は多いのではないかと思います。
ただ、TV・雑誌・本・ネットなどは、場合によっては年齢や運動経験、普段の運動量などによる適性の違いにほとんど触れていないものも多く見受けます。
私の生徒さんもどちらかというとご年配の方で、最初に出会ったころは関節を必要以上に固めているため、柔軟性がご本人の持っている本来のものよりはるかに低くなっている方でした。
ですから紹介されたエクササイズのようなアウターマッスルを思いっきり使うエクササイズはあまりやってほしくない方です。

こうした方々が同じようにTVなどのメディアや人から聞いた話だけでエクササイズを実践して身体を傷めてしまったケース、今までもけっこう見てきました。

なんで身体にいいことをしているのに傷めていまうのか?効果がないのか?当然悩みます。

人は加齢が進むほど、もちろん筋力そのものも衰えますが、身体の使い方をコントロールする力も得にくくなります。
そして今まで身体にしみこませてきた動き方の癖みたいなものがとても大きく影響します。
それは身体にかかわることだけでなく考え方にももちろんあります。
その方の今までの運動経験や生活の仕方にもよりますが、「これが良い」と世間一般に言われていることが必ずしもご自身にとって良いとは限らないのが現実で、
それは若い時は格差が少ないですが、加齢が進むほど格差が大きくなります。
たとえば同じ70歳で考えてみると、ご病気をされたりさまざまな痛みを抱えていたり、日常生活も辛い方、認知症の方もいれば、非常に頭脳明晰で姿勢もよく、若い人にも劣らない活動性を持ていらっしゃる方もいらっしゃいます。
とっても元気な体力のある方なら、先のエクササイズも全然平気だったりします。
しかし、体力のない方にとってはとても考えられないものになります。

現代は若い方でも体力、筋力の格差はかなり大きいです。
年をとったらなおさらであることは想像できるかと思います。

しかしながら、先のTVで取り上げられたようなエクササイズや雑誌、本、ネットで話題になっているものは、
割と基礎体力・筋力が一定以上ある方向けのものが多いなと感じます。
そして最初は続けようと頑張るけれど、続けている方がほとんどいないのも事実です。
いいエクササイズではあると思いますし、否定するわけではありませんが、
続けにくいものであることも事実です。

さまざまな運動による健康法やダイエット法をTVで女優さんやモデルさんがやっていると聞いてやってみたことがある方は多いかと思います。
でも、実践する前にぜひ一度考えてみていただきたいです。
今までご自身がそれに似たことをやったことがあるかどうか?
最近すごくきついと思うほどの運動をやったことがあり、体力・筋力の限界がわかっているかどうか?
過去にはすごく運動していたから大丈夫と思っていても、現在は何もしていないという方。
健康診断で測定される数値はわかっているけれど、基礎体力については全く分からないという方、多いと思います。

基本的に「これはここを鍛える運動です」と言われてやって
“鍛えているはずの場所以外のところ”が辛かったり痛かったりしたら、とりあえずやめてみて、本当にいいのかな?と考えていただきたいです。
意外とそこに気づかなかったりするようなのですが、
あとになってなんだか腰が痛いなどと自覚することが多いみたいです。
でも、その理由をご説明したら、冒頭の生徒さんは深く納得されていました。

日々のレッスンの中で、できるだけそうことをお伝えしたいと改めて感じた日でした。
生徒さんは本当に私の育ての親だなぁと思った一日です。
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2014-07-01 21:38:16

“ダンスな悩み・エイジングな悩み” (4)

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1年前から高齢者が地域で自主的に運営している体操教室の講師の仕事をいただいています。
前回も取り上げた平均年齢は80前後のサークルです。

要支援の方もいますし、痛いところがない人はほとんどいません。
病気の経験や現在治療中という方ももちろん多く、登録メンバー中数名は短期、長期のお休みをとっている方もいらっしゃいます。
毎回来られる方ばかりではなく、参加率は70~75%くらいです。
本当に皆さん、たくさんの悩みを抱えていらっしゃいます。

しかしながら、退会される方は少なく、みんな動けるようになるとちゃんと戻ってきます。
非常にうまく運営されているグループで、みんな来るのが楽しいようなのです。
ここへ来ておしゃべりをして、無理のない体操をして、笑顔になって帰っていく、その単純な楽しみがよいようです。

ひと月ほど前、その教室でお茶会があり、グループの支援をしてくださっている市議会議員の先生や地域包括センターの職員の方も席を交えお話をしました。
その中で市議会議員の先生がおっしゃっていた話で印象に残っていることがあります。
その先生は介護の問題にとても尽力されている方で、介護予防の体操教室や講座などもいくつも体験されています。
実際、この日も一緒に参加してくださいました。

その中で最近参加された単発の体操教室の話をされました。

それはとても簡単で覚えやすく理にかなった体操で、
最後に「皆さん、体操は毎日続けることが大事です。簡単な体操ですから毎日続けてください!」という言葉を受けて、
「よし!毎日やろう!」と強く思ったのですが、実は実際はできていません。人に進めていながら自分では全然できていないのです。
いくらそういう体操教室を開いても、一人ではなかなか実践できない。やはり、こうして定期的にみんなで楽しくやることが大切なんだと今日強く実感しました。

というような内容でした。

確かに毎日継続することは大切です。
しかし一人で続けるというのは大変なことです。まして痛いところがあればなおさらです。そんな声を私もこのグループでたくさん聞いてきました。
それに「やらなければならない」と思ってやることはあまり楽しいものではありませんし、そうやって義務のようにやっていると、痛いのに無理してしまったり、毎日無意識になっていくことで自分の身体の変化には気づきにくくなってしまうかもしれません。
楽になったと実感できるときはいいのですが、悪くなったときの方が人は敏感に感じるものですから、無理が重なると「体操してもちっともよくならない」「ただきついだけ」という思いの方が強くなってきて続かなくなってしまいそうです。

「継続が大事」とは私もよく言いますが、同じことを毎日やるようにとは言ったことがありません。
でも皆さん「○○は毎日お風呂でやっています」「私はTV見ながらやっています」「膝が痛いときは○○をすると楽になります」と自分からやっているようなんです。
そして「つい外に出るのがおっくうになって、全然歩いてないから太っちゃった。歩かなきゃだめかしら?」と自覚しながら聞いてきたりします。

皆さんがそいうやってちょっとずつ積極的になってその話題を共有することで、
「誰誰さんがやっているから私も少しやってみよう」とか「そうか、そのくらいなら私もできる」とか「誰誰さんの膝痛がよくなったなら私も」などとお互いにいい影響を与えてあっているようなのです。

お互いに悩みを打ち明けられる場所でもあり、楽しいおしゃべりもでき、マイペースで運動もできる、そんな場がここにはあるのだと思いました。
やはり戦争を含め大変な人生を長く歩んでこられた方々ですから、私たちのような人生経験の浅い人間が上から目線で「これを毎日やりなさい」なんて言うのは野暮だなぁと思いました。
彼らは場があれば同年代の仲間と実にうまく助け合っていってます。私たちの世代はそんな場をつくったり、ちょっと手助けをするのが家族や自治体や私たちのような職業の役割なのでしょね。
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