That's Why I Respect You
テーマ:death/thrash日本先行発売。
- Dew-Scented
- Incinerate
7thアルバムの登場です。
リリース前に大物ゲストが参加していると聞いてとても不安になっていました。
ゲスト参加曲はまさに不安的中。果たしてこの曲(Track-7,12)は必要だったのでしょうか?
Track-12の曲構成はまだ納得いくけど、7なんて全然Dew-Scentedらしくないわ…。
こういった曲こそボーナス扱いにすべきなのでは…?
と、愚痴から入ってしまいましたが、
好きなバンドなのでやはり褒めよう(笑)。
特筆すべき点としてまずひとつ。
ギタリストのFloがアルバム1枚あけて帰ってきました。
彼の独特なギターワークはバンドの大きな特徴。
変わらず個性的なリフを聞かせてくれています。
といっても4thのように前面に出ているわけではなく、
曲に味わいを持たせるという形で活きています。
そして今回初めてイントロ~アウトロという形式になっていることにも注目です。
ドラマ性を持たせるという形式から見ると、
その萌芽は5thアルバム収録の"Cities of the Dead"で感じられますが、
今回はアルバム全体にその流れを持ってきています。
この流れは「メタル」好きにはたまらないものです。
イントロとアウトロの曲なんて初期の焼き直しみたいで、
古くからのファンはノスタルジックな気持ちにさえなります。
初期の曲の焼き直しといえば、
ボーナストラックのうちの1曲"In Flames"は1stとそれ以前のデモにも収められている曲で、
リテイクで生まれ変わりました。
こういう重くスローな曲も魅力なんですよ。
ちなみに彼らはこの曲を2001年の初来日公演で披露しています。
今こういうことをするのがにくいんだよぉ~!!!
that's why I respect you...
となるわけですよ。
さて、内容全体の感想へいきます。
プレリスニング曲として巷に出ていたのが
Track-4の"That's Why I Despise You"です。
これはなんかわざとらしいくらいにDew-Scented(笑)。
何度も聴いているうちに耳に馴染んできました。
ところで今まで幾度となく「Slayerっぽい」と言われてきたことに対し、
個人的にはそうかな~?と思っていました。
でも、今回のTrack-5なんてSlayerの影響丸出しの部分がありますね(笑)。
ミドルリフを織り込むところなんか"Angel of Death"みたいです。
Track-6は"Reign in Blood"アルバム的な勢いと
ヨーロピアンスラッシュ全盛期の空気が融合したような空気。
自分たちのルーツを惜しげもなく晒している、その心意気が素晴らしい。
後半はスピードをやや落としたミドル部分の目立つ曲が中心。
ギターソロの部分も正統派メタルの血を感じるものがあったり、
バンドの初期を思い出させるようなダークな雰囲気の曲があったりと、
「メタル・アルバム」としての完成度が非常に高いと感じます。
うーん、何度か聴いていたらTrack-7もアリかな、って気がしてきた…。
異色ではあるけれど。
ボーナストラックの1曲目がこれまたストレートな曲でかっこいい!
本編に入れて欲しかったな~。
プレーンすぎたのかな?すっきりしていて気持ちいいんだけど。
歌詞は平易な表現が多く、それが曲の小気味よさとうまく合っていて、
全体を覆うテーマである「怒り」をくっきりと映し出しています。
かと思うと"midst"なんて詩的な語や雅語を使ったりしているので、
不協和音的な心地よさが加味されているんですね…
いつもながらこういうところも好きです。
今回はAndy Sneapの手によって、実にバランスの良いアルバムに仕上がりました。
以前までの数作はAndy Classenが手掛けていて音の濃密さにおくびが出そうになったりしましたが、
最新作ではいい意味で隙間があり、それによって全体に奥行きと幅が出たように感じます。
さて、聴き込んで来日を待ちましょうか!
同じテーマの最新記事
- 肉マリネ 11月03日
- viva metal pesado d… 09月04日
- その6! 06月23日











