趣味が昂じて芝草管理技術者の有資格者となった私が校庭芝生の管理指導に出動していることについては以前に記事にしたことがあります。
校庭芝生の芝管理品質を国立競技場並みに!というのが目標です。
冗談でしょ!って思った方はハズレです(笑)。
未だ一部ですが実現できています。
国立は年中ベストコンディションに仕上げられていますが、こちらはそういう訳には行きません。
我々には、技術以外のいろいろな制約があるからです。
で、先日は年に一度の土壌調査を某市全校で実施。
ホールカッター(カップを切る道具)が各校に配備されています。
以前は芝の補修のためにこのカッターを使っていたこともあるようですが、今は土壌検査(*1)のためにこれで芝のサンプルを切り取ります。
ある小学校に行ったら、ホールカッターの随分短いのがありました。
それを見るなり「小学生でも使えるように柄を短く作ってあるんだ、最近のメーカーはなかなか気が利くな」と感心しました。
ところがサンプルを採ろうと使ったら、全くおかしい!!
刃が芝に食い込んでゆかないんです。
調べてみると、柄を固定しているボルトが緩み刃の円筒部分の長さ分だけ中に食い込んでいるのです。外見からはボルトの緩みは見えないので、、、(笑)。
性善説の私は見事に騙された次第です。
学校は春休みなので、工具を借りるわけにはゆかず、事務所に持ち帰り修理をしました。
実は校庭芝生管理に使う機械類は私のような日本人技術者から見ると品質面で十分とは言えないものが多いんです。
コスト的に輸入品が多いからだと思いますが、設計品質もさることながらメンテナンスや品質面への配慮が不十分です。
あ、日本製は品質が良いですよ。
「ジョージ300」さんのお勤めの会社は素晴らしい品質の芝管理機械を製造販売なさってます。
ゴルフ場では、こういうプロ用の管理機械を導入しますが、校庭芝生管理にはいわばアマチュア用の(?)管理機械が多く導入されているのが現実です。
そのため、全く使われなくなってしまうということも散見されます。
今回、私を騙したホールカッターは銘版すらなく、国産なのか輸入品なのかすら分かりませんでしたが、、、(泣)。
*1:土壌のPH測定、芝の根の深さの計測、土壌のにおいを測り管理状況を把握します。
校庭芝生管理機械の品質については以前から不満に思っているので、これを機会に大いにボヤいた次第です
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