2016年04月03日(日) 11時59分57秒

レクサスRX カーオーディオの音質アップ 後編

テーマ:カーオーディオについて

今日ご紹介する1台は先日から福岡店で作業を行っているレクサスRXの後編です。










全車専用の異形パネルのナビオーディオを装着していて、車両に多チャンネルアンプが


付いている仕様です。







ドアに付いているスピーカーは低音のみが送られていて、ダッシュのスコーカーには


中高音のみが送られているマルチアンプ方式です。






アンプの出力がどんな音で送られて来ているか、一度ホーム用のスピーカーにつないで


鳴らしてみました。







ダッシュに送られている中高音をピュアコンで分割して、純正スコーカーと


ATX-25に分けてセパレートで鳴らして音質をアップさせます。






純正のスコーカーにはコイルとコンデンサが付いていて、コンデンサは今までの


レクサスの中では最も大きくて高級な物でした。







ただしコイルは今まで付いておらず、マグネットのすぐ横に付いているために鉄心を


使ってインダクタンスを強制的に上げて、影響の少ない物を使っていました。





ピュアディオが使っている空芯コイルだと大きくなって磁気の影響も受けるので


グローブボックス下に付けていて、スコーカーに付いているコイルをバイパスして、


大きい空芯コイルで鳴らして、音を滑らかにする事にしました。







グローブボックス下ではコイルの巻数の他にメインユニットもいくつも交換して音を


追い込みました。






またセンタースピーカーも付いていて、こちらは左右のスコーカーと材質が違っていて、


スピーカーとスピーカーの間にモノラル成分を足していました。




スコーカーのレンジとツイーターのレンジとセンターのレベルも調整して、新型の


レクサスRXのベーシックパッケージの開発を進めました。





車両の音調整機能の中にサラウンド機能のオン・オフの設定があって、オンにすれば


音が派手になり、オフにすると物足りない音になり、何度もオン・オフを繰り返しましたが、


ピュアコンのパーツの組み合わせをどんなに変えても今までのレクサス車のベーシックパッ


ケージの様な音にならず、「どうしたものか?」と完全に迷路に入り込んでしまいました。







そこで気が付いたのがこのスコーカーの形状で、今までのレクサス車も似た様な物が


付いていましたが、明らかに違うのが高音域まで全てこのユニットで鳴らしていて、それが


フィルターで抑えると必要な部分まで削られてしまって、中音域を伸び伸びと再生させると


真ん中の広域部分で必要の無い所まで鳴ってしまい、何度チャレンジしても理想の音になら


ないのです。






そこで8・7センチのコアキシャルのユニットのツイーター配線をカットした物を


持って来て中音のみを再生させる様にしたら急に音が滑らかになって、「この手が


あったか!」と急遽仕様変更を行いました。





それでもトータルで低音がやや強かったので3トーンを調整して下げて、遂に


新型レクサスRXのベーシックパッケージは完成しました。





ダッシュのスコーカーを交換した事で先代のRXよりコストが上がりましたが、その分


センタースピーカーのレベル調整が不要になり、使用するスピーカーケーブルも先代よりも


短くなったので価格設定は82000円プラス税と同じにする事が出来ました。





先ほど写っていたダッシュのATX-25はデーター取のための仮に付けた物で、最終的には


JU60をワイドスタンドを製作して取り付けて、豪華なベーシックパッケージとして完成させました。





高級車だとマルチアンプで帯域やインピーダンスが決められているのでスピーカー交換


の自由がきかなくて、たまにJU60を使ったアップグレードのベーシックパッケージの


ご要望があります。





この車が完成するまで何度もコイルやユニットの交換を行っていますが、この手間を


かけた交換を自分は『エジソン方式』と呼んでして、エジソンに記者が「電球のフィラメ


ントの開発で何度も失敗して落胆しませんでしたか?」質問したのに対して、「私は失敗


はしていませんよ。私はフィラメントに適さない材質を何千も発見したのですから。」と


答えたそうです。




その話を本で読んだ事で、「合うまでコイルなどの組み合わせを変える事は、この組み


合わせが適切ではないという事を立証しているだけで失敗ではく、本当に良い音にたどり


着くための道中だ!」という気持ちで仕事に取り組む様になりました。




だから合おうが合うまいが市販の固定式のコイルを使ったネットワークを使うという


気になれませんし、この組み合わせが絶対であるという事を立証するために多くのボーカ


リストに合って生の声を聞いたり、目の前で生の演奏を聴いたりして、「この組み合わせが


最も生の音に近い!」と根拠を示せるセッティングを行っています。

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