傷のはなし

テーマ:
傷口に散々消毒薬を塗られ
しみる~って
痛い目にあい

医者から
『じゃあ明日も傷見せにきて』
といって毎日のように消毒に通う

むかしはこれが普通だった


ところで消毒薬の働きは何?って聞かれると
小学生でも
微生物を殺菌する作用
と答える事はできる

だけど
消毒薬が都合良く人体だけ守る事はできない

ちょうど爆撃機で戦闘員と民間人をわけて攻撃できないのと同じ爆弾
攻撃を受ければ等しくダメージを受ける
むしろ民間人(人体)の方が装備が無い分、攻撃には弱い

傷が治るためには
傷口の細胞が増えなきゃいけない
新しく生まれる細胞(民間人の子供)はとっても弱い

ということは
消毒という爆撃により
いの一番に新しい細胞が壊される

消毒薬で増えてくる細胞を壊してるんじゃ
傷が治るのを予防しているみたい

だから消毒薬を使うのは
新しく傷をつけるときーー注射、手術など

ただいたずらに消毒するのは意味が無い


消毒しなくてばい菌が増えて感染しないの?
って患者さんに聞かれる事もあるけれど

感染の原因は主に
1、傷の中に異物(木片やら砂やら)が残っている
2、骨とか血流の少ない部分が長時間開放されていた
3、免疫が極度に低下している
など


初めの処置で異物を取り除いておけば
表面の浅い傷にであれば消毒も抗生剤も必要ない

その初めの処置というのが
ぬるま湯でジャブジャブと水圧をかけて異物を洗い流す事
場合によりブラシでゴシゴシ(もちろん局所麻酔して)もする

ケルヒャーの高圧洗浄器つかうと
洗剤が無くても汚れが落ちるように

水道水の水圧で表面のばい菌なんかは洗い落とせる

これはもちろん日本の水道水が世界でも屈指の清潔な水だから
上水道があまり発達していない国ではちょっと難しい(これって日本の誇れる技術!)



だから頭の縫わなきゃいけないような傷でも
ちゃんと処置したら
当日からシャンプーしても良いし
化膿してないか確認のため、抜糸までに1回くらいの外来(奇麗だとそれもしない)で十分


前の記事に書いた水道水の残留塩素を気にして
傷口の消毒薬を気にしないのは
なんか矛盾してるよね目
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