沿岸に押し寄せる大型クラゲを駆逐するため、県漁業協同組合連合会(青森市)と県定置漁業協会(同)は2日、深浦町の深浦港岸壁で、漁船で使用する駆除機器の実証試験を県内で初めて行った。水中ポンプで吸い上げてクラゲを破砕し吐き出す方式で、定置網の漁業関係者は「人力での駆除作業が大幅に軽減される」と期待している。

【写真特集】エチゼンクラゲが若狭湾に出現

 駆除機器は、県漁連などの依頼を受けた大間町の鉄工会社「道南鉄工」が開発。直径90センチのラッパ状の吸い込み口にスクリュー式のカッターを付け、長さ5メートルのホースに接続させている。クラゲを吸い込みながら破砕し、ホースから海に吐き出すことができる。小型漁船でも積載可能で、岸壁で行った実証試験では約80センチのクラゲ約30匹が約5分で処理できた。

 この駆除機器は全国漁業協同組合連合会(東京都)の「改良漁具等認定委員会」に申請中で、承認されると購入時に国の助成を受けられる。県漁連は県定置漁業協会の21会員に順次、1台ずつ充てていく計画で、大型クラゲのシーズンになる今秋、稼働させる考え。全漁連によると、第1号の認定承認は昨年11月、北海道の業者が受けた。

 県内で最も大型クラゲに悩まされていると話す深浦漁協の森長保組合長は「ひどい時は朝から夕方まで駆除作業に追われる。この機器で、10分の1の作業で済むのでは」と話している。【塚本弘毅】

【関連ニュース】
【写真特集】ズワイガニ漁解禁:関係者を悩ませるエチゼンクラゲ
【関連写真】クラゲとツリーが美しさの競演
【関連写真】LEDに浮かぶ幻想的なクラゲ
【関連写真】クラゲセラピー 静岡、神奈川の水族館で幻想的な世界を醸し出す

介護職員は「当たり前の感覚を持って」(医療介護CBニュース)
連続女性殺害で69歳被告の死刑確定へ 最高裁(産経新聞)
名護市移設、地元情勢は困難=「普天間」で米次官補と会談-北沢防衛相(時事通信)
2次補正予算が成立(時事通信)
ガンブラー型ウイルス猛威、サイト改ざん悪質化(読売新聞)
AD