Pescada=メルルーサ=あの白身魚フライの魚 | Quegiroのブログ

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ポルトガルは魚をよく食べる国で、「鱈 bacalhau」、とりわけ干し鱈の料理が有名ですが、鱈はなかなかいいお値段です。他方、学食や定食屋みたいなレストランでよく目にする魚に「pescada」という白身魚があります。
Pescada(http://www.peixedomar.pt/pescada.htmlより転載)

pescadaという語は、pescar「…を釣る」という動詞の過去分詞(女性形)が語源なので、いわば「釣られたもの」という意味で、かくも一般的な表現を名付けられるほどよく獲れる魚なんでしょう。

味は鱈に似ていますが、もっとあっさりとしており、実に日本人好みの魚だと思います^^
自分も大好きで、しかも安いので、よく切り身(ぶつ切り)を買ってきては、家主さんに教えてもらったレシピで食べてました。


この魚に日本語名はないものか…と検索していたら、wikiポルトガル語版に「pescadaという語は(ブラジルではスズキ目ニベ科の魚、特にウミマスを指すのに対して)ポルトガルではタラ目メルルーサ科(Merlucciidae)の魚一般を指すのに用いられる」とありました(一部意訳)。スペイン語ではmerluzaといいます。

さて、このメルルーサという魚、実はあの「謎の白身魚フライ」=「名無しの白身魚フライ」の主原料の一つなんですねー
寡聞にして初めて知りました。ポルトガルで大好きだった魚を日本でも知らず知らずに食べていたとは!


日本ではそれと知らずにフライを食べていましたが、あっちにいたときは「pescada cozida」にして食べていました。直訳すると「煮たpescada」もしくは「pescada煮」といったところで、とても簡単な調理法です。

材料
・メルルーサのぶつ切り 2 postas de pescada
・卵 2 ovos
・にんにく 1 dente de alho
・じゃがいも 2 batatas
・にんじん 1 cenoura
・さやいんげん 5 vagens de feijão verde
・塩 (pedras de) sal q.b.
・胡椒 pimenta q.b.
・オリーブ油 azeite q.b.
・ビネガー vinagre q.b.

1. 魚に塩(岩塩がおすすめ)をふって15分以上置く。
2. 鍋に水と適量の塩を入れ、卵を煮る(水は後で野菜と魚を入れてひたひたになる程度の量)。
3. 沸騰したら、木べらなどで潰したにんにく、大切りのにんじん、半分に切ったじゃがいもを入れ、さらに10分煮る。
4. 卵の殻をとって鍋に戻し、魚の切り身とさやいんげんを加え、胡椒を適量ふってさらに10分ほど煮る。
5. 魚が煮えたら器にとり、オリーブ油とビネガーで調味する。

そのうち写真をupしますので、それまではGoogleの画像を。