quelyの戯言


いい「ぐったり感」に日々襲われております。


今は少しづつ少しづつ積み上げたモノを一度崩して、


それをじーっと眺めてる。



「再生」とでも「再構築」とでも言うのか。


それは欠落からくるものでは決してなくて、


より高く積み上げる、


より上空に手を伸ばすための望まれた崩壊でありたい。



quelyの戯言



常に向き合うのは無理だと、


あまりにも強すぎると、


自分がある程度肝が据わってないと、


笑って跳ね返されるから。


だからこそ「音楽」が自分と並行して生きている、


と感じる瞬間はこの上ない幸福感で溢れる。



思いのほか早く向かえた初LIVE。


hekiも書いていたけれどかなり挑戦的な試みでした。


初リハが終わった直後、


2人して自分達の不甲斐なさに打ちひしがれたもんです。



でもやるからには「迷い」は毒。


プラスになんか作用するわけないし、


「目的地」は決まってしまった以上、


迂闊に後ろばっか振り返ってるわけにはいかない。



そう切り替えてからは、


現段階の試行錯誤しているcecileを見てもらうのも悪くないな、と。


そんな気持ちで当日を迎えました。



オープニングアクトという事で、


力まず気楽に、と思っていた矢先、


予想以上に多くの方々にきていただいて、


正直、面喰ってしまいました(笑)


どうやらその緊張感は痛いほど伝わってたらしく、


それも逆に「リアル」だったな、と思ったり。




quelyの戯言


あれからしばらく時間が経って、


良かった点はもちろんの事、


反省点、改善点、山積みでございます。


でもそれに向き合うのが「楽しく」感じるのは、


今回のライブを自分なりに表現できた証拠なんだと。



すごくドキドキしたし、


すごく切なかったし、


すごく痛かったし、


すごく尊い。



そして心から満たされた時間、空間でした。


本当にありがとう。


次また会う時はもっともっと成長します。


もっともっとぶつけます。



quelyの戯言




足を運んでくださった方々本当にありがとう。


そしてMitsuyoさん、ALBUM発売おめでとうございます。


サポートしてくれた、ボス、ヨーゼフさん、ありがとうございました。



今回載せた素敵な写真はイワタナオさんに撮っていただきました。


まだまだ沢山素敵な写真があるので近々HPで公開できたらと思います。


イワタさんもありがとうございました。




そしてcecile cow cowを支えてくれる多くのcecileファミリー達、


不器用人間 quelyを支えてくれる多くの素敵な人間達に感謝。



びっくりするくらい時間かかるかもしれないけれど、


1人1人恩返しができるようにマイペースに頑張ります(笑)



毎日着なれた着ぐるみは捨てて、「音楽」には正直にぶつかりたい。


だから見守っててください。



あらゆる言葉 使い果たした時に


一緒にちゃんと笑おう


quely



quelyの戯言


そういえば無事、先日誕生日を向かえました!!


お祝いメールやプレゼントをくださった方々、


ありがとうございました。


今年もいい1年を生きています、


大好きな人間達に囲まれて。



どうも御無沙汰。

ちゃんと生きてました。

なんかいい事も、

あんま良くない事もそりゃありましたが、

書くほどの内容でもなく。

とりあえず少し前に比べて、

大分達観して生きれるようになってきたような今日この頃。


いいもんはイイ!

駄目なもんはダメ!

縁がないもんはいくら頑張ってもダメ!

無駄無駄無駄!(ジョジョっぽく)

そんなこんなで瘡蓋になる前の予防策。

身を引く覚悟はもしかしたら1番の突破口。

線引きする側も、される側もお互い様。

最近はそんな感じ。






【wormhole】のPV出来ました。

何だかんだお時間かかりまして。。。。

今回は日頃からお世話になっている

久慈恵里奈さんに踊りというかまるで体術というか、

肉体の動きで作品を彩っていただきました。


quelyの戯言

何回も何回もテイクを重ねて、

真剣に向き合っていただいた結果、

cecile共々納得のいく素晴らしい作品になりました。

この場をかりて改めてお礼を、ありがとうございました。


そしてスタッフとしてお手伝いいただいた皆様もありがとう!!

