◆バスレフポートのスポンジ復元

フロントグリルを外した際の外見上の特徴でもある三角形のバスレフ穴には、もともとスポンジが付いていたようです。このスポンジは加水分解でボロボロになってしまって跡形も無く消え、ウーハーを外すと内部に粉状になって落下していました。

F-600SR 内部に残るスポンジの残骸

欠片から推測するに、かなり目の荒いスポンジだったようです。スポンジが無くても機能に問題は無いのですが、吸音材が外から丸見えなので修復します。

F-600SR バスレフ穴修復比較

スポンジは身の回りの様々な製品となって存在していますが、スポンジ自体を単品で売っているのはあまり見ません。ホームセンターの台所用品コーナーにあるのはサイズが小さく目も細かく、色も黄色やピンク、緑など落ち着きません。換気扇のフィルターは薄いし白いしで駄目です。2cm前後の厚みがあって、目が粗く、黒い色で15cm角以上の面積があるスポンジ、どこかで見たことあるんだがな~~~そうだ車用のエアフィルターだ、と近所の二輪車用品店へ行くと、バイク用のエアフィルターのうち、乾式の汎用品に良さそうなのがありました。しかしオフロードバイク用品の中にもっと良さそうなのがありました。

 

DRC スキッドプレートフォーム 品番:D58-17-012 サイズ:30cm×15cm×4cm
http://www.drcproducts.com/body/d58-17/index.html

 

店頭では何に使うものかわかりませんでしたが、後から調べると、"スキッドプレートとエンジンの隙間に使用し、泥つまりや飛び石による致命的なダメージを未然に防ぐ"ものだそうです。ううーん、専門外なので高熱に耐える位しかわからんな。

F-600SR 加工前のスポンジ

現物合わせでサイズを調整してカッターナイフで切り出します。スポンジなので少し大きくても押し込めます。これをさらにスライスして半分にし、厚さ2cmのものを2枚作成。

F-600SR スポンジカット

接着剤にはゴム系のG17を使いました。厚さも見た目も丁度良い感じです。

F-600SR バスレフ穴裏面

目の粗さはこんな感じで向こうが透けて見えます。

F-600SR スポンジ透かし具合

 

つづく
(がんくま)