兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故(05年4月25日)で亡くなった乗客の遺族と負傷者を対象に、毎日新聞は心身の現状やJR西日本の対応への評価などを尋ねるアンケートを実施した。国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(当時)が公表前の調査報告書案をJR側に漏らしたことについて遺族・負傷者の88%が「報告書は信頼できない」と答え、うち58%は「書き換えるべきだ」とした。遺族の69%が心身が回復しない状態が続いていることも分かり、5年が経過しても癒えぬ傷を抱える姿が浮き彫りになった。

 また「賠償交渉を既に終えた」と回答したのは、負傷者が49%だったのに対し、遺族は29%。全体の36%が「交渉に入る見通しが立っていない」とした。

 アンケートは面談や郵送で、2月から4月上旬にかけて実施。犠牲者40人の遺族42人(親30人、配偶者7人、子4人、弟1人)と、負傷者39人(男性15人、女性23人、匿名1人)の計81人から回答を得た。

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