いつもの信頼できるスタッフに囲まれてアットホームに制作できました。

クレジットは別でまた記載させていただきますね。

さてさてここからは【wormhole】について少し説明を。


この曲が出来たのは忘れもしない2010年の末。

その頃の自分は悲観的に生きる事に少し調子にのってた。

重箱の隅をつつくような感覚で、

自分が世界の末端だといわんばかりに。

でもそれが別に悪いわけではなくて、

物事をあんまり大きく捉え過ぎないように心得てた上での気がする。

ハッとした時に出来る歪み。

感情の暴走の1歩手前で堪える感じ。

愛しくても突き落とす感覚。

自分自身への未開放の試練。

自分自身を見つめ返す無空間。

その掴み所のない世界に手を差し入れた夜。

【wormhole】を知る前、それ以前。

痛いくらいにその時期の自分の不安定さが滲み出てる1曲。

これだから音楽は止められない。

五感に記すかの如く、

産み落とされた言葉とメロディーは、

間違いなく真実。

振り返るとそこはwormhole、

だから気を抜いちゃいけない。

奴が口を開けて待っているから。

その綻びが飲まれる前に、

自ら全て吐き出して軽くなってしまおう。

そうすればまた1からやり直せる。

同じ宇宙
同じ繰り返し
逃げ出してしまうかな
傷跡は見せたのに

あぁ 何も描けないまま
圧力は増していく

僕なんていらないだろう

捉えられないスピードで廻る
重なる軌道に寄り添って歩く

ほんの少しでも慰めていたいよ
瞬きの間 過ぎる約束

間違った世界に good bye
「まだ信じていたい」とか
そんな脆さ 隠して

過ぎ去ったあなたに good night
いつか見てた未来とか
音もなく呑み込んで
wormhole

触れていたいけれど

低空飛行したまま
上手くごまかせればいいね

回路を辿るように
最後のイメージのまま
終われれば勇敢だ

「ねぇ、誰が見つけてくれるんだ」

溢した弱さにgood bye
今世界が終われば
何もわからなくなる

それでもいいと思えるgood night
最後に聞こえたのが
あなたの命ならば

嫌でも思い出すから
彼方に追いやろうか

子供だましだなんて
言う前に片付けてしまえ

why?why?
I use to say good bye

あとほんの数秒で
二人は生まれ変わるよ
wormhole

触れていたいけれど

ここはどこですか?
あなたは誰ですか?

さぁさぁ、夜に漕ぎ出そう。

離れても離れても振り返ればそこにwormhole。


むしろ愛しいくらいだ。

quely


「感性を刺激する」


最近はそんな日々でした。


というかこれからもそうであってほしい。


似たような感性の持ち主がまわりに沢山いるのは、


励みにもなるし、いい刺激にもなります。




てか今気付いたんだけど、


感性→慣性とかなりの確率で誤字ってました(笑)


ニホンゴムズカシイ。。。。




2月11日から2月17日までの1週間、


渋谷のユーロスペースで行われた


「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2012」


北欧好きな友人と行ってきました。


内容はそのまんま、北欧映画祭りです。



quelyの戯言


quelyの戯言


(左下に何かいた!!、多分)


北欧の音楽、映画、風土が好きすぎる我らにとっては、


これほどまでの贅沢はありません。


去年の終わりからこの事でほぼ頭一杯、


楽しみすぎで。



仕事の都合上等いろいろありやして、


計4本観ました。


その中でも印象に残った作品を紹介。



quelyの戯言


「シンプル シモン」


■ 原題:I rymden finns inga känslor/英題:Simple Simon
■ 監督・脚本:アンドレアス・エーマン(Andreas Öhman)
■ 脚本・製作:ヨナタン・ショーベリ
■ 製作:ボニー・スコーグ・フェーニー
■ 出演:ビル・スカーシュゴード/マッティン・ヴァルストレム/セシリア・フォシュ/ソフィ・ハミルトン
■ 2010年 スウェーデン ■ 83min ■ 言語:Swedish



「アスペルガー症候群」の弟とそれを優しく見守る兄、


2人を取り巻く沢山の人々との繋がりをハートフルに描いた作品。


本当に良かったです。


友人とあまりの感動に最終日にもう1回観ました。



この作品を通して一番感じた事。


「まっすぐ生きることの難しさ」


自分のこと、自分が1番分かってるようでわかってない。


それはあくまでまわりの人間が組み立ててくれた世界があっての事、


それらに守られて、そう思い込んでるだけ。



今が1番最低だ、とか。


誰もわかってくれない、とか。


自分の殻にふと、閉じこもる。



でも実はそのまわりには、


さらに一回りも二回りの大きい


「親しい第三者」が創りだす殻。


防御壁のような優しい層がある。




そう思った、


多分気付かない人間は多いんだろうけど。



そして、


自分も親しい誰かの防御壁の一部であれたら、


これ以上の幸せはないなとも思った。



ここ最近の自分の価値観を変えてくれるいい作品に出会えました。



あとやっぱりいい映画にはいい音楽がつきもんだと再確認。


劇中の音楽もすごく合っていて、


さらに作品の良さを引きたててました。


友人とエンドスクロールの導入歌表記とにらめっこ。


しかし2回じゃ覚えられず(笑)



DVD発売はまだまだ先になりそうだけど、


こころにそっとしまって、


ふとした時に思いだそう。






芸術作品が人間の人生に与える影響はやっぱり大きい。


ウチも誰かの人生もギアをちょっと変えられるような、


そんな作品を残したい、


たとえ自分がボロボロになってでも。



それは音楽的表現であって、


映像表現であって、


絵画的表現であって。



今年は忙しくなりそうなんです。



自分を見失わないように、


出来るだけ素直に、それこそまっすぐに向き合いたい。


いつか自分に振り向いてくれると信じて。





3月に2作品目のcecile cow cow PV撮影があります。


いいスタッフ、演者の方々と一緒に


「音」を「映像」で表現出来たらと思う、


THE 生々しく。


quely