今年1月、寝坊で対局に遅刻し、不戦敗となった将棋のA級棋士・郷田真隆九段(39)が7日、日本将棋連盟からペナルティーとして科せられた異例のボランティア活動を行った。

くしくも、昨年挑戦した名人戦と同じ日に、東京・新宿将棋センターでファンに無料で指導対局。現役A級棋士の妙手を見ようと、130人のファンが集まる中、4時間で10人のアマチュア腕自慢に胸を貸した郷田九段は「(不戦敗は)とても大きな出来事だったので、これが区切りとは思えませんが、ファンと触れ合えてよかったと思います」と振り返った。途中、アマチュア三段の一手に「いい手ですね。20年間、気づかなかった。これは定跡に加えてもいいな」と感心する場面もあった。

1月21日の第23期竜王戦ランキング戦1組・森内俊之九段(39)との対局前夜、対策を考え過ぎて寝付けず、寝坊。「いままでも寝付けないことはあったけど、年になったせいか、熟睡して起きられなかった」。連盟からは対局料の不払いと手当50万円の返納、ボランティア活動1日を命じられた。

苦い思い出となったが、悲願の名人位を目指す郷田九段は「プロ棋士としての在り方を、考え直すようになりました」。以前は多くとも2個だった目覚まし時計。今は枕元に6個がスタンバイしている。

◆郷田 真隆(ごうだ・まさたか)1971年3月17日、東京都練馬区生まれ。39歳。大友昇九段(故人)門下。82年に奨励会入会。同期には羽生善治、森内俊之、佐藤康光ら後にA級棋士になる強豪がいた。90年に四段(プロ)昇段。92年に史上初めて四段でタイトルの王位を獲得。98・01年に棋聖獲得。07年には森内名人(当時)に、09年には羽生名人に挑戦したが惜敗。通算659勝369敗。A級は通算8期。独身。

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