2016年03月26日(土) 11時36分36秒

カーオーディオの調整とピアノの調律

テーマ:音楽について

今週はある会社の社用車にスピーカーの取り付けを行っていて、予算がいくらで内容は全てお任せ


という仕事です。




実際にアーティストさんも乗られて音を聴かれる事もあるので、かなりセッティングには気を使って


います。




そうは言ってもピュアディオの基準は明確なものがあって、こういった音楽関係の仕事で鍛えられた


技が一般のお客様のお車の音造りに役立っているのは間違いありません。





そんな今では偉そうな事を書いている自分も2006年まではピアノの調律についても全く知識が


無くて、2007年の1月に山陽小野田市の文化会館でお客様とそのご家族を集めてプライベー


トライブを行うという時に、自分が主催者だったので調律師の方を自分が手配する事になって、


その時にピアノの調律についてあまりに自分が知らなかったので、「よくこれで今まで音造りの


名人だと思っていた・・」と恥ずかしくなりました。





まず知らなかった事の一つは『コンサートのピアノの調律は1回行うだけでない』という部分でした。




主催者なので調律師の方の費用はこちらで払うのですが、「調律は2回されますか?それとも3回


されますか?」と聞かれて、心の中で、「1回じゃないのか?」とチューニングの内容よりも


何回分も払わないといけない事に「思ったよりもお金がかかる。」と今では恥ずかしい事を考え


てしまいました。




まずリハーサル前に会場に備え付けのピアノを調律して、リハーサル後にもう一度調律して


コンサートを始めるというのが常識で、小曽根真さんなどが行われる長いリサイタルと呼ばれる


演奏では途中の休憩時間にもう一度調整して、合計3回の調律が必要で、その費用は主催者が支


払う様になります。




そんな事を知らずに音造りのプロと思っていたり、コンサートを主催しようとか身の程知らずも


甚だしいと恥ずかしくなりました。





ただ恥ずかしいのはこれだけでなくて、「調律のピッチはどうされますか?」と聞かれて、具体的に


数字を2パターン言われて、「クラッシックの演奏ではないのでこの二つのどちらかと思いますが、


どうしましょうか?」と聞かれて答えようがありませんでした。




自分は「アーティスト側に聞いてからお知らせします。」と答えてから電話を切ったのですが、


もう何が何だか分かりませんでした。




それで音楽事務所に電話してチューニングの方法を聞いて、「このピッチの違いってどう違う


のですか?」と事務所の社長さんに聞きました。




それまではピアノの調律は絶対に1つしかないと、自分で勝手に思っていました。




ただジャンルによるテンポの違いでピッチを変えると言っても、そのチューニングの差がごく僅かで、


調律師の方から「どちらにしますか?」と聞かれた差がパーセントに換算するとたったの


0・22675%の違いで、その差を細かく微調整するっていったいどんなチューニングかと


ビックリして、自分が日頃行っている音のチューニングとのレベルの差を思い知らされました。




その調律師さんの手配は2006年のうちに行っていて、2007年の1月に会場で実際に調律や


リハーサルなどを見て聴いて、それからサウンドピュアディオの音造りは大きく進化する事にな


りました。




まず電源キャパシタやヘッドキャパシタの使用は一切やめて、更にパナソニックのカオスのバッテリーの


使用をやめて、国産メーカーのトレードインスピーカーの販売もやめるという、一般的な音のトレンドから


全く遠ざかるという手法を決めて、今ここで書いている『本来の音楽の音に近い音』を目指す様になりました。





今回極秘の仕事でアーティストさんが移動で乗られる車の作業を行っていて、『システムの限界まで


寸分の狂いの無い音』という調整の原点は何だったか?という事を思い出していたら、このピアノの調律


の仕組みや音を知ったという所が始まりだったな、と懐かしく思いました。




ちなみにその前はレコーディングスタジオで使っている様な銘柄のスピーカーの音を聴いて、


それを参考に音造りという手法でしたが、つながっているケーブルやアクセサリーなどに音の


クセがあれば影響されるし、100Vの電源が汚れているからと電源フィルターを入れればそれ


で音色が変わるしと、不完全な物を基準としていて、何も無いよりはましなのですが、それは完璧な


物では無かったと後で分かりました。




でも当時はお金をかけて本当の音楽を知った事により、あれも売れないこれも売れないと、販売


アイテムを絞ってばかりで、商業的にはマイナスでしたが、長い目で見たらやって良かった!と思っています。

